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2014年、ハワイ及びマサチューセッツを含む幾つかの州は合法的喫煙年齢の引き上げを公表していた。カリフォルニア州の議会は多大な圧力及び反対に直面しながらも10日、18歳から21歳に引き上げる法案を通過した。青少年の健康を考慮し、喫煙年齢を引き上げる州は喫煙率が低い傾向がある。一方、政治家がタバコ産業を熱心に保護する州および保守派州は喫煙率が高い。また、人種別、学歴別、その他の喫煙による人口動態的調査は興味深い。日本人を含む6カ国のアジア系アメリカ人は、喫煙と文化変容との間に関連性があることを示唆している。

連邦政府は電子シガレットに関する基準を設定していない為、カリフォルニア州が通過した法案には若い世代に人気がある電子タバコについての規定も含まれている。知事ジェリー.ブラウンの署名が期待されている。法案通過に至るまでタバコ産業のロビー活動家の多大な圧力があった為、緊張の中で制定された。また多数の共和党は、健康を害するかどうかは個人の判断に委ねるべきであるとして強烈な反対があった。米国癌協会はほぼ20年間でカリフォルニア州の最も本格的な反タバコの努力であると述べている。同州の上院はサンフランシスコ当局がタバコの購買年齢を21歳に引き上げることを選択した後に投票した。全米で120以上の自治体がタバコ喫煙年齢を引き上げている。ニュージャージー州は2014年に考慮し、ある時点で19歳から21歳に引き上げる法案に投票したが、共和党知事のクリス .クリスティは期限までに法案に署名しなかった為、議会で通過した法案は事実上死滅した。

2014年2月、コロラドおよびユタ州は全米で最初の州として、アルコールと同様21歳になるまでタバコの購入、所有、および消費を禁止する法案を通過した。2014年2、ユタ州は今年7月から有効化する。ハワイおよびマサチューセッツも20歳以前の世代の禁煙を考慮していた。2013年、ニューヨーク市とハワイ郡は喫煙年齢を21歳に引き上げ、一方メリーランド州の議員は1月、喫煙年齢の引き上げ法案を打破した。更に、ユタおよびフロリダ州は19歳以下の 電子シガレット購入禁止を提案または考慮していた。ユタ州政府は2013年、同州の未成年による喫煙開始の平均年齢は13歳である驚くべき事実を発見した。

青少年の健康を考慮し、合法的喫煙年齢を引き上げる州は 喫煙率が低い傾向がある。一方、上院多数派リーダーのミッチ.マコーネルは長年様々な局面でタバコ産業を保護し、誰よりもお金を受けている政治家として知られているが、彼の出身州ケンタッキーは最も喫煙率が高い。 2014年3月公表されたギャロップの調査によると、喫煙率20%以下は10州あり、20%以上から約30%までの高い率は10州に見られる。

喫煙率の低い州 喫煙率の高い州
ユタ 12.2 % ケンタッキー 30.2 %
カリフォルニア 15.0 % ウエスト.バージニア 29.9 %
ミネソタ 15.8 % ミシシッピー 27.0 %
マサチューセッツ 16.3 % オクラホマ 25.2 %
ニュージャージー 16.9 % オハイオ 25.0 %
メリーランド 17.0 % ミズリー 24.7 %
ワシントン 17.0 % インディアナ 24.7 %
ロード.アイランド 17.1 % ルイジアナ 24.1 %
コロラド 17.4 % テネシー 23.6 %
アリゾナ 17.5 % ミシガン 23.2 %

疾病対策予防センター(CDC )によると、米国では毎年、480,000人が喫煙に関連する病気で死亡し、その中の41,000人はセカンドハンド.スモーク (周りからの受動的なタバコの煙)による要因で死亡している。性別、年齢、教育レベル、貧困に基づく人口動態的調査による喫煙の関連性は興味深い。まず、性別では男性が18.8%であることに比較して女性は14.8%で男女間の極端な差がないことがアジア諸国とは異なる特徴である。年齢別には18歳から24歳までは16.7%、25歳から44歳までは20%、45歳から64歳までは18%で、65歳以上は8.5%に減少している。やはり最もストレスを経験しやすい生産年齢層に喫煙率が高い。

人種的にはアメリカ.インディアン/アラスカ先住民は29.2%、非ヒスパニック系の複数の人種は27.9%、非ヒスパニック系の白人は18.2%、黒人17.5%、ヒスパニック11.2%、アジア系の喫煙率は9.5%で 最も低い。多くのアジア人は男性の間で高い喫煙が社会規範になっている国から移住した。しかし、アジア系アメリカ人に関する研究は、アジア系アメリカ人に喫煙と文化変容との間に関連性があることを示している。比較的英語能力が高く、米国に長く住んでいる人ほど喫煙率は低くなる。過去30日間に喫煙を報告したのは韓国人で26.6%、ベトナム人21.5%、フィリピン人16.7%、日本人21.1%、インド人11.9%、中国人8.8%であった。米国への最初の永久的移民は1760年代のフィリピン人であるとの記録もあるが、中国人(1810年代)、日本人(1860年代)、韓国人(1880年代)の中では中国人が移民の歴史が最も長く、1970年代から始まったベトナム移民の歴史は比較的に新しい。

次に教育水準で見ると、喫煙率が最も高いグループはGeneral Educational Development (高校課程修了と同等以上の学力を有する )で43.0%である。次に高いのは高校レベル以下のグループ22.9%、高卒は21.7%、短大未卒業者は19.7%、短期大学レベルは17.1%、学士号取得者は7.9%、大学院レベルは5.4%で最も低い。米国では一般的に教育レベルの高い人ほど喫煙しない傾向があることを示唆した。また、貧困レベル以下の所得者は26.3%で、貧困レベルまたはそれ以上の所得者の喫煙率は15.2%である。タバコは経済的ストレスによる回避になっていることを示唆した。

タバコは「100害あって1利なし」の格言がある。これはニューバーサル的認識であり、言うまでもなく最悪のマイナス要素は肺がんの誘発性が高くなることである。近年、肺がんの死亡率は大幅に減少したが、問題は精神疾患者に喫煙者が多いことである。これは診断可能な患者であるが、精神行動的に不安定であり、発達障害及び薬物使用障害者を含んでいない。CDCによると、全米で5人中1人の成人(457万人)は何らかの精神病に苦しんでいるが、その中で36%は喫煙者である。精神疾患のない成人の喫煙率21%に比較するとはるかに高い。16 歳以下で喫煙し始める率は約16%であると言われているが、十代で興味本位により喫煙するケースは圧倒的に多い為、合法的喫煙年齢を引き上げる対策は十代の健康維持と将来の悪循環を防ぐ上で適切かもしれない。

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