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2016年3月10日ホワイトハウスにカナダの首相ジャスティン.トルドーを招待

複数の調査機関によると、米国民がオバマ大統領の業績を評価する率は数年ぶりに向上した。その理由は明白ではないが、調査機関の専門家は、大統領選の混沌状況を見ている米国民は現在の大統領の人格および態度が最も政治家らしい点で大統領の良さを理解し始めたからではないかと 分析している。2016年大統領選の時期である今、大統領の評価上昇は何を示唆しているのか?

10日に公表されたギャロップの調査によると、米国民はオバマ大統領の業績を認識し始めた。オバマ氏の仕事を肯定的に評価する週の平均率は2013年5月以来、初めて50%に達した。特に10人中9人の民主党有権者はオバマ氏の業務を支持する率が高く、2016年1月の81%から9%ポイント向上した。オバマ氏が就任した最初の2009年の平均支持率は 67%であったが、2010年から下がり続け、2012年には42%まで減少した。2013年には2009年以来最も高かった53%まで回復したが、2014年には41%まで激減した。2015年の46%から2016年3月には50%に上昇した為、総体的な平均支持率の46%を超過した。

また、14日公表されたラスムセン.レポートの日々追跡調査では、オバマ大統領の仕事を認める米国有権者の評価率は月曜日に51%を示し、認めない率は49%であった。有権者は以前にも増して「アメリカは特別な所」であると強く感じているが、米国のパーワーは将来どうなるか益々不確実になっている。現在の「大統領選は世界でアメリカの権威が衰退していることに焦点をあてている多くのキャンペーンの誇張も不思議ではない」と述べている。同じく、オバマ大統領に対する支持率を評価したABC News/Washing Postの調査も51%を示し、CNN/ORCの調査は50%であった。複数の全ての調査結果は同様に米国民の大統領に対する評価が向上したことを示しているため信憑性が高い。

オバマ氏の評価が上がっている明確な理由は不明であるが、ギャロップ編集長アート.スウィフの分析によると、「もっともらしい理論は、彼の後継者を選択する上でアメリカ人がイライラしていることである」と述べている。その理由について「多くの国民が大統領候補者を快く思っていないという意味があります。人々はオバマ大統領の政策は国民にとってかなり良いことを理解し始めていると思います」と述べた。また「特にGOP側で大統領選の雰囲気にあるトーンと比べて、オバマ氏の行動や気質は遥かに政治家らしく、米国最高の権威にふさわしい」と指摘した。更に「経済指標はオバマ氏の支持率上昇の別の要因である。失業率5%以下で、雇用創出は堅調性を維持している。今日の経済は、オバマ氏の前任者ジョージW.ブッシュ大統領より、元大統領ビル.クリントンの最終年度の経済状況と同様である」と説明し、「これは様々な方法で本質的にオバマの第三期を前提として立候補しているヒラリー.クリントンの前兆である可能性がある」と分析している。

オバマ氏の業績を認める最近の評価上昇は、米国市民の半分が連続的な雇用拡大および失業率低下など最近の経済向上を率直に評価していることを示唆している。また、ギャロップ編集長の分析は、一般的な国民がオバマ氏は少なくとも欺瞞的で過激な人物ではないと判断していることを伝えている。また、約9ヶ月間で任務を終えるオバマ大統領のレガシーを最も保護する事が可能な候補者は民主党のヒラリー.クリントンだけであると指摘した。恐らく、大半の国民はオバマ大統領が過去7年間で成就した政策が幾つあるかを正確に述べることはできないと思われるほど実際には多数ある。クリントンはオマバ政権が築いてきた数々の革新的な政策及び多数の業績を維持し、又は向上させる候補者である。しかし、極右派が大統領に就任した場合、苦闘の中で積み重ねてきた全ての業績は水の泡になる可能性がある為、2016年の大統領選は非常に危機感のある競争である。いずれにしても、大統領の仕事評価が上がったことは民主党のキャンペーンに有利であることを示唆した。

明日のスーパー.チューズデイはフロリダ、イリノイ、ミズリー、北マリアナ諸島(共和党) 、ノース.キャロライナ、オハイオで開催される。これらの州での予備選は両党にとって著しく重要である。特に共和党候補者にとって、ミズリー及びノース.キャロライナを除く他の州での予備選は、投票数の最も多かった候補者がほとんど又は全ての代議員数を獲得する為、大統領選の指名者がほぼ明白になる。一方、民主党の場合、バーニー.サンダースとの競争が注目される。サンダースは、短大の教育費無料を掲げている為、若い世代に圧倒的に人気がある。複数の調査機関を集計したReal Clear Politicsの14日の公表によると、明日の予備選州での世論調査は、接戦になる可能性があるイリノイおよびミズリーを除く他の州で、クリントンがフロリダで26〜25%ポイント、オハイオで14〜5%ポイント、ノース.キャロライナで19%サンダースをリードしている。16日の午前中までには全ての結果が判明するが、世論調査通りの結果であれば、クリントンはサンダースをリードし続ける可能性が高い。一般的にはクリントンが最終的に指名される確率が高いと予測されている事を考慮すると、スウィフト氏の分析もまんざらではないかもしれない。

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