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黒人に対する警察の暴力および人種差別はここ数年増加し、1950年代および60年代の市民権運動の時代と同レベルの人種的緊張が見られる。ニューヨーク.タイムスは25日、白人より黒人が圧倒的に多いミシガン州フリント市で約2年間続いている最悪の水汚染危機の中心にあるものは人種差別であると指摘した。2012年、地理学研究者グループは米史上初めて黒人の血を引くオバマ大統領再選の2012年総選挙期間、ソーシャル.メディアに投稿された人種差別的発言の投票を収集及び分析した結果、テキサス州が最も反オバマ傾向があることを示唆した。また、少数派に対する不平等の社会的構造もさほど向上が見られないが、経済社会学的評価に基づき、最も黒人にとって最悪な州はウィスコンシンである。

驚く事にフリント市は2010年の国勢調査で黒人が約57%存在し、白人の37%を遥かに超過している。同州はあまりにも多数の人が高度レベルの鉛による皮膚病その他の健康上の問題を訴えるようになるまで問題を放棄し、お金を節約するため市民の衛生と健康を守る努力は放棄されていた。25日ニューヨーク.タイムスは、重要な新しい報告はミシガン州フリントの水危機の主な原因を明白にしていると指摘した。貧困層および黒人の都市である住民の生命と健康は州「政府の露骨な無視」が要因であると指摘し、同州の水汚染は「人種と貧困」が根本原因であると述べている。同州の知事リック.スナイダーは23日、フリント災害の要因が人種にあることを「知らなかった」と述べたが、「報告の記録は豊かな白人地域社会には決して起きないやり方で 、貧困層および少数派住民の懸念は彼の政府に無視されたことを示している」と分析している。事実、米国多数の州および都市で豊かな地域社会および貧困社会は分離し、貧困地域社会は圧倒的に黒人およびヒスパニックで構成されている。歴史的に有色人種、特に黒人は同じ軽犯罪でも拘束および投獄される率が白人より多い。上記グラフは2010年の国勢調査時期にウィスコンシン州の黒人男性が投獄された率は 12.8%であり、米国平均 6.7%の約 2倍高いことを示している。

表1は今年1月に公表されたマイクロ.ソフト.ネットワークMSNによる黒人の人口率、黒人住宅所有率、10万人当たりの黒人投獄の割合、黒人失業率などの社会経済的測定を基準に分析した全米で最悪州のランクである。

表1

州名 最悪順  評価基準
ウィスコンシン  1 黒人人口率は 6.2%(全米で24番目に低い)

黒人住宅所有率25.8%(全米で10番目に低い)

黒人投獄の割合10万人当たり4,042人(全米で3番目に高い ) 黒人失業率20.8%(全米で最も高い)

ミネソタ  2 黒人人口率は 5.6%(全米で22番目に低い)

住宅所有率23.8%(全米で8番目に低い)

黒人投獄の割合10万人当たり2,321人(全米で22番目に低い ) 黒人失業率11.4%(21番目に高い

イリノイ  3 黒人人口率は 14.1%(全米で14番目に高い)

住宅所有率38.5%(全米で21番目に高い)

黒人投獄の割合10万人当たり2,128人(全米で17番目に低い ) 黒人失業率14.4%(5番目に高い)

バージニア  4 黒人人口率は 18.9%(全米で9番目に高い)

住宅所有率46.2%(全米で8番目に高い)

黒人投獄の割合10万人当たり2,418人(全米で25番目に高い ) 黒人失業率8.2%(12番目に低い)

フロリダ  5 黒人人口率は 15.5%(全米で12番目に高い)

住宅所有率43.7%(全米で14番目に高い)

黒人投獄の割合10万人当たり2,555人(全米で22番目に高い ) 黒人失業率10.8%(23番目に高い)

ミシガン  6 黒人人口率は 13.8%(全米で15番目に高い)

住宅所有率40.7%(全米で18番目に高い)

黒人投獄の割合10万人当たり2,169人(全米で18番目に低い ) 黒人失業率15.9%(2番目に高い)

ニュージャージ  7 黒人人口率は 12.8%(全米で16番目に高い)

住宅所有率37.8%(全米で22番目に高い)

黒人投獄の割合10万人当たり1,992人(全米で13番目に低い ) 黒人失業率11.5%(19番目に高い)

ペンシルベニア  8 黒人人口は 10.6%(全米で20番目に高い)

住宅所有率42.1%(全米で16番目に高い)

黒人投獄の割合10万人当たり3,269人(全米で10番目に高い ) 黒人失業率10.9%(22番目に高い)

ルイジアナ  9 黒人人口率は 32.1%(全米で2番目に高い)

住宅所有率46.9%(全米で7番目に高い)

黒人投獄の割合10万人当たり2,749人(全米で18番目に高い ) 黒人失業率10.3%(22番目に低い)

オハイオ  10 黒人人口率は 12.1%(全米で17番目に高い)

住宅所有率35.3%(全米で22番目に低い)

黒人投獄の割合10万人当たり2,336人(全米で23番目に低い ) 黒人失業率11.6%(18番目に高い)

表2(左):サイバー地理学研究者グループは、オバマ大統領が再選された2012年大統領選の期間 11月1日から7日までにツイッターに投稿された人種差別的表現及び地理学的位置などを分析し人種差別トップ10州をランク付けした。評価基準は ① 人種差別的言葉及び表現の程度、② 州毎に何処から投稿されたものであるかを分類、③ 州の人種差別的ツイートを全国平均の人種差別的ツイートに比較、④ 憎悪グループをモニターする南部貧困法律センターの資料に基づく K.K.Kの活動などを全て採点式で分析した結果、最も人種差別が顕著な州はテキサスであった。表3(右):2014年 11月 24 日 ローリング.ストーの公表による下記リストは、LGBT(レスビアン、ゲイ、両性愛者、性転換者 )に対する保護が全くないか又はほとんどなく、あからさまに同性結婚を禁止し、社会および経済的不平等の最悪州である。最高裁は 2015 年6月28日、同性結婚の禁止は違憲であると判定した。しかし、まだLGBTに対する差別や偏見は残っている。

表2(左)                 表3(右)

人種差別 (科学者分析) 順位 LGBTに対する差別
テキサス 1 ミシシッピー
ミシシッピー 2 アラバマ
ジョージア 3 テキサス
アラバマ 4 ルイジアナ
ノース.キャロライナ 5 ミシガン
テネシー 6
アーカンソー 7
ルイジアナ 8
フロリダ 9
イリノイ 10

ミシガン州は、人種差別州トップ10またはLGBTの人々に対する不平等最悪5州のいずれにも含まれている。フリント市で起きていることは、同州の黒人地域社会に対する平等の保護が欠如していた点で、市民権運動の時代とさほど進歩がないことを示唆している。人種差別を含む上記複数の類いの調査で、最悪州のランクに2回以上入る州は、アラバマ(明白な共和党州)、イリノイ(無党派州)、バージニア(保守派州)、フロリダ(共和党が支配し、反政府州の一つ)ミシシッピー(明白な共和党州)、ミシガン(有権者は両党の候補者に投票する)、テキサス(徹底した財務および社会保守派州)、ルイジアナ(共和党寄りの州)である。上記3タイプの調査で、民主党または民主党寄りであることが明白な州は存在しないことに注目すると、人種差別の目立つ州は保守派の傾向である事と、人種差別的発言や政策提案は共和党候補者から来ている事と無関係ではなさそうである。

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