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ドナルド.トランプは5日、国境の壁建設の費用をメキシコに負担させる計画を公式文書で発表した。オバマ大統領は今日、ホワイトハウスでの記者会見でそのトランプの計画に関する質問を受け、トランプの移民送金停止計画はメキシコからの移民に限らず全ての移民が影響を受けることを示唆した。彼が公表したメキシコ抑圧政策と言える提案は幾つかの点で信憑性がないことを指摘した。

トランプは、壁建設費用支払い計画に関する最初のステップはトランプ政権下の最初の3日間で実施すると述べている。初日に、米国の愛国者法下でメキシコからの移民または不法移民が彼等の国に送金している資金部分を停止すると述べている。しかし、メキシコ政府が壁の建設費用50億から100億ドルを一回で支払った場合、送金停止を施行しないと主張している。また、米国に在住する外国人は、合法的な滞在であることを文書で証明しない限り、米国外に送金できない要件の提案も含まれると述べている。2日目に「メキシコは即時抗議する」と予測し、メキシコは米国で労働しているメキシコ人から年間約240億ドルを受理していると述べた。そのお金の大半は不法移民から来ていると説明し「それは事実上、メキシコの貧困家庭に対する福祉として機能している。メキシコには有意義な社会安全ネットはない」と書いている。3日目に「メキシコ政府が壁建設の支払いに必要な資金を米国に貢献する場合、トランプ政権は最終規則を公布しないので、規制は有効化しない」と述べている。加えて、貿易関税、ビザのキャンセル、ビザ発行の手数料なども壁建設の費用に充当すると提言した。

トランプの声明文は幾つかの点で信憑性がないが、世界銀行の記録に基づく2015年9月9日のタイム.ラボに公表された情報によると、世界中の移民が彼らの母国に送金する金額は2014年に5,830億ドルに達し、そのうち4,440億ドルは途上国に送金された。メキシコは現在米国内のメキシコ移民が送金する244億ドルを毎年受理している。これはメキシコのGDP約2%を占めている。メキシコの貧しい家庭を支えているこれらの送金が停止された場合、米国の同盟国であるメキシコの多数の市民は、更に経済的衝撃を受けることは必然である。オバマ大統領は、個人が所有するお金の送金を停止する提案は気違いじみていると指摘した。

オバマ氏は今日ホワイトハウスで経済に関する記者会見を行い、会見の最後に2つの質問を提起した記者の一人に「共和党のフロント.ランナーは今日、米国から自国に不法移民が送金することを禁止する彼の計画を概説しました。この計画の本当の含意は何でしょうか?また、彼の外交政策提言は既に海外との米関係を傷つけていますか?」と聞かれた。オバマ氏はこれに対し、その質問の答えは「イエス」だと答え、「益々狂気じみになっている提案の幾つかについて、外国の指導者から絶えず質問を受けていることは、以前から非常に明確にしてきたと思います」と語った。また、それはトランプ氏だけの提案ではないことを強調しなければなりません。あなたはクルーズ氏の懸念について聞いています。例えば、移民の事になると、同じように極めて厳しいです。ところで、送金を終える提言の含意に関してですが、メキシコ移民の送金の多くは合法的移民からその家族に送られているお金であり、個人からのものです」と語った。

オバマ氏は、その提案は「莫大」な問題であると指摘し「第一に非現実的です。私達は巨大な資本の流出に関する施行が非常に困難であることを話したばかりです。メキシコに送金されているお金の全てをウェスタン.ユニオンから追跡するつもりだとういう考えが幸運である事を願います」と述べた。また、メキシコでの雇用は困難であること、メキシコの経済への影響が問題であることが考慮されていないことなどを指摘し、「主に政治的消費のために提唱されているだけの一例です」と指摘した。更に、米国は国内外の「深刻な問題」に直面しているとし、人々は米国の大統領および選出された議員に対して、このような問題に真剣な対処を期待しています」と語った。更に、検討、分析、効率性、意図しない結果が考慮されていない「中途半端な概念がホワイトハウスから出てくることを彼等は期待しません。我々にはその余裕はありません」と指摘した。

トランプは、米国の南部国境に「美しい壁」を建設する費用として、メキシコが早々に一定の金額を支払わない場合、メキシコ移民が母国に送金可能な現在のシステムを停止すると語った。トランプはそのお金の大半は不法移民から来ていると述べているが、その根拠はない。合法的移民の送金金額さえ、情報不足であるため、何処に住んでいるかさえ不明な不法移民の送金に関するデーターはほとんど利用不可能である為、米国国土安全保障省はメキシコ移民の送金に関する記録を追求していないと言われている。オバマ大統領は、送金の大半は合法的移民からであると指摘した。トランプが大統領に選出された場合、米国在住の外国人による送金停止または制限の提案は米国に住む全ての移民に影響を与えることは必然である。また、トランプは愛国者法下でこのような政策を提言することが可能であると思っているようであるが、専門家は拡大解釈していると述べている。メキシコのリーダー達は既に早くからトランプの壁建設計画に反発し、支払いの要求を拒絶しているが、オバマ氏はトランプの壁建設の提言は「中途半端」で、送金停止の提案は「莫大」な問題であると指摘し「幸運であれ」と皮肉のニュアンスを込めた反論を展開した。

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