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米国は過去に石炭と石油の増加、および近年は天然ガスの消費により経済が向上した為、化石燃料エネルギーからの炭素排出量を削減することは経済活動も低下させるとの観念が根強い側面がある。従って、長い間CO2排出量の削減に消極的であったが、米国を含む多数の国は14年間で炭素を削減しながら同時に経済向上にも成功した事が報告された。程度の差はあるものの、これらの国は2000年から2014年までの期間に二酸化炭素排出量を削減し、GDPの増加を経験している。これは気候変動の科学を認めながらも、炭素削減措置に弱腰である政治家を説得できる著しく進歩的な報告である。

5日に公表された世界資源研究所(WRI)の調査によると、米国はCO2の排出量を6%減少させ、GDPは28%も増加させた。その注目される顕著な国はほとんどヨーロッパであるが、経済大国とは言えないブルガリアやルーマニアなど幾つかの国の中で、特にウズベキスタンは最も排出減少率は低い2%であるが、米国と同じGDP増加率を経験している。世界でカーボン排出量が極端に高く、悪名高い中国やインドなどのアジア諸国はこの21カ国に入っていない。特に中国はカーボン削減の努力において米国と協定を結んでいる為、どのようなCO2削減の努力をしているのか注目されているはずである。2015年3月13日の国際エネルギー機関(IEA)によると、2014年に中国は石炭の燃焼を減少し、水力、太陽光、風力などの再生可能エネルギー源による電力消費を大幅に増加させた。

下記表は2000年から2014年までのCO2排出削減率とGDP増加率を示している。

国名 排出減少率 GDP増加率 国名 排出減少率 GDP増加率
オーストリア – 3 % + 21 % ポルトガル – 23 % + 1 %
ベルギー – 12 % + 21 % ルーマニア – 22 % + 65 %
ブルガリア – 5 % + 62 % スロバキア – 22 % + 75 %
チェコ共和国 – 14 % + 40 % スペイン – 14 % + 20 %
デンマーク – 30 % + 8 % スゥエーデン – 8 % + 31 %
フィンランド – 18 % + 18 % スイス – 10 % + 28 %
フランス – 19 % + 16 % ウクライナ – 29 % + 49 %
ドイツ – 12 % + 16 % イギリス – 20 % + 27 %
ハンガリー – 24 % + 29 % アメリカ – 6 % + 28 %
アイルランド – 16 % + 47 % ウズベキスタン – 2 % + 28 %
オランダ – 8 % + 15 %

これらの21カ国は、炭素削減と経済低下は常に平行線であるとの概念を打ち破り、その平行線は分離し始めている。そのような点で、米国は二酸化炭素排出を削減することで連続的に経済成長を経験している最も顕著な国の一つである。2010年から2012年までには、エネルギー関連の二酸化炭素排出量は6%(55.8から52.3億トン)に減少し、GDPは4%($14.8から$15.4兆)の増加があった。今後の予測として、2020年と2025年の間に、米国の総エネルギー関連の二酸化炭素排出量はさらに6%削減する一方で、 同期間の実質GDP増加率は13%になることが期待されている。イギリスは2000年から2014年の期間に、二酸化炭素の排出量が減少したと同時に経済成長した。14年間でエネルギー関連のCO2排出量は、5.91億トンから4.70億トンに減少し、その一方でGDPは2.1兆ドルから2.7兆ドル(2005年のドル値)に増加した。クリーン.エネルギーのモデルとなったこれらの21カ国は、それなりに独自の「野心的な政策」を制定している。例えば、スゥエーデンは炭素税を実施し、デンマークは現地生産を刺激しながら、再生可能エネルギーを急速に増加させる一方で炭素排出量の削減を促進した。

この報告は21カ国で経済成長を伴う炭素排出量減少があったことを強調している。IEAは、経済の低迷に結びつかないグローバル的な温室効果ガスの削減成果は40ぶりであると述べている。 2015 年11月30日から 12 日間開催されたパリでの気候変動大会の焦点は経済安全保障を維持しながら、グローバル規模の気候変動に対処することであった。複数の科学者は先日、CO2の排出量を大幅に削減しない限り人類の近い将来は気候変動の影響で頻繁且つ壊滅的な洪水に直面すると警告したばかりである。パリ協定に参加し、気候変動に対処することを公約した多数の国は、科学者の警告を悲観的に捉える事より、21カ国をモデルにしながら、積極的なクリーン.エネルギー政策を推進する必要がある。

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