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ヒラリー.クリントンおよびバーニー.サンダースは接戦になる可能性がある為、お互いにキャンペーンでの双方の攻撃が激しくなっている。 次回予備選が開催されるニューヨークのマンハッタンで9日、サンダースはクリントンの社会保障政策は具体性がないと指摘した。クリントンはウォール街の金持ちからの支持者も多いが、サンダースは労働者および組合からの支持を得ている。また、クリントンは黒人およびヒスパニック系などの少数派に強いが、サンダースは若い世代を含めて白人の支持率が高い。そのような二人の国内および外交政策の幾つかの重要な課題はどのような点で異なるだろうか?

経済政策:クリントンの税制は所得500万以上の国民に4%の課徴金税を要求し、キャピタル.ゲイン(譲渡所得)を増税する。富裕者の税の抜け穴を閉じることを公約し、労働者と利益を共有する会社に15%の税額控除を提供すると公約。カリフォルニアおよびニューヨークでの最低賃金引き上げ$15の動きを支持し、連邦政府の最低賃金を$12に引き上げ、徐々に$15に引き上げることを目指している。サンダースは億万長者に対する課徴金税を定め、外国で所得を得る企業を追跡すると公約している。幾つかの段階で、富裕層には社会保障税を拡大し、キャピタル.ゲインに増税する。また、全ての所得者に僅かな率で課税する事で有給休暇に補充すると述べている。また2020年までに連邦政府の最低賃金を引き上げると公約。

金融改革:クリントンは最大手銀行および金融会社に対して、サイズとリスクの規模に応じ、リスク料金を支払う事を要求し、ヘッジ.ファンドの抜け穴を塞ぐことも公約している。サンダースは企業及び富裕層と一線を引くことなく、所得格差を訴えることは出来ない為、ウォール街と政治を完全に引き離す政策をアピールしている。

貿易協定:TPPに対するクリントンの立場は数回変わっている。以前「黄金の基準である」と評価していたが、現在反対の立場を表明している。サンダースはビル.クリントン時代の北米自由貿易協定(NAFTA)に反対していたが、現在TPPにも反対している。貿易協定に合意することで将来も低賃金の国にアウトソーソングを維持することは出来ないと述べている。最大手製薬会社に新たな独占権を与えることになり、薬品の安全性、魚介類を保護する米国の法律を脅かすと主張している。

医療改革:クリントンは約800万人から1,600万人の国民は医療保険がない為、基本的にオバマケアを拡大することを目指している。製薬会社のリサーチ投資を推進しながら、処方薬価格の上昇を取り締まることで、市場の競合性、最も機能的なシステムを構築すると述べている。 避妊、中絶を含む女性の健康へのアクセスを保護すると公約している。サンダースは全ての医療コストを政府が医者に支払う「単一支払い者」システムを掲げている。これは民間組織から医療サービスの契約、又は医療資源および人材を所有することが可能になる。クリントンは事務管理が増え、コストの面で非効率的である事が欠点であると指摘している。

社会保障:クリントンは女性、未亡人、子供、老人及び病人を世話する家族を守る為、最も必要としている人が不当に扱われている共和党の攻撃から社会保障を擁護すると主張している。富豪層にもっと貢献を要求することで、社会保障を持続させる。サンダースは2013年3月に社会保障を保持する公約法を提案した。この法律下で年間収入$250,000以上の所得者は給与税の対象になるが、それ以下の国民に対する増税はないと述べている。

外交政策:クリントンはオバマ大統領よりタカ派であり、イラク戦争を支持した。過去にリビアのアルカイダへの対抗およびシリアのアサドに対する反勢力の武装を奨励した。飛行禁止空域の強化を支持している。サンダースは極端な平和主義者ではないが、当時イラク戦争に反対した。軍事費削減を奨励し、大規模な軍事介入を支持していない。オバマ政権の外交政策を支持する傾向があり、シリア介入の制限及び同盟国との連帯を強調している

両氏はこれまでの討論会で頻繁にお互いの政策の弱い点を突いているが、サンダースは金融改革の側面でウォール街に非常に厳しい。2008年から米国が直面した大恐慌はウォール街の貪欲、無謀、不法行為が原因であると指摘し、今日、米国最大の6金融機関は国内総生産の約2/3に等しい$9.8兆の資産を持っていると述べている。特にサンダースはクリントンがウォール街に結びつき、イラク戦争を支持したことを攻撃している。一方、クリントンはサンダースが銃規制に甘く、市民を銃の暴力から保護するための強固な姿勢がないと批判している。民主党中道派のクリントンおよびかなりリベラルなサンダース両氏の多数の政策はかなり異なる。驚く事にサンダースは自身のキャンペーンのサイトに移民法を掲げていない。立場を明白にした場合、支持者を失う可能性もある為、移民法は最もキャンペーンに影響を与える政策の一つである。クリントンは貿易協定TPPについて立場を数回変えたため、具体的な政策を公表していないことが弱点である。

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