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トランプは先週土曜日のコレスポンデンス.ディナーでオバマ大統領が世界の美女と関わるトランプの仕事に関するジョークを述べた為、今日再度反応した。彼は現在世界中のリーダーと交渉していると語り、ビジネスの交渉と外交政策を混同しているような印象を与える発言をした。しかし、 既に孤立主義的な外交政策を発表しているトランプは、最近彼のキャンペーン.サイトに米中貿易関係に関する公式な政策を提供した。トランプの対中国政策は通貨操作を監視すること以外にはほぼ非現実的であり、脅しの要素がある彼の中国政策は米中関係を悪化するだけである。

2日のCNNニュースによると、2011年のホワイトハウスでの記者夕食会で、大統領の皮肉に惨めな思いをしたため、「復讐」が大統領選立候補の動機であると憶測するメディアの報道を否定した。大統領のジョークに昨日否定的なコメントをしなかった理由は、このような報道はマイナスであることを認識している事を示唆している 。また、「現在私たちは世界中の何百もの会社と交渉しており、大統領および首相に対処しています。私は皆に対処にします。私は恐らく、事実上誰よりも多くの経験を持っています。そして、私はお金を稼ぎます。私は沢山のお金を得ました」と語った。トランプはビジネス関連の仕事で国の指導者とも交渉することがあることを強調している。これは、多くの共和党がトランプに外交政策の経験がないことを懸念していると述べた大統領の発言に反応したものと見られている。他の共和党が指摘している外交政策の経験については、ビジネス交渉能力の観点からではなく、世界及び米国の安全保障の問題に言及することが多い。既に孤立主義的な政策を語っているトランプは4月27日、ワシントンD.Cにあるシンクタンクの国益センターでもほぼ同様の外交政策を明白にした。

トランプは厳しい反中国政策をアピールしている。最近彼のキャンペーン.サイトに公表された米中貿易政策は米国の経済成長がテーマである。貿易国である米国はトランプ政権下で経済の繁栄を目指し、彼の戦略は米中の公正な貿易を促進するための交渉を強調している。米国の製造会社及び投資を海外に移すことを希望するウォール街のエリートを保護することより、米国人の為の経済向上をアピールしている。その為の目標は ⑴ 為替操作に関して中国と交渉する。⑵ 知的財産権法を守るため、アメリカの創意工夫や投資を保護し、中国市場への参入の条件として中国の競合会社と専有技術を共有することを米国企業に強制する中国の不公平及び違法的な慣行を停止する。⑶ 中国の違法輸出補助金および杜撰な労働および環境基準を終えることでアメリカの雇用を拡大し、米国内の製造業を復活させる。⑷ 米国の労働者から仕事を奪うスェット.ショップ(一般的に最悪な労働条件下の工場)または公害天国を停止する。⑸ アメリカ国内の企業および雇用を維持する為、米国企業の税率を下げ、債務と財政赤字を減少させ、中国の冒険主義を防止する為、東シナ海および南シナ海に米軍を駐留することで米国交渉の立場を強化する。

トランプは知的財産権法の保護について、中国のハッカーによる米国の損害は年間3,000億ドルであり、数百万の雇用を失っていると主張している。中国のサイバー犯罪は米国の繁栄、プライバシー、国家安全保障を脅かしている為、米国は中国のハッカーおよび盗難に対しての保護を強化し、迅速且つ明確に対応する。また、中国の製造会社は世界貿易機関の規則に反し、中国政府から多数の不法輸出補助金を受けている。家賃、ユティリティ、原材料および他多くのサービスを無料またはほとんど無料で受けている。中国の国家銀行は日常的に市場金利以下、または返済されることを期待せずこれらの企業にローンを拡大している。中国は違法減税または輸出を刺激するため現金ボーナスを提供している。従って、中国の違法輸出補助金およびその他の不当な優位性を排除する。

更に、交渉の立場を強化するトランプの計画は ⑴ 米国内でアメリカの創意工夫を発揮し、米国のグローバル競争力を高めるため、法人税率を15%に減少する。⑵ 政府の無駄、不正、及び乱用を積極的に排除するため、 重複している政府のプログラムを停止し、税収を増加するため経済を成長させることで債務および赤字減少に取り組む。⑶ 米軍を強化し、東シナ海および南シナ海に適切な軍隊を配置する。強力な軍事的配備は中国、他のアジア諸国および米国がグローバル.リーダーシップ.ビジネスを後援する世界の各地で明確なシグナルになると述べている。

トランプは中国が好きであると言っている反面、基本的に中国に厳しく、米国の経済不調は中国の責任であると批判している。中国は1970年代の米国右翼派の大統領、特に親密な米中外交関係を促進する為1972年に中国を友好訪問したリチャード.ニクソンを歓迎していた。約45年後の新たな大統領候補者のフロント.ランナーは同じく右翼傾向であるが、かなり非友好的である。2日、中国の不当な貿易慣行をあからさまに批判し「中国はこの国を強姦している」と強烈な表現をした為、当然ながら中国政府は反発している。トランプが大統領に選出された場合、中国との関係は益々複雑になる可能性がある。また、トランプは中国の通貨操作に対処することを公約しているが、先週米国財務省は貿易相手国による通貨操作と闘うため、中国を通貨ウォッチ.リストに加えた。これはトランプの政策が影響した訳ではなく、かなり以前から問題を指摘した財務省が政府に圧力をかけたことが要因である。トランプは中国に対する幾つかの懲罰的な政策をアピールしているが、現実的には米国の大統領が中国の経済政策をコントロールすることは不可能である為、中国への単なる脅しであると思われる。

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