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大統領候補者、特に推定指名獲得の立場にあるドナルド.トランプのような候補者は歴史的に納税申告書を公開することが慣例になっている。通常、一般的に遅くても大統領選の半年前には提示されるが、トランプは大統領選が終了するまで提供しない可能性が高い。先週、ミット.ロムニーは大統領候補者の税金申告公開の重要性を説明し、それを拒否することは大統領として資格がないと批判した。長い習慣と伝統に反するトランプの公開拒否は多数内外の政治家の攻撃の的になっている為、複数の専門家は彼が納税申告書を開示しない理由を分析した。

最近、共和党大統領の推定指名獲得者であるトランプに納税申告書の提示を求める要求は高くなっている。トランプは本人およびキャンペーンの広報担当者を通して、現在監査に直面している為、監査が終るまで公表できないと述べていた。しかし最近、その監査は時間を要するため11月の大統領選前の公開は不可能であると語っている。トランプがこの習慣に従わない場合、40年以来始めて、納税申告書を公開しない大統領候補者となる。大統領税史によると、認可された機関や個人を除き、公職者の個人所得税申告は不正な開示を防ぐため個人情報として、法律で保護されているが、1970年代初期以来、ほとんどの大統領は納税申告書を公開することを選択した。その後これは慣例になっており、大統領としての所得状況を有権者に明示する為、自発的に公開している。2016年の大統領選に立候補し、 辞退したジェブ.ブッシュ、マルコ.ルビオ、テッド.クルーズ、ジョン.ケイシックおよび辞退していない民主党のバーニー.サンダースとヒラリー.クリントンはそれぞれある時点で公開した。

もし、トランプ が11月の選挙前に提示しない場合、彼は近代政治史の中で、この習慣を破る異例の人物ということになる。提出の時期が遅くなればなるほど、どうしてなのかとの疑いは強くなるが、既にその疑問は提起されている。これは、ライバルに攻撃されやすい材料になる。クリントンは12日のキャンペーンでの集会で「夫と私は33年間分の納税申告書を提示し、現在8年間分を我々のウェッブサイトに公開しています。ですから、私達は自分自身になぜ彼は彼の納税申告書を提示しないのかと尋ねる必要があります」と語った。どれほどの収入があり、幾らの税金を支払っているかを有権者に報告することは、長い歴史上の習慣になっているため、公開しない理由はいずれ判明すると確信的に語った 。

ネバー.トランプ運動の一人であるミット.ロムニーはフェィスブックにメッセージを投稿し「有権者に納税申告書の公開を拒否する今日の大統領候補指名者にとって、特に、軍事や公共サービスのいずれかで公開審査の対象になっていない人物は失格になります。納税申告は、慈善、優先性、富、税金の適合性、および利益相反に関する候補者表現の誠実性を独自に確認する方法として一般に提供しています。更に外国企業、犯罪組織、または他の如何わしいグループとの隠れた不適切な関連性の状況はなかったとしても、最高司令官になることを求めている人が無視することはあまりにもリスクが大き過ぎます。トランプ氏は彼が監査されていると言っていますが、そうですか?監査されている事が納税申告書の公開を妨げる理由にはなりません。また、彼は監査直前の数年の納税申告書を公開することは可能なはずです。彼が納税申告書を公開しない唯一の論理的な説明はその中に多大な問題があるということです。彼の歴史の他の欠陥を考えると、それは異常に多大な問題だと仮定することができます」と書いている。

トランプはなぜ 納税申告書の公開を拒否しているのか? 複数の専門家の推測によると (1)トランプは彼の慈善事業への寄付パターンを不明瞭にしたいと考えている可能性がある。「もし彼がさほど多くの慈善事業への寄付をしていないのであれば、彼は非常に寛大な慈善家であると主張している為、それは関連性があり、潜在的な影響を与える可能性がある」ようである。税務申告は「それが実際に事実であるかどうかを証明する」結果になる。⑵ 巨額のお金を海外に貯蓄している可能性がある。外国に口座がある場合、それらを開示しなくてならないがその秘密が暴露された場合、トランプは海外の仕事を国内に戻すことを公約している為、海外にお金を貯蓄している場合、言動が一致しない。⑶ 実際には本人が主張しているほど、かなりの金持ちではなく「彼の所得は乏しく、資産は豊富である」可能性がある。しかし、納税申告書は収入不足を明白にするが、他の保有不動産の側面は反映しないため、トランプは所得申告書を公開するメリットを感じていない可能性がある。

納税申告書の提示は法的義務ではないが、誠実性を証明する伝統と習慣である。トランプは約11月間、非常に大金持ちであること、多数の人々に寄付した事、非常に成功している事をアピールしてきた。トランプが所持している不動産は彼個人ではなく、トランプ組織が運営している可能性があり、専門家が推測している通り、彼個人の収入は意外に少ないかもしれない。彼の経済的側面に関しては知られていない部分が多いため、ロムニーが指摘した通り、大統領に候補する人物は様々な角度から精査される運命にある。納税申告は彼のこれまでの生き方を示唆する側面もあるが、彼のイメージが崩れることは大統領選に莫大なインパクトがある為、積極的に公開できない何か隠された理由があると専門家は分析している。

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