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22日に公表されたABCニュース及びワシントン.ポスト(WP)の合同世論調査および23日に報告されたNBCニュース及びウォール.ストリート.ジャーナル(WSJ)の調査によると、民主党の指名獲得は圧倒的にヒラリー.クリントンがバーニー.サンダースをリードする可能性が高い。一方、総選挙での対抗では、クリントンはドナルド.トランプとの苦戦に直面するが、もしサンダースが指名を受けた場合、サンダースはトランプに無理なく勝利すると予測されている。しかし、民主党全国委員会(DNC)の規定によるスーパー代議員システムは非民主的であること、及び民主党に登録していない支持者が多いことがサンダースを苛立たせる問題になっている。クリントン及びトランプの対抗戦は本格的になってきた。

調査機関 対抗マッチ 支持率 リード
NBC News/WSJ 総選挙:トランプ対クリントン 43対46 クリントン+3
ABC News/WP 総選挙:トランプ対クリントン 46対44 トランプ+2
NBC News/WSJ 総選挙:トランプ対サンダース 54対39 サンダース+15
ABC News/WP 指名:クリントン対サンダース 56対42 クリントン+14

2016年の大統領選で指名獲得の可能性がある両党の候補者は、過去のどの選挙より最も不人気であると言われている。NBCニュース及びWSJの合同世論調査は、一般的国民がトランプ及びクリントンのいずれも好んでいない事実を反映している。クリントンに良好な印象を持っている投票登録者は34%であり、54%は否定的な意見を述べている。しかし、トランプに対してはもっと最悪で肯定的な意見はわずか29%であり、58%の投票登録者は否定的である。トランプは、先日大規模な選挙資金を提供するラスベガスの億万長者の支持を受け、20日には全米ライフル協会の公的支持を受けた為、益々自信を表明している。現実的にはトップ.クラス多数の寄付者はトランプに寄付することを拒否しているようである。

クリントンは夫である元大統領ビル.クリントンが本格的に関与している為、両氏は別々の地域で集会を開催する効率的なキャンペーンを展開している。彼女が大統領に勝利した場合、予算のバランスに成功した夫が経済的なアドバイスをすることを暗示している。ビル.クリントンは17日、財政危機に直面しているプエルトリコで、現役中全米で経済苦に直面していた人々を引き上げたと語った。そのような状況に反応しているトランプは元大統領のスキャンダルを含めクリントン夫婦の結婚生活など個人的問題を攻撃している。クリントンは最近ケンタッキー州ルイビルでのキャンペーンで「私のことで彼が何を言っても構いませんが、勤勉で成功している他の女性の事を批判するなら憤慨します」と語った。クリントンは以前、他の共和党候補者はトランプの攻撃に対抗する方法を知らなかったが、彼女は「トランプに対抗する方法を知っている」と語った。また、クリントンは22日NBCのMeet the Pressでトランプの政策提言には中身がないと述べた。トランプは納税申告書を公表していないため、「本当に成功している人、特に成功したビジネスマンは成功したふりをする」ことはないとし、トランプについて「我々は分かり始めていますが、充分理解していないので納税申告書を公表するべきです」と語った。

サンダースは最近、代議人システムについて頻繁に苦情を述べている。22日、ABCのThis Weekのインタビューで「トランプを倒す為、私はこれらのスーパー代議員に対して、より強い候補者はどちらであるかを見るよう依頼しています」と語った。サンダースの支持者を代表する弁護士はカリフォルニア州の予備選プロセス規定に混乱があるとして告訴した。彼の多数の支持者は民主党として投票登録していない為、そのような無党派または独立派が民主党予備選で投票できるかどうかを理解していない。同州での郵送による投票用紙請求の締め切り日5月31日以前に、投票規定について判事は州の選挙当局に知らせることを義務化するべきであると主張している。また、登録していない有権者は大統領選の競争で投票権を失うことがないようにするため、有権者の投票登録は投票日の6月7日まで延長することを要求している。22日 CNNのState of the Unionのインタビューで DNCが腐敗していることを指摘し、11月にクリントンはトランプに「勝利する良いチヤンスがあると思う」と述べ、彼が指名された場合、大統領選は上院議席さえ取り戻すチャンスになるもっと画期的な戦いになると語った。

今年は両党で稀な不人気の候補者が大統領の指名を受ける可能性が高いと言われている。トランプ、クリントン、サンダースの中で、最も外交の経験及び知識のある候補者はクリントンである。恐らく最も正直で、経済的側面から米国民の向上を誰より真剣に考えている候補者はサンダースかもしれない。しかし、彼が候補者の指名を受けるには代議人システムに問題があり、また彼の支持者の多くは民主党に属していない為、混乱が生じやすい問題がある。従って、サンダースは人口が多いリベラル傾向の強いカリフォルニア州で6月7日に開催される予備選に力を入れている。反トランプ勢力による第三党結成の危機に直面しているトランプ、大統領選では苦戦が予測されているクリントン、トランプに勝利する可能性が高いサンダースは指名獲得が困難であるなど全員がそれぞれ皮肉な現状に直面している。

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