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今週は重要な動きが幾つかある。明日7日はニューメキシコ及びニュージャージ州など複数の州も含め、最後の最も重要な州であるカリフォルニア州で予備選が行なわれる。最新の世論調査は、同州でのヒラリー.クリントンとバーニー.サンダースの競争は接戦になる事を推定しているが、クリントンがかろうじて勝利すると予測している。また、オバマ大統領は今週中にクリントンを公式に支持することを発表し、彼女の選挙キャンペーン援助を本格的に開始する予定である。サンディエゴの連邦判事およびイスラム教徒である判事に対するドナルド.トランプの攻撃は増長している為、彼が人種差別者であることを証明したとして、共和党議員らは11月の大統領選で彼等の党が著しく傷つく可能性があることを心配し始めた。現在起きている様々な現象は既に11月大統領選の徴候を示唆している。

5日に公表されたCBSニュースの世論調査は、明日開催されるカリフォルニア(CA)州の予備選で、クリントン対サンダースは49%対47%で接戦ながらもクリントンの勝利が予測されている。同州の民主党代議員分配は投票数に基づく為、彼女がわずかな差でサンダースに敗北したとしてもさほど影響は受けない。同州のサンダースの支持者は、諦めていないのでサンダースは7月の民主党全国大会まで競争に残ることを宣言している。また、 CAの予備選でサンダースはトランプに対して55%対32%で圧倒的に勝利すると予測されている。11月の大統領選はCA州でクリントンが48%、一方トランプは33%で 楽勝すると推測されている。

オバマ大統領はクリントンの勝利を援助するため、今週彼女を支持することを公式に発表し、本格的にキャンペーンに参加するつもりであるようだ。民主党の大統領選の勝利はオバマ氏の業績を維持する上で非常に重要である為、ホワイトハウスの関係者はどの様に大統領が彼女のキャンペーンを援助できるかを論議している。今年は総体的に大統領に対する支持率が上がっているため、行動しやすい状況である。 6日のニューヨーク.タイムスによると、大統領がクリントンを最大限に援助する方法は2012年に大統領が勝利したフロリダ、バージニア、ペンシルベニアおよびオハイオ州でアフリカ系アメリカ人及び若い有権者にアピールする事である。これらの4州で、今年は苦戦または接戦が予測されている為、オバマ大統領はクリントンより、これらのグループに人気がある為、彼等の投票を促すことが主な戦略であるようだ。

トランプはトランプ大学の集団訴訟で11月の大統領選後裁判に直面する為、彼はキャンペーンの集会で、この問題が彼を動揺させている事を示唆する発言が目立っている。彼は先週、インディアナ州生まれのアメリカ人である連邦判事ゴンサロ.キュリァールに対して「メキシカン」の血族である判事をトランプ大学の集団訴訟裁判の不適格者にするべきであると攻撃した。また昨日CNNのインタビューで、イスラム教徒の判事はこの裁判に中道的であるかどうかも懐疑的であるとする発言をしたため、共和党は11月の大統領選で著しく不利になると恐れ始めている。特に共和党のリーダーは懸念を表明している。1995年から 1999年まで下院議長であったニュート.ギングリッジはトランプの発言は「不適切である」と指摘した。下院議長ポール.ライアン、上院古参議員のジョン.マケイン、その他多数の共和党議員はトランプの差別的発言を批判している。マルコ.ルビオは6日、地元テレビ局でのインタビューで人種的に判事を攻撃することを止めるよう促し「 それは間違っていると私は思います。そのような発言は止めるべきです。その男性はアメリカ人です。それは共和党に良く反映するとは思いません」と指摘した。MSNBCの保守派番組 Morning Joe のホストであるジョー.スカボロは今朝「それは完全に人種差別主義です」と批判し「共和党の皆さん、本当ですか?この男性を本気で支持しているのですか」と詰問した。

6月 4日にはバージニア.アイランドで、 5日にはプエルトリコでいずれも民主党だけの予備選が行なわれたが、クリントンはいずれの領土でも勝利し、彼女は必要な代議員数2,383をほぼ獲得した為、クリントンの指名は確実である。一方、サンダースは彼の支持者にまだ希望があることを情熱的に語っているため、民主党の大統領候補者として指名を獲得することを切望している彼の支持者の夢は枯渇していない。 しかし、7月にフィラデルフィアで開催される民主党全国大会で、サンダースの支持者はそれが夢であったことを悟ことになるかも知れない。トランプは過去にメキシコ移民およびイスラム教徒に対する差別的政策を提案した結果 、メキシコおよびイスラム系の判事はトランプに不公平な対応をすると公言することに集中している。彼がなぜ裁判に直面しているのかさえ理解していない、あるいは自分の非を認めない、一種の被害妄想的な異常性が見られる。政治内外の多くの共和党メンバーは、トランプが最早正常なキャンペーンを遂行する事は不可能であると見ている。特に彼は詐欺容疑の訴訟に直面し、人種差別者であることを自ら証明している前代未聞の否定的要素が強い候補者であるため、たとえ共和党全国大会で指名を獲得したとしても、11月の大統領選ではその因果を明白に知る教訓が示唆されるかもしれない。

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