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バーニー.サンダースは9日ホワイトハウスでオバマ大統領と民主党内の団結について会談し、その後記者会見での短いスピーチで今後の方針を語った。遅かれ早かれ、サンダースはクリントンを全面的に支持することを公約した。また、大統領はサンダースとの会談後クリントンを支持するビデオを公開し、彼女を援助するキャンペーンを実施する意向を表明した。両氏の声明はクリントンが米国女性初の大統領に就任する可能性が高くなる幾つかの理由を示唆している。2016年の大統領選で米国民は全く異なる2つの選択を迫られることになる。

昨日サンダースは大統領と会うとの報道があった時、7日の予備選直後オバマ氏が彼に会う目的は彼にクリントンとの団結を促す事以外に緊急な動機は無いはずであるとの思いがあった。大統領はサンダースが可能な限り早急に競争から辞退し、クリントンと共に党内をまとめる重要な役割を担ってほしいと期待していたようである。9日東部時間午前11時から正午頃まで、大統領、副大統領ジョー.バイデンおよびサンダースはトランプを打破する為、民主党が一体となって前進することを協議した。その後、記者会見でサンダースはキャンペーンを続けることを明白にした。特に 14 日最後の民主党の予備選が開催されるワシントンDCでキャンペーンを続け、7月の民主党全国大会で彼のキャンペーン課題を提起する意志があることを明白にした。しかし、トランプを打破する為、及びクリントンを援助する為、全力を尽くすことを誓った。従って、彼の有権者がクリントンに投票することを促すキャンペーンを展開することは確実である。彼はホワイトハウスの記者会見で「現在陥っている一握りの億万長者が私たちの政治的、経済的、メディアの生命に巨大な力を行使する寡頭政治形態の社会に対抗するため、我々は出来る限りのことをします」と語った。また、「ドナルド.トランプを倒すため一緒に行動可能な方法を確認し、トップ1%の人々の為ではなく全国民を代表する政府を作る」為、クリントンと協議することを楽しみにしていると語った。

オバマ大統領は9日、サンダースと会った直後正式にクリントンを支持する 3分15秒間のビデオ声明を公開した。ユーチューブに紹介されたオバマ氏のスピーチはクリントンが政敵として討論した相手であり、国務長官として行動を共にし、長年彼女を知っているため、最も大統領に適していると述べている。また、サンダースも称賛しており、今日のサンダースとの面会はホワイトハウスの計画であり、クリントン支持声明ビデオは彼女を支援するキャンペーンの最初のスタートであることを示唆した。スピーチの冒頭で、米国大統領として民主党候補の推定指名獲得者になったクリントンに祝辞を捧げ「ヒラリーは厳しい大統領職にふさわしい」と述べた。その理由に「彼女は仕事を成し遂げる勇気、思いやり、心があります」とし20回以上討論してきた者としてそれが言えると語った。また、激戦キャンペーン後も国務長官として米国に奉仕することに献身し、オサマ.ビンラディンの打倒から、世界中の首都での外交追求に至まで「彼女の判断力、彼女の強靭性、如何なるタフな戦いであっても全てのアメリカ人に公正性を与える為の彼女の献身を見てきた」と述べた。また、「この信じられない旅に最初から私と一緒にいた人達は、まず私が彼女と一緒であることを知ってほしい」と述べ「私は気合が入っています。ヒラリーが待ち遠しいです。 投票し、私たちの候補者のために懸命に働いた皆に感謝したいと思います。これは激戦の競争になっています」と語った。

また、「信じられないようなキャンペーン」を展開している上院議員のバーニー.サンダースに感謝を表明し、「私は今週彼と素晴らしい会合があり、私は経済的不平等及び私たちの政治に多大なお金の影響を与えている問題に焦点をあて、このプロセスに若者を導いた彼に感謝しました」と伝えた。更に「そのようなメッセージを包含する事は11月の勝利を援助しますが、より重要なことは民主党を強くします。アメリカを強くします」と述べ、「クリントン国務長官及び上院議員サンダースはこの予備選期間中、ライバルであるかもしれないが、彼らはいずれもこの国を愛している愛国者であり、我々すべてが信じているアメリカ人のためのビジョンを共有している」と語った。最後に「アメリカは希望に満ち、大きな心を持ち、強く、公正であり全ての子供に私達が保持している同じチャンスを与える」国であることを強調し、「それらは民主党として私たちを団結させる価値である。アメリカを偉大にする価値である。この選挙で試される価値である」と語った。

サンダースの短いスピーチは彼が若い世代に支持される要因があることを改めて認識させられた。彼は自身が納得できるまで戦い、次のステップはトランプを打破する戦いに集中することを明白にした。圧倒的に独立派の有権者および若い世代に支持されているサンダースがクリントンへの忠誠を誓ったことはクリントン勝利の可能性が強化されたことを意味する。サンダースはトランプが「病的虚偽者」であると警戒している為、恐らく彼の支持者の票をターゲットにしているトランプの動きを最大限に阻止するはずである。また、現在90%の民主党に支持されている大統領が公式にクリントン支持を表明し、実際にキャンペーンを実施することを明白にしたメッセージは著しく彼女に有利である。オバマ氏はこのスピーチで、今年の選挙は熾烈な戦いになると予測し、女性初の民主党大統領の推定指名者は愛国、寛大、希望の為に闘うことを強調した。

歴史的に熾烈な戦いとなる今年の選挙の特徴は、国民が全く異なる道の選択を迫られている事である。それは、政治の深い知識と経験を備えた候補者を選ぶかまたは政治の知識と経験が全くない億万長者を選ぶか、国内外の指揮官としての責務を自覚する候補者を選ぶか、または「利益を得る」ことを語る政府ビジネス感覚の候補者を選ぶか、国の統一と団結を目指す候補者を選ぶかまたは国を分裂させる人種差別的政策を推進する候補者を選ぶかのいずれかである。極端な言い方をすれば、ある側面から米国民の質が試される大統領選の戦いである。

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