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フロリダ州オーランドで発生した最悪の銃撃大量殺戮事件は、何かを変える可能性がある。議会は予算法案に投票するにあたり、銃法改正案を添付することを推進している40人以上の上院議員の努力により、銃規制法案を押し進めている。中途半端な法案より本格的な銃規制の法案制定を望んでいる多数の民主党議員は昨日マラソン論争を展開した。コネチカット州の米国上院民主党議員クリス.マフィー(上記写真)は、正当で純粋な理由によりフィリバスターを展開し、同州のニュータウンで2012年12月に起きた小学生殺戮事件から4年が経過した現在、何もしていない議会に対して、約15時間熱心に語り続けた。この劇的なフィリバスターの結果、銃法措置の投票が可能な状況になり、銃規制に向けた何らかの前進があることを示唆した。

長年、多数の死亡者や負傷者を出す銃乱射後、議会は被害者に「祈り」を何回も繰り返すだけで、決してこの現状を変える為の行動を取ることはなかった。他の西洋諸国は最も頻繁に銃撃事件が発生する米国で、何の対策も取らない現状を異常であると見ているが、その異常性が通常になっている突破口を打ち破るような動きがある。民主党だけでなく共和党も何らかの銃規制を考慮し始めた事は顕著な変化である。これまで民主党が中心となって考案した銃規制の法案は、精神異常者および危険な人物による銃器入手を防ぐためのバックグランド.チェックが主であったが、連邦政府のウォッチ.リストに記載されたテロリストに銃販売を禁止する法案も一部の銃法改正として論議されている。

現在、ウォッチ.リストに記載されたテロリストまたは危険人物と見なされている人々は100万以下である。上院議会多数派リーダーのミッチ.マコーネルは、誰もテロリストが銃を購入することに同意しないと述べ、この法案にオープンである姿勢を示した。共和党は、そのような法案に限られている場合投票する可能性があるが、多数の民主党議員は15日上院議会のフロアーで、もっと厳しい銃規制を制定するべきであるとして論争およびフィリバスターを開始した。上院議会は商業、司法、科学支出法案について投票する時であった為、民主党はこの法案に銃規制改正法案を添付することを望んでいた。議会が超党派の銃規制法案を練るまで、このマイナーな法案だけの投票を防ぐことが目的であった。民主党は、個人業者による銃販売展示場及びインターネット上での武器売買に必要なバックグランド.チェックの拡大も押し進めている。85%以上の国民は銃購入の抜け穴を防ぐバックグランド.チェック法案を支持しているが、共和党は過去にいつも阻止し、国民の声を無視し続けた。

フィリバスターを開始したマフィーは中途半端な銃規制の協議を受け入れないと述べている。彼は2012年に同州ニュータウンの小学校で起きた銃撃事件について 「サンディ.フックで殺害された少年や少女の家族の目を見る事と、ほぼ4年後も何もしていない、他の家族に起きる可能性を減少するための努力を何もしていない事を彼らに話すことがどれほど辛いかを語ることは出来ません」と述べた。また「私はこの課題について語りながらこのフロアーに何十回も立ちました。ですから私には新たな事ではありませんが、もうどうしたらいいのか分かりません。もう充分です。無実な人々の継続的な虐殺はもう充分です。この議会の行動の無さはもう十分です」と訴えた。

マフィーは上院議会リーダーのマコーネルに商業、司法、科学支出法案に添付した銃規制法案に投票することを促すため15日午前11時20分から 16日午前2時頃まで、約15時間トイレにも行かず語り続けた。16日両党のリーダーは主に2つの銃規制改正案に投票することに合意した。彼は今朝「共和党および民主党にリーダーはお互いに話し合い、上院議会のフロアーで投票する方向で公約したことを理解しています」と語った。この結果に至まで他にも40人の議員が論議に参加し援助した。その一つは米国テロリストのウォッチ.リストに記載された人物に銃器を販売しない条項であり、二つ目は昨年12月サンバナディーノでのテロ攻撃後に紹介されたバックグランド.チェックの拡大法案である。マコーネルはフロリダ州での悲惨な事件に照らし、投票する状況下であることを理解し、マフィーの努力を阻止することはなかったようである。

一方、銃法に関する姿勢を変えたと見られるドナルド.トランプは15日、その法案に関して全米ライフル協会(NRA)と協議すると発表した。テロリズムに関与する人物が飛行禁止されているか、又は監視リストに載っている人物による銃の購入を防ぐ為NRAと話し合いをすると述べた。トランプは5月20日にNRAの支持を受けたばかりである為、そのような角度からNRAを説得するようであるが、スケジュールや会談の内容など具体的な事は不明である。共和党およびトランプは、以前米国憲法修正第二条を強調し、如何なる銃規制にも反対してきた為、マコーネルを含む多数の共和党が前向きになっている顕著な変化があることを示唆している。しかし、銃提唱者グループは連邦政府の機密的ウォッチ.リストの信憑性に懐疑的であり、そのようなリストの中には法律に忠実な無実の市民も含まれている可能性があると主張し、そのような法案に投票する共和党議員は上院議席を失う可能性があると威圧しているようである。しかし、上院議会は、複数の提案者による幾つかの細かい条項が含まれている法案に来週早々投票する可能性があるが、下院がすんなり投票するかどうか不明である。

 

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