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イギリスの国民は昨日の国民投票で欧州連合(EU)から独立することを決定した為、株式市場からニュース.メディアの反応に至までその影響は多大である。首相デビッド.キャメロンは今朝辞職することを発表した。一方、米国大統領選の推定候補者およびオバマ大統領も三人三様のコメントを提示した。EU諸国から最初に離脱することを決定した英国民はほとんど感情的に自国の将来を決定したようであるが、この傾向はどこかトランプ効果に似ている。英国民はなぜEUから離れることを望んだのか? 英国に影響を受けた多数のEU諸国は、国民投票を要求する事が予測されている。

論争的な自由運動に先導されたBrexit (British とExit を結合させた造語)投票の結果は国民の意見を大きく二分した。離れることを希望した国民は約52%で、残ることを選んだ48%を約4%ポイント超過した。英国がEUから離れるかどうかは 英国民の最大の関心事であり、23日の投票日には71.8% 、3,000万人以上の国民が投票し、1992年の総選挙以来、最も高い投票参加率であった。キャメロン首相は、国民が残ることを選択するよう嘆願していた為、24日朝彼のダウニング街のオフィスの外で10月までに辞任すると公表した。キャメロン首相の退職の理由は、新たな道のりを選択した国民にはその方向にふさわしい新たなリーダーが必要であると考慮した為である。

英国民の決定要因には一部経済的な問題もあるが、大幅に感情的に独立を選択したようである。難民問題、移民問題、国境の安全性、テロ対策などの懸念が主な感情的理由である。これはトランプが国境に巨大な壁を建設し、イスラム教徒移民を一時的に停止するとの提案に共鳴している彼の支持者の真理に似たものがある。他の西洋諸国と同様、難民のグローバル危機に多大な懸念があることを示唆しているが、大半の国民に外国人嫌いの要素があることも反映している。そのような問題に対して、明白な道のりを求めていたイギリス国民は、離脱か又は留まるかどうかを決定する論争的なBrexit投票を要求していた。キャメロン首相は、難民や移民の受益より英国民の保護を重視する特定の規則に変更がない場合、英国はEUに残ることを希望していたが、専門家は英国が「EUに足止めされ、支払っているお金と引き換えに得ているものは僅かである為、境界の制御を取り戻す方が良いだろう」と述べている。

英国民の投票結果は世界の株式市場も揺るがし、株は暴落した。ロイターによると、24日「世界の株式市場は金曜日の値で約2兆ドルを失った」という。ダウ.ジョーンズ工業株平均は今日600ポイント以上下落した。ワシントンD.Cの弁護士、評論家、経済学者であるベン.スタインは、米国は「全く心配する必要はありません」と語った。しかし、 グループ、政治家又は党内に反移民の風潮があるフランス、イタリア、オランダ、スウェーデンなどもEUからの離脱を決定するための投票を行なう可能性があると予測されている。特にフランスはEU離れを希望する多数の理由があると言われている。

孤立主義、移民禁止をアピールしているドナルド.トランプは家族との旅行先であるスコットランドから英国の決定を最初に歓迎表明した。トランプは他のヨーロッパ諸国で、自国の境界線や自国の金を取り戻したい、「再び自国を取り戻したい」国が増えていることを信じているとし「それはアメリカで起きています」と語った。ヒラリー.クリントン及びオバマ大統領はトランプとは全く異なる声明を発表した。クリントンは「我々は、英国の人々が行った選択を尊重します。不確実なこの時はホワイトハウスに穏やかで、安定し、経験豊富なリーダーシップの必要性を唯一強調します。この声明は、経済の不確実性から勤労者世帯の保護を要求し、イギリスとの特別な関係に対しアメリカの断固とした公約を証明します」と公表した。大統領は特別な関係は永続するとし「NATOにおけるイギリスのメンバーシップは重要な根本理念です」と述べた。また「 継続的な関係の交渉を開始している英国と欧州連合は米国の不可欠なパートナーであり続けます」と宣言した。

戦争で荒廃し分離した大陸の平和の欲求から生まれ、最初6カ国から始まったEUは次第に増加し28カ国に成長した。1957年ベルギー、フランス、ドイツ、イタリア、ルクセンブルグ、オランダがEECに署名して以来、EUは着実に成長した。英国、アイルランド、デンマークは1973年、拡大の最初の波に乗った。しかし、英国は43年後、他の世界も同様に難民問題およびテロリズムのグローバル危機に直面しているとき、その解決策はEUから離れる事であると決定した。

 

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