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イギリスの 欧州連合(EU)からの離脱決定による反グローバルの経済的影響が懸念されている。英国民の意見を二分したBrexit投票後、英国民の数百万人は再度国民投票を行なうことを要求する請願書に署名した。最新の全国世論調査は、ドナルド.トランプがスコットランドの旅行先から反グローバル的なコメントを公表したことも一因として、複数の世論調査でヒラリー.クリントンは二桁代で彼をリードした。アジア諸国は世界経済の安定性に警戒し始めたが、米国複数の専門家は米国経済の影響に関して大半は楽観的な傾向がある。

英国民の圧倒的多数の若い世代は、高齢者に反して EUに残ることを希望していたようである。彼等は、再度国民投票を行なう請願書署名運動を展開し、25日までに2,503,065の署名を集めた。この請願は投票参加率が75%以下で、いずれかを選択する投票率が60% 以下であった場合、政府は再度国民投票を許可するべきであると主張している。議会は如何なる課題であってもウェッブサイトに100,000以上の署名が提示された場合、協議することを考慮しなくてはならない。23日に離れる事を希望した 52%の投票数は17,410,742であった。48%の英国民は投票結果に満足しているが、43%は失望しているという。既に辞職を公表したディビット.キャメロン首相は二回目の国民投票は実施されないとコメントした。

全ての連合国がEUから離れることを奨励することを示唆したトランプの発言には「素早い反応」があったという。25日に公表されたReuters/IPososによる全国の世論調査は46.6%がヒラリーを支持し、トランプの33.3%を13%ポイント以上引き離した。26日に公表されたABCニュース/ワシントン.ポストとの合同調査でも51%対39%で12%ポイントの差があり、トランプは徐々に支持を失っている。イギリスがEUから離れることを決定した投票結果を受けて、他の連合加盟国にも離脱を奨励する事を暗示した反グローバル的なコメントはクリントンとの距離が離れた結果になったと見られている。また、24日のニューヨーク.タイムスによると、連邦選挙委員会の報告は、トランプのキャンペーンが非常に財政困難であることを示唆した。クリントンの4,200万ドルに比較して、トランプは手元に残った現金130万ドルを使い果たし、実際には破産に近い状況であると言われている。

世界は既にグローバル経済構造下で機能しているため、英国で始まった反グローバルの影響に警戒を発している。26日のロイターによると、中国、日本、および韓国では世界財政の安定性に対するリスク懸念が高まっている。東京の高官は通貨の「投機的、暴力的な動き」の危険性を警告する一方で、中国の財務大臣は、木曜日の投票結果に起因する株暴落が「世界経済に影を落とします」と述べた。しかし、米国複数の経済専門家はさほど悲観的ではない。25 日のニューヨーク.タイムスによると、 EU離れの動きは「グローバル経済システムの利点に深い不信がある」ことを示唆しているが「差し迫った危険 」はないと述べている。しかし、イギリスの決定はグローバル経済に対して奨励できることではないため、景気後退があるかどうかも論議している。連邦準備関係者のグレン.ハズバードは、イギリスは米国トップ5の貿易相手国に入っていない為、多大な打撃を受けないと述べている。アメリカは昨年7番目に大きな貿易パートナーであるイギリスに560億ドル相当を輸出したが、これはGDPの約 0.3%程度である。予算政策優先センターの経済学者ジャレッド.バーンスタインは「我々の経済の助けにはならないが、経済に直接ひどい打撃を与えることはない」と述べた。米国経済へのBrexitの影響は、ほとんどドルに対してポンドおよびユーロの価値が下がることが感じられる為、「インフレを遅らせ、我々の貿易赤字を悪化させる可能性が高い」と述べた。

また、ビジネス経営者は、ドルの急増は欧州及びアジアからの顧客の需要を弱体化させる為、アメリカの輸出業者を傷つけることになると懸念している。 主に「英国の競争相手が実際に短期的に利益を得る可能性があるかどうか」ということである。しかし、Brexit投票の結果は「実際にはユーロ及びドルなどの通貨に対するポンドの急落が、彼らの商品(英国製品)をより競合的にするというだけの理由で、良いニュースである可能性がある」と述べている。従って、イギリスのホテルやレストランは10%から20%の割引を求めるアメリカの観光客を招くことに熱心であるという。アメリカン.エンタープライズ研究所の保守的経済学者ケビン.ハセットは「貴方がスコットランドで素敵な小さな家を購入したい場合、今日はその日です」と語った。

米国の経済専門家は、反グローバルの動きに対する世界経済の影響を論議しているようである。ポンドが安くなるため、英国人にとって外国製品はもっと高くなり、外国の貿易相手にとって英国製品はもっと安くなると言った変化が起きる可能性がありそうだ。また、英国のBrexit投票結果は米国に不況をもたらす可能性はなさそうであるが、長年外交を維持している同盟国および米国との関係に将来不安定な構図がある懸念を示唆した。

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