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昨日公表された数ヶ月間の大規模な参加者による世論調査は、特にドナルド.トランプの支持者がどの候補者の支持者より最もアフリカ系アメリカ人(黒人)に対する偏見が強いことを明らかにした。総体的には白人より黒人に対する否定的なイメジーが強く、ヒラリー.クリントンの支持者は最も人種に対する差別および偏見的要素が低いことが判明した。昨年9月頃から増加し続ける世論調査およびメディアのインタビューは、トランプの多数の支持者が人種差別及び偏見の傾向性があることを示唆している。

28日に公表されたロイターによると、3月から6月まで従来の世論調査とは異なる18歳以上の16,000人を対象にした本格的な調査で、トランプの支持者はどの候補者より人種偏見的要素がある。人種への態度に関する21の質問に基づくロイター/イプソスの世論調査は、トランプの支持者は予備選での他の共和党候補者またはクリントンを支持している有権者より、黒人を 「犯罪者、非理性的、怠惰、暴力的」であると描写する率が高いことを示した。この全国世論調査は、黒人に対するイメジーは白人より否定的である事を示唆した。ほぼ50%のトランプの支持者は、黒人は白人より「暴力的」であり、同じ率で黒人は白人より「犯罪傾向」が高いと答えた。また、40%のトランプの支持者は白人より黒人は「怠け者」であると述べた。クリントン支持者のほぼ1/3は、黒人は白人より「暴力的」及び「犯罪者」であると答え、25%の回答者は黒人が白人より「怠け者」であると答えた。

また、「何処に住みたいですか」との質問に対して「他民族文化の地域に住みたい」と答えた率はトランプの支持者が36%、テッド.クルーズの支持者は46%、ジョン.ケイシックの支持者は55%、クリントン支持者は70%であった。多様な人種に対する偏見が最も高い率はトランプの支持者であり、最も低い率はクリントンの支持者である。また、アファーマティブ.アクション(大学入学および職場での昇進において民族及び人種的な採用枠を設定する優遇措置)のような社会政策は「白人に対して不当な差別」であると答えた率はトランプの支持者が31%、クルーズの支持者は21%、ケイシックの支持者は17%、クリントン支持者は16%であった。

トランプとクリントンの支持者を比較した場合、トランプの支持者は良い側面に関するほぼ全ての質問で、黒人より白人に対する採点がクリントンの支持者より高い傾向があった。例えば、クリントン支持者の22%に比較して、トランプ支持者の32%は「知性」のレベルで黒人より白人がトップに近いと評価した。トランプ支持者の40%は、白人は黒人より「勤勉性」の高い評価を示したが、クリントンの支持者は25%であった。またトランプ支持者の44%は、白人は黒人より「もっとマナーが良い」と答え、クリントン支持者の30%をかなり超過した。

この調査は主に黒人に対する意識を反映しているが、通常黒人に対して差別および偏見がある人はほぼ他の人種に対しても多少なりとも同じ傾向がある。幾つかのメディアのインタビューは、トランプの支持者が圧倒的にメキシコ移民を強制送還する政策、およびイスラム教徒を一時的に入国禁止する彼の政策を支持していることを明白にしている。サンダースの支持者であったボルチモアのモーガン州立大学の教授ローレンス.ブラウンはトランプの支持者は彼が提唱しているタイプの政策を支持していることを暗示している」と述べ、人種差別的政策は同じく人種差別的側面のある支持者に受ける必然性を示唆した。更に、警察による黒人に対する扱いに起因する全米での抗議、白人および黒人との間で経済的不均衡、アファーマティブ.アクションおよび投票権に関する裁判での挑戦などは、米国で人種問題がまだ根強いことを示唆していると指摘した。

昨年9月頃から、大統領候補者の支持者による人種および多民族文化の意識を分析した世論調査は増加した。4月1日に掲載されたワシントン.ポストのコメンテーターであるダナ.ミルバンクによると、ピュー.リサーチ.センターの世論調査は、全国回答者の59%が「多様に異なる人種および民族性は暮らしていく上でアメリカを良好な場所にする」と答え、「悪化する」と答えた率は僅か8%である。一方、トランプの支持者はわずか39%が多様民族のアメリカに肯定的であり、42%は「何も変わらない」と答え、17%は「事実アメリカを悪化する」と答えている調査結果を例に挙げ、「トランプの全支持者が偏屈者であると描写することは不公平であるが、彼の多数の支持者は人種的憎悪に駆られていることを示す公的意見のデータ量が増加している事実を無視することは不可能です」と述べている。

28日に公表された人種に関する世論調査は、投票資格がある18歳以上の16,000人を対象にしたものである。共和党および民主党の有権者のいずれも黒人に対する否定的な意識があるものの、ほぼ全ての質問でトランプの支持者が最も黒人に対する偏見が強く、大多数が白人である彼の支持者に白人至上主義的な側面があることも示唆した。2016年の選挙サイクルの2つの期間に実施された全米の有権者を対象にしたこの世論調査は、人種差別的発言が目立つため、頻繁に批判されているトランプの支持者も同様に人種差別的側面があることを明白にした。

 

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