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By Reuters (ロイター)

イスタンブールのアタテュルク国際空港で28日夜発生した自爆テロで、41人が死亡し、230人以上が負傷した。ISISが攻撃計画に関与していた事が今日判明した。同都市が頻繁にテロ攻撃のターゲットになっている一因はトルコの国際化であると言われている。しかし、トルコがテロ攻撃のテーゲットなった主要因は明らかに同国の反ISIS戦略に関する米国との外交政策である。複数の連邦当局関係者は今後米国が攻撃されることを懸念した為、米国の幾つかの空港では警戒態勢が強化されたようである。

アタテュルク国際空港自爆テロの犠牲者の大半はトルコ人又はイスラム国からの訪問者のいずれかのイスラム教徒であると言われている。30日複数の情報筋は1人のアメリカ人が軽傷を負ったと伝えている。また、トルコ当局はISISのリーダーがこの自爆テロの計画に関与し、ロシア、ウズベキスタン、キルギスから約1ヶ月前自爆ベストや爆弾を持ち込み、ラッカからトルコに入国した 20人以上の男性を逮捕したと伝えた。犯行前の彼等は、賃貸アパートで生活していたようであり、残された1パスポートが発見された。トルコ当局はISISのリーダーが関与したテロ攻撃は非常に良く計画されていたと伝えたようである。

イスタンブールが計画的なテロ攻撃のターゲットになったのは今回が初めてではない。ニューヨーク.タイムスの分析によると、特にこの都市はコスモポリタンまたは国際化が顕著である事も一因である。例えば、被害者の約半分は海外からの旅行者であり、アタテュルク国際空港はヨーロッパ、中東、アフリカ、その他の国に接続している数百万の乗客で溢れる中心地であり最も煩雑な空港である。旧帝国の首都であるイスタンブールは素晴らしい料理、見事な歴史、芸術および多文化の中心地としての地位を反映している。トルコ当局は、このテロ事件の被害者の5人はサウジ、2人はイラク人、及び中国、イラン、ヨルダン、チュニジア、ウクライナ、ウズベキスタンからの市民がそれぞれ1名ずつ含まれていると述べている。

また、米国先導のISIS戦略に参加しているトルコは中東諸国の中で密接な友好関係があることも頻繁にテロ攻撃のターゲットになっている一因である。トルコは昨年ISIS戦略の非常に重要な役割に参加し、ISISをターゲットにした無人機ドーロン利用の便宜を図るためトルコのインサァリック空軍基地を利用することをNATOに許可した。更にトルコはシリアおよびシリアとの国境付近でISISをターゲットに空爆を展開している為、米国の熱心な協力国であるトルコと米国はISISにとって共通の敵である。これがトルコの「転換期」になった可能性があり、ISISはトルコおよび米国を含む世界に対して「何処でもテロ攻撃を行なうことは可能であるとのメッセージを送っている」のかもしれないと分析されている。更にトルコは外交政策に問題があり、多くの敵がいると言われている。トルコ軍は現在トルコ領域でクルド国を建国することを望んでいる国内クルド人テロリスト.グループと戦っていることがその一例である。

複数の連邦当局者は近日中に米国でテロ攻撃が発生することを警告している。CIA長官ジョン.ブレナンは29 日、ISISの次の目標は米国である可能性があるとの懸念を表明した。イスタンブールで起きた同じような規模の大虐殺をアメリカの土壌で計画している可能性があると警告した。NBCニュースによると、2014年初期から開始された反ISISキャンペーンに関与している米軍関係者は「イスタンブールの教訓」は、アメリカのマスコミや政治指導者がISIS戦略に関する成功について彼等自身の宣伝を過信しない方がいいと指摘し、グローバル規模で発生しているテロリストは「一貫して強さと洗練さを増している」ことを無視できないと警告した。

米国は今週末から7月4日の独立記念日まで休暇に入るため、陸空両方の交通による旅行者が増える時期である。全国各地の道路や空港は混雑する可能性がある。また、6月6日から7月5日までイスラム教徒の習慣であるラマダーンと呼ばれる断食の休暇期間でもある為、連邦当局は米国もターゲットになる可能性があるとして懸念している。運輸保安局(TSA)はニューヨークやアトランタなどの主な国際空港で、重厚な武装警備員を動員し、安全チェックを強化するなどの警戒態勢を増強した。全米の大きな空港で多数の警備員または警察官および爆弾探知犬を配備できるほど充分な資源はないことが現状であるが、多数の国際空港は新たな安全性措置の強化を考慮する可能性があると伝えられている。

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