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7月4日は米国の歴史上著名な3人の建国の父が死亡している歴史に加えて、240年前トーマス.ジェファーソンが草案した独立宣言をフィラデルフィアの大陸会議で採択した有意義な日である。一般的な米国民は毎年英国からの独立を宣言したこの日を祝い、スポーツ番組を観ながらホット.ドックを食べる習慣がある。全国各地で花火大会を含めて、独立記念日を祝うイベントが開催されるが、素人が扱う花火による死亡及び負傷事故の主要因になっている。また、1週間以内に3つの国で大規模な自爆テロが発生した直後であり、1日には独立記念日に幾つかの空港をターゲットにするとのISISの脅しもあった為、複数の大都市では警戒態勢が増強された。

独立宣言記念日の今日、テキサス州オースティンでは約10,000 の人々が集うミュージック.ショーが開催されている。ニューヨークのコーニー.アイランドでは伝統行事のホット.ドックの食べ競争が開催されている。日本人が良く優勝する事で知られている。しかし、先週イスタンブールの空港でテロ攻撃があった後、ニューヨーク警察署は身体装着型爆発物を嗅ぎ分ける訓練を受けた新たな8匹の警察犬を導入した。更にニューヨーク市警察学校から1日に卒業したばかりの約2,000の新人警察官がこの休暇期間中に増員された。また、1日には24時間以内に24人が銃射され、今年銃による殺人と暴力が最悪な都市であるシカゴでは5,000人以上の警察官がパトロールに従事している。ISISのツイッター.アカウントに7月4日前の週末から ロサンゼルス空港、ニューヨークのJFK空港、ロンドンのヒースロー空港で攻撃があるとの警告が掲載された。バージニア州を含む多数の州警察は7月4日前後に大勢の群衆が集まるパレードや公園でのイベント中のパトロールを強化したことが報告された。

先週1週間以内にイスタンブール、バングラデェシュ、バグダッドの3カ国の主要都市で過激な自爆テロが発生した。これらの事件は全てイスラム教徒が多数派の国であることが共通点である。テロ攻撃に加えて、花火による事故や火災も懸念の一つである。花火の事故による死者は年間数十人であり、負傷者は10,000人以上であると言われている。ロスアンゼルス郡では違法花火の危険性を警告したにも関わらず、恐らく違法花火の爆発で9歳の少女が片手を失い別の手は幾つかの指を失った事が報告された。サンノゼなどカリフォルニア州の一部地域はほぼ全てのタイプの花火を禁止しているが、毎年前夜から多数の未成年者または若者が個人の裏庭で小規模の花火を楽しむケースも多い。サンフランシスコの港地域では音楽、花火、ダンス、ドリンク、軽食などのイベントに加えて、同州の各地で様々なフェスティバルが開催される。独立の発祥地フィラデルフィアではほぼ全市内で芸術的な花火大会、無料コンサートや愛国的なイベントが行なわれる。旱魃が発生している乾燥地帯での花火大会は火事の懸念材料である。雨不足のミシガン州デトロイトは火災を防ぐため花火ショーをキャンセルした。

7月4日には3人の大統領が死亡している点で歴史上ユニークな日でもある。第二代大統領ジョン.アダムズと第三代大統領トーマス.ジェファーソンはいずれも50周年独立記念日の1826年7月4日に死亡した。また、1831年7 月 4 日には第五代大統領のジェームズ.モンローが死亡した為、米史上重要な 3人の建国の父が独立記念日に死亡しているが、毎年語られることはあまりない。特にこれら3人の建国の父は、民主主義と自由を求めて抑圧的な政策で植民地を搾取した英国から独立し、新たな政治体制を築く為戦った米国の革命戦争で生存した最初の指導者である。バージニア州で1743年4月に生まれたジェファーソンはジョージ.ワシントン大統領下で1790年から1793年まで最初の国務長官を務めた。ボストン生まれのアダムズは7 月4 日の独立記念日に花火をあげて祝うことを提案した為、この日に花火を楽しむ慣例行事は240年も続いている。バージニア生まれのモンローは独立戦争を計画したエリート.クラスの一人である。

 

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