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6月の雇用は著しく拡大し、失業率は0.2%上昇したものの4%範囲を維持している。イギリスの欧州連合(EU)からの離脱に基づく経済不況が懸念されたが、8日その景気後退の懸念を払拭した好調な雇用情勢が報告されている。賃金も継続的に着実な増加を見ている為、総体的な経済向上は大統領選で民主党候補者に有利であると分析されている。

失業率はわずかながら4.7%から4.9%に上昇したが6月の雇用は287,000を追加し、2015年10月以来の拡大である。これは予測の175,000を遥かに超過した。また、時給も今月4セント上昇し、6月にはわずかながら$21.51に増加した。年間2.6%の増加を示す賃金上昇のパターンは継続している。失業給付の新たな申請は最低レベルに留まり、消費者支出は強く、製造業及びサービス業指数は急増し、記録的な向上を示唆している。

大統領選年に経済状況が明るい場合、現役の大統領の評価は上がる傾向があるため、民主党には良い徴候である。更に先月イギリスがEUから離脱する決定をした時、株が急落したため経済不況に陥る不安に襲われたが、予想を超える雇用拡大はその懸念を払拭したようである。8日のニューヨーク.タイムスによると、ポイント72アセット.マネジメントの経済主任ディーン.マキは「この報告は持続的な景気減速及び景気後退を米国にもたらすとの懸念を緩和するはずである」と述べ、「本当の強さがあるサービス部門は総体的に256,000の雇用があった」と語った。この傾向は、オバマ大統領の2期間に集中した安定経済及び経済改善が見られるため、民主党の旗手ヒラリー.クリントンは共和党候補者より有利な立場である。特に失業率は不況のピークから急激な低下傾向を経験している。クリントンは「米国の経済は世界でどの国よりも強い位置にある」と述べ、より高い最低賃金、有給休暇の拡大、収入増加の為の職業訓練、数十億ドル規模のインフラ計画を支持している。

今月開催される民主党全国大会で最も重要な課題は経済である。バーニー.サンダースはほどんど目立たない存在になったが、彼は中産階級の経済向上を目指す点でヒラリー.クリントンと共通している。5日クリントンのメール問題について、FBIディレクターは、機密関連の文書も存在したが、意図的な犯罪の証拠はない為、告訴する必要はないと公表した。最初の調査時点では、当時クリントンが受けた文書には機密のマークは付記されていなかったとして、クリントンは機密書類はなかったと報告した。そのような経緯があるが、共和党は大統領選の強敵であるクリントンに「嘘つき」のレッテルを貼ることで、11月の投票日まで彼女を攻撃するはずである。そのような状況下で、サンダースは「クリントンを勝利させる為、全力を尽くさなくてはならない」と述べた。大半の国民にとって、経済は最大の重要課題である。そのような意味で、主要メディアは今日の雇用情勢報告はクリントンに有利であると伝えている。

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