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トランプは 15日午前中、副大統領としてインディアナ州の知事マイク.ペンスを選択したことを公表した。多数論争的な法案に署名し、極右派として州レベルで人気のない彼はどのような政策を掲げているのか?彼を選択したことの長所及び短所は何か?

ペンスは現役の知事であり、再選に直面しているが、インディアナ州の法律は知事及び連邦レベルの椅子の両方に候補することを禁じているため、知事選を辞退する必要がある。彼は1959年 6月7日インディアナ州のコロンバスで生まれたアメリカの政治家であり、2013年から 50代目の同州知事である。彼は1986年にインディアナ大学ロバート.H.マッキニー校で法学博士号( JD)を取得した。2001年から2013年まで米国下院議会のメンバーであり、2009年から2011年まで 下院共和党会議の議長を務めた。ペンスは極右的社会保守派であり、長期的なティーパーティ運動の支持者である。

外交政策ではトランプとはかなり異なる点が目立つタカ派であり、ペンスはイラク戦争を支持し、イラクからの軍隊の撤去に反対した。また、環太平洋パートナーシップ(TPP)及び国際貿易を支持しているため、これらもトランプとの違いがある。社会的政策では宗教の自由を保護し、同性愛及び中絶に反対している。プランズ.ペーレンフッズに対する連邦融資の停止を支持し、中絶を非合法化するべきであるとの立場である。また、2015年には同性愛者に対する差別を正当化する宗教の自由回復法に署名するなど、宗教的特権を何よりも重視する強い社会保守派であり、特に複音派の有権者が多い州にとってはベストな選択である。トランプは民主党に属していた政治歴により多数の政策でリベラル的な側面もあるが、ペンスは他の強固な保守派に受け入れられるため、トランプにはプラスである。ほとんどの部分で保守的政策を掲げるペンスを選択したことは、保守派州でトランプの支持が上がる可能性はあるものの、ペンスの人気が落ちているインディアナ州では不確実である。

しかし、ペンスは2015年オバマケア下のメディケイド拡大を支持したことで知られている。メディケイド拡大に参加した事は共和党にとって、副大統領として選んだマイナス要素の一つである。彼は拡大計画の連邦承認を発表し、「保守的及び革新的な両方である」と宣言し「消費者主導」のメディケイド改革の「証明されたモデル」であると公表した。この発表にリベラル派は彼を称賛し、大多数の共和党はオバマケアの撤廃を望んでいるため冷笑と批判を浴びせた。メディケイド拡大は共和党にとって「最悪の選択肢」であるため、この点で党内保守派との統一にはマイナスである。また、共和党穏健派にとってもペンスは無難な相手ではない。ペンスの政権下で、インディアナ州ではHIVレベルが上昇し、中絶クリニックは閉鎖し、胎児の死を引き起こす行為による起訴で女性の投獄が増えたことなどが要因で、知事としての人気は落ちていると言われている。

地元紙インディアナポリス.スターは、彼が署名した差別的な宗教の自由回復法で州に無謀なダメージを与えたと報道した。また、今年彼が署名した中絶法案は流産などの問題に蛇行するような極端な法案であり、憲法違反であると判定されている。これはペンスが「かなり右極のイデオロギー」に傾いている例である。もちろん、すべてが悪評価を受けているわけではないが、総体的にペンスは「党派的な乱用」に傾注している可能性があると指摘されている。しかし、複数のスキャンダルにより政治的にダメージを与え、ニュージャージー州で不人気のクリス.クリスティ、または 3 回結婚の経験があり道徳的にマイナス .イメジーのある元下院議長のニュート.ギングリッジを選ぶよりまだ良い選択であると言われている。しかし、生活に葛藤している中産階級の共和党穏健派の有権者にアピールする可能性は低い。トランプ&ペンスが政権を握った場合、おそらくペンスは分裂傾向の共和党内を緩和することに役立つ可能性は低いかもしれないが、議会極右派のリーダーになる素養がある。

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