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昨夜の共和党全国大会でドナルド.トランプの妻であるメラニア.トランプは最初のスピーカーとして舞台を飾った。しかし、彼女のスピーチの幾つかは2008年に民主党全国大会でミッシェル.オバマが披露したスピーチとあまりにも類似しており、多数の言葉と表現が同じであるというショッキングな盗作の事実が判明した。ニューヨーク.タイムス、ワシントン.ポスト、ロイター、CNN、ウォール.ストリート.ジャーナル(WSJ)などリベラル及び保守派両方のほぼ全ての主要メディアは驚きを表明し、早速論争的な問題に発展している。トランプ.キャンペーンのマネジャーはメラニアのスピーチの一部が盗作である事の責任をヒラリー.クリントンに向けた支離滅裂な攻撃を展開した。

幾つか聞き覚えのある表現に最初気づいた人物はジャーナリストのジァレット.ヒルであり、「ミッシェルのスピーチを盗んだ」としてツイッターに投稿したため、ニューヨーク.タイムス(NYT)がこれを発見した。NYTはこのスピーチをStriking Similarities (顕著な類似)があると表現し、ワシントン. ポストは19日の多数の記事にPlagiarism(盗作)と表現している。ロイターはControversial Speech(論争的なスピーチ)及び「盗作」の表現で複数の記事を投稿した。CNNはUncanny Resemblance(奇怪な類似)と表現している。保守派のWSJは「類似点」があると報道し、フォックス.ニュースは「ミッシェル.オバマのスピーチを盗作した責任を問われている」と伝えている。同じ言葉と表現をボールド.フォントで対比したNYTの「顕著な類似」は対訳のPDFをご参照ください。

19日のNYT によると、トランプの幾つかのスピーチを草稿することに援助してきた顧問の一人であるトランプ.キャンペーンの共同議長サム.クロービスは、メラニアは彼女自身のものではなかった言葉を使用したことを認識し「 書き込みを援助した人がそこで何かを摘み取りし、不適当な監督下で起きたことはメラニアには何も関係ないと私は確信しています」とMSNBCのインタビューで語った。現在、トランプのキャンペーンは「責任のなすり合い」をしているようである。その中でも、メラニアのスピーチ原稿が公表された事に責任を負うべきであるトランプのキャンペーン.マネジャーのポール.マナフォートはCNNのインタビューで「これは再び、女性がヒラリー.クリントンを脅かしている時、彼女は彼女を貶め、引き落とすことを求める例です。それはメラニア.トランプに対して機能しません」と視聴者の「注意を引く」ため推定民主党候補者のヒラリー.クリントンを攻撃する唖然とするような無関係なコメントを披露した。メラニアはスピーチの原稿について「可能な限り援助を少なくし、私が書きました」とNBCニュースのインタビューで語った。現在、トランプの側近は誰が原稿を援助したのを明白にすることを拒否している。

この論争的な問題に民主党側は慎重な態度であるが、マナフォートがクリントンを攻撃したことに対して、クリントンのコミュニケーション.ディレクターであるジェニファー.パルミエリは、ツイッターに「見事な試みです。真実ではありません」と対応し、「ヒラリー.クリントンを非難することが全てのトランプ.キャンペーンの問題の回答ではありません」とのコメントを追加した。クリントン同盟の幾人かは「トランプの顧問らがこれに対処するための行動を取らない限り、この論争はキャンペーンにつきまとう」可能性があると指摘した。オバマ大統領の元顧問ビル.バートンは「彼らのキャンペーンの職員は、党指名者のどちらにとっても歴史的に偉大な瞬間にトランプ夫人の信頼性を本当に傷つけました」と述べた。

夫について語ることがメラニアのスピーチの趣旨であったが、個人的なことについて語る内容のスピーチに対して、もっと彼らを理解しているはずのトランプのキャンペーンは「無能」である事を示唆したとNYTは指摘した。民主党の戦略家は、バラク.オバマに対する愛情を心から語ったミッシェルのスピーチの一部を利用する代わりにメラニアも心からトランプの事を語るべきであったと述べた。盗作を発見したヒルは、ミッシェルの原稿をチェックした後、広範に借りた内容である事を知り「それは法的な盗作です」と同紙に語った。

このエピソードはトランプの組織には有能なスピーチ.ライターが存在しないことを示唆したが、恐らく最大の被害者はメラニアである。ほとんどのスピーチはスピーチ.ライターが全面的に草稿するかまたは本人が書いた原稿に修正、削除、追加することで完全な原稿に仕上げる。恐らく、メラニアは彼女のスピーチの一部がミッシェルのスピーチから借りたものであることを全く知らず、移民である彼女は英語の原稿をかなり熱心に練習し、暗記し、リハーサルを行い、テレプロンプターを読みながら、自信に溢れるスピーチを披露した印象を受けた。また、彼女のスピーチは即時共和党大会の参加者の評価を得た。トランプは盗作に関して、彼の組織の特定人物の責任を問うコメントを控え、盗作の重大性に気づいていないトランプの支持者は「誰も気にしない」と反応している。トランプは19日東部時間午後7時頃、大多数の代議員はトランプを選択した為、彼は公式に共和党大統領の候補者の指名を受けた。しかし、大会頭初からの汚点はトランプに対する信頼性の問題の一部として、彼の大統領選キャンペーンに影を落とす可能性があると言われている。

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