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オバマ大統領は今朝、シンガポールの指導者との共同記者会見で引き続きイラクで戦死した軍人及びその両親を攻撃しているドナルド.トランプへの支持を放棄するよう異例の要請をした。大統領がこれを要請する以前から、多数の共和党メンバーは既にトランプの異常性に気づき、ヒラリー.クリントン支持を表明しているが、これは米国史上前代未聞の展開である。

大統領選挙まで約100日を残すばかりとなった現在、トランプは性格上病的欠陥があるか、または自身の墓穴を掘るような狂気を演じているかのどちらかであると言われている。米国では戦死した息子を持つ母親をゴールド.スター.マザーおよびその家族をゴールド.スター.ファミリーと呼び、黄金星のバッジを授与することで特別の敬意を払う習慣がある。従って、トランプが普通の大統領候補者なら、イスラム教徒に関する政策を批判された時、まずイラクで戦死した両親に彼らの子息の死を悼み、敬意を表し「あなたの怒りは理解しますが、自分の政策はこのような理由により変えることはできません」と説明する。それがまともな政治家の言動であるが、トランプはイラクで死亡した軍人であるフマユーン.カーンのイスラム教徒の両親を攻撃し続いている。民主党全国大会中及びその後多数の共和党メンバーはトランプの性格又は精神的異常性を疑い、クリントンへの支持を表明し始めた。

そのような現状の2日オバマ大統領はホワイトハウスのイースト.ルームでシンガポールの首相リー.シェンロンとの共同記者会見中、共和党議員に対してトランプの支持を放棄するよう要請し「 もし、あなたは彼が言っていることを受け入れられないと非常に強力な表現で繰り返し言っている場合、なぜ、まだあなたは彼を支持しているのですか?と自分自身に質問する必要があります」と語った。オバマ氏はトランプが「この仕事をするには、甚だ準備ができていない」と述べ、トランプが軍人に対する接し方、ヨーロッパ、中東、同盟国とのあり方、すべての問題について知らないことに懸念を表明した。また、トランプのこのような失態は日常的になっていると述べ、たとえ彼が自分の党の候補者であったとしても、支持可能な人物ではないことを明白にした。

クリントン支持を表明することに抵抗を感じていない、議会内外の多数の共和党メンバーは既にトランプ放棄を表明した。彼らは、トランプの他人に対する攻撃、発言に一貫性のない態度、大統領候補者としての威厳、認識、常識の欠乏は「ほぼ永続的」であると悟り始めている。ベトナム戦争中捕虜になったことをトランプに侮辱されたアリゾナ州上院議員ジョン.マケインの孫娘は先週クリントンを支持すると公表した。民主党全国大会でスピーチを披露したレーガンの元顧問ダッグ.エルメッツは、共和党大統領候補者としてのトランプは尊敬されていたレーガンには程遠いことを暗示し、トランプは「レーガンではない」と述べ、ク リントンを支持すると公表した。また、ニューヨークを代表する米国下院議員のリチャード.ハンナは今日、トランプは大統領職に「不適格である」としてクリントンの支持を表明した。

リチャードは声明文を公表し、トランプの選択は機能不全の議会を悪化させるため最低限必要なことにさえ欠けている人物を支持できないと宣言した。議会は税制改革、インフラ、移民、環境、将来の投資など、重要な課題に対処できなくなっている状況で「ドナルド.トランプを選出することはこれを悪化させ、遥かに最悪な状況になります」と述べた。また、数ヶ月前トランプを支持しないことを表明した理由は「単純明快」であるとし、トランプには「 深い攻撃性と自己陶酔」があることを知ったと述べた。また「誰が大統領になっても同意することを期待することはないが、大統領は一貫した優しさ、誠実さ、尊厳、思いやりと敬意を表示することは最低限必要であり、それらは 2人の子供に説教している資質である」と述べた。また「共和党は選出される見込みがある人物を大統領として指名する能力が益々低下している」とし、トランプは無限に「深い欠陥がある」と主張。彼の性格及び行動について「恥及び又は少なくとも後悔の意さえ表示しない」と指摘した。また戦地で殺害された兵士の家族を侮辱していることにも触れ「私にとって、単に彼のコメントを非難するだけでは十分ではありません。彼は私たちの党に奉仕するには不向きであり、この国を導くことはできません」と述べている。最後に「クリントン夫人は、教育や女性の健康管理を支持するなど、私が長年推進してきた多くの問題を促進しています。多くの問題で同意していないですが、私はクリントン夫人に投票します」と述べ、それは党や勝負より重要であるとし「私は彼女が先導できると信頼しています」と表記した。

クリントン支持を公約せず、トランプ拒否を公式表明した共和党は大勢いると言われている。恐らく、同じような理由と信念に基づき、共和党員でありながらクリントンに投票することを公表した人物は既に多数存在する。2日に公表されたワシントン.ポストによると上記の人物を除き、クリントン支持を宣言した他の共和党は少なくとも24人存在する。ジョージW.ブッシュ政権下の官僚5人、過去の共和党政権のメンバー2人、外交政策のリーダー3人、ビジネス.リーダー6人、元共和党の役員3人、共和党政策工作員4人、共和党ジャーナリスト1人である。これは過去の選挙史上には見られない現象である。トランプ支持の放棄を奨励した大統領の共和党に対する声明は、国民の声が反映されている最新の世論調査、及びクリントン支持を公表した多くの共和党メンバーが注目された始めた現在、絶妙なタイミングである。

 

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