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トランプの経済政策

ドナルド.トランプは今日、ミシガン州のデトロイトでの集会でテレプロンプターを利用し、 経済政策の概要を説明しながら、ヒラリー.クリントンの政策を批判した。トランプの経済政策は雇用増加、規制廃止、大幅な支出と減税が主なアプローチであり、ブルーカラーの多い州で労働者の経済向上をアピールした。このスピーチは先週まで約10日間失態が続き世論調査でも支持が急落したため、キャンペーンを起動修正するためのスタートであると言われている。

先週月曜日、トランプは下院議長ポール.ライアン、アリゾナ州上院議員ジョン.マケイン及び、ニューハンプシャー州上院議員ケリー.アヨットの支持を拒否したが、金曜日には党の結束を促進するため彼らを支持すると公表し、最初の立場を変えた。また、週末には13人の経済顧問チームを揃えたことを公表し、今週月曜日に経済政策を発表すると公約していた。 8日午後、デトロイト経済クラブで約 50分間のスピーチ中、会場内の幾つかの所定置に待機していたと思われる抗議者及び時には支持者の声に妨害される瞬間が頻繁にあった。トランプは声が静まるまでスピーチを停止したが、抗議者を意識し「非常にうまく計画されています。バーニー.サンダースの人々は遥かに多大なエネルギーと精神力がありました」と述べた。

またトランプは、ヒラリー.クリントンの経済政策を批判することで彼の政策を対比した。彼は「彼女は過去の候補者です。私たちの候補者は未来のキャンペーンです」と述べ、クリントンの経済政策は政府の規定及び富の配分に依存していると批判した。また 「ヒラリー.クリントンの全てのアイデアに共通する特徴は米国のビジネスを行っているあなたを罰するということです」と述べた。彼が大統領に就任した場合、連邦政府機関の全規制を検討し、雇用を枯渇するような規定については「莫大に廃棄する」 と語った。オバマ政権及びクリントンの制限的なエネルギー政策、特に化石燃料火力発電所に対する規制はミシガン州だけでも数万の仕事を失っていると述べた。また、貿易については再交渉を行い、通貨を操作する中国に対しては厳しく対処し、取引相手に関税やその他の罰則を適用すると述べた。また、ビル.クリントンのNAFTA貿易協定に再交渉する計画があるとし、環太平洋パートナーシップ(TPP)についても貿易には肯定的であるが、雇用を創出し労働者に利益を与える必要があると述べた。クリントンの判断は悪く、彼女は本心を伝えていないと主張し、TPPはアメリカ人にとっては「災害」であると表現することで反対の立場を再度明白にした。また、雇用を創出するインフラに多大な支出をし、オバマ大統領の「度を超えた」移民法の大統領令を直ちに撤廃すると主張した。

さらに、トランプは自身の税制を「税金革命」と呼び「如何なる事業も収入15%以上の税金を支払うべきではありません」と述べ、連邦所得税ブラケットの数を7から3に縮小し、 控除後の所得の12%、25%、33%による簡単な税制にすると語った。米国ビジネスの税金は最も高いと述べ、現在35%である企業税を15%に削減すると公約した。さらに、低所得家族の税金削減措置として所得税からの育児の支出を控除すると語り、民主党有権者にも受ける政策をアピールした。しかし、所得税を払っていない数千万人に利用可能であるのか明白に語っていない。

先週次々に公表された世論調査でトランプはクリントンにかなりリードされた為、彼の親しい政治関係者に正常なキャンペーンに戻るように促されていた。先週支持を拒否していた3人の主な議員に対しても態度を改め、経済政策を公表するなど通常のキャンペーンに戻ったことは彼の失態と支持の急落を懸念した仲間の指摘に効力があったことを示唆した。トランプの具体的な減税措置はまだ明白ではないが、近年の大統領の中では誰よりも多額の連邦政府歳入を減少させ、最大の減税になると言われている。また規制案について、彼は気候変動に懐疑的であるため、過去にも数回語ったことがある環境保護局の二酸化炭素排出量の規制を撤廃することを示唆した。それは約200カ国が対処している地球温暖化の国際的な取り組みを無視し、その因果を考慮しないことを意味する。またスピーチの最後に、彼が大統領に就任した場合、オバマケアの撤廃、軍隊の再構築、退役軍人省の改正、橋、道路、トンネルなどのインフラ整備は彼の最初の仕事であると述べ、「グローバリズムではなく、アメリカリズム」が 中核であると語った。クリントンは11日、同じくデトロイトで経済スピーチを行い、大規模な投資計画を含め、今日トランプが語った経済政策の誤情報を訂正する可能性がある。

 

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