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7日東部時間午後8時から開始されたフォーラムはイラク戦争、ISIS戦略、退役軍人の医療問題、安全保障などが質問の課題であった。ロシアのウラジーミル.プーチンを賞賛し、自国のリーダーを侮辱し、女性軍人及び軍隊指揮官クラスに対する敬意に欠けるドナルド.トランプの発言は「赤線を超えた」として注目された。タウンホール形式のフォーラムは米国退役軍人協会の主催であり、会場の参加者はほぼ全て現役または退役軍人及び彼らの家族であった。フォーラムは司会者および選定された複数の質問者による応答形式で進められた。その中の一人は電子メール問題でヒラリー.クリントンを攻撃したが、クリントンは個人メール.サーバーの利用は間違いであったことを率直に認め、受けたメールには機密情報がなかったことを冷静に説明した。急ぎ足で進められたフォーラムは総体的に両氏にとって居心地の良くない雰囲気があったことを印象づけた。

タウンホール形式のフォーラムでは進行役による 一対一のインタビュー形式で、選定者の質問に対応することが一般的である。最初に登場した指名候補者はクリントンであり、最初から電子メールの問題が提起された。クリントンは会場に参加していた退役軍人の一人から、電子メールについて機密情報を「極端に無謀」な取り扱いをした場合、告訴され刑罰を受けることが当然であると厳しいコメントを受けた。クリントンは会場の参加者から質問を受けた時、椅子から立ち上がり、質問者に対面しながら応答した。機密情報があったかどうかについて、メールを受けた当時「トップ.シークレット 」または「シークレット」及び機密を意味する「コンフィデンシャル」の文字表示及びマークは付記されていなかったことを説明し、一貫して非常に慎重に対処したと語った。また、「国務省のシステムはハックされた事実はある」が「私のシステムがハックされた証拠はない」と述べ、彼女の個人サーバーを擁護したが、同時にミスであったと認め「今後このようなミスはしない」と誓約した。

当時ニューヨーク州を代表する米国上院議員であったクリントンは、ジョージ.W.ブッシュ政権下で「失敗した戦争である」との烙印付きイラク戦争を支持したことを失敗から学んだと述べ「間違いでした。二度とこのような失敗はしません」と後悔の意を表明した。この戦争には反対したと繰り返し述べているトランプについて、記録をチェックすれば理解すると述べ、彼も支持したと語った。クリントンとの対談終了後、トランプとのインタビューに移行した。トランプはクリントンの発言に反論し、イラク戦争を支持しなかったと主張したが、進行役を務めたNBCニュースのマット.ラウアーは、支持した記録があるとの相違について疑問を推し進めることはなかった。更に、トランプはほぼ全ての機会において、オバマ大統領を侮辱する傾向があるため、オバマ政権への敵対意識を含めた個人的な嫌悪、悔恨に根ざした発言をしていると言われている。安全保障の課題でロシア及びISIS戦略の論議に集中した際、彼の驚異的な表現はそれを具体的に裏付けた。彼は「ロシアは米国と同様にISISを打破したい強い要望があります」と述べ、プーチンの支持率は82%であるが、米国との関係は良好ではないことが問題であるとし「プーチン氏は我々の大統領より遙かに良いリーダーです」と表現したことがこのフォーラムの最大のハイライトになった。

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またトランプは「私はバラク.オバマとヒラリー.クリントンのリーダーシップ下で、将軍の力は瓦礫のように減少していると思います」と述べた。これらの発言はトランプが危険なイデオロギーを保持している前代未聞の候補者であることを示唆した。クリントンは今日ニューヨークでのキャンペーンでアメリカの将軍を攻撃し、ロシアの大統領を褒める共和党の指名候補者のことをロナルド.レーガンはどう思うでしょうか」と述べ、一般的に米国民に人気があったレーガンは冷戦時代ロシアを「悪魔の帝国」と呼んだことで有名である。クリントンはトランプがロシアの大統領を褒める一方で、自国の大統領を侮辱する候補者は近代史上存在しないことを強調し、この国の大統領または大統領になることを希望している全ての共和党はドナルド.トランプのこのような声明に同意するかどうか問われる必要があります」と語った。

次に、トランプは2013年5月、未報告の性的暴行は26,000 件あるが、報告されている女性兵士の犠牲者は238人だけである。 男女を一緒に配置した場合、これらの天才は何を期待しましたかとのメッセージをツイートした。ラウアーはこの投稿に触れ、男女は一緒の兵隊に奉仕するべきではないことを示唆しているのかどうかを尋ねた。トランプは、このデーターは「正確です。それは絶対に正しいと思っている人々は多数います」と述べ、軍隊でのレイプは現在発生しており、悪化しているが問題は誰も告訴されていないことであると答えた。しかし、悪化を防ぐため、この問題に積極的に対処している議員グループが存在するため、トランプのコメントは誇張であるとの批判もある。

昨夜の最高司令官フォーラムは、マット.ラウアーのパフォーマンスがこれまでの討論会で見た他のどの司会者より準備不足である印象を受けた。両氏へのインタビューまたは応答形式のフォーラムはそれぞれ約25分程度であった為、短い時間に多数の質問を準備していたラウアーはクリントンの説明または話を遮る場面が頻繁にあり、落ち着きのない印象を与えた。クリントンは最初の質問で、大統領になるための資質とは何かを聞かれ、国務長官としての経験から非常に厳しい決定をしなくてはならないため、聞くこと、分類すること、評価する能力が重要であることを語り「判断力と気質」であると答えた。トランプは最後の質問で、大統領になるためには何を研究し、何を読み、どのように準備をしているかを聞かれた。ほとんど読書しないと言われている彼は「アメリカを再び偉大にする」または「アメリカを再び強くする」こと、及びビジネスを通して国際的経験は豊かであり、長い期間準備してきたことを強調したが、直接的で明確な返答をすることはなかった。また「私は予測可能な人間ではないので、詳細を語りません」と言っていることを指摘された彼は、質問に直接答える代わりにクリントンを批判する方向にずれる傾向が目立った。会場にはどちらの候補者に投票するかどうかを決めていない質問者も多数存在したが、平然とロシアと自国の指導者を比較し、自国の指導者及び将軍クラスを卑下した為、トランプは最高司令官のテストに失敗したとの評価もあったようだ。

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