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2001年 9月11日、約3,000人が死亡した前代未聞の同時多発テロから15年目を迎えた今日、ニューヨーク及びペンタゴン(国防総省)では15周年記念行事が開催された。オバマ大統領はペンタゴンで犠牲者に敬意を表する挨拶のスピーチを披露した。15年前、アルカイダ組織の創始者が死亡し、アルカイダ組織が著しく弱体化した後に台頭したイスラム国には二つの略称(ISIS、ISIL)があるため、共和党大統領指名候補者さえ混乱しているようである。ジョージW.ブッシュ政権下で開始されたテロ戦略を受け継いだ 米国先導のグルーバル.テロリズム対策は、シリアでのロシア介入も含めてどのように変わっただろうか。

同時多発自爆テロは米国の政治、経済、及び軍事の中心を狙った前代未聞の惨事として米国民に極度の衝撃を与えた。ハイジャックされた2つの商業機はニューヨークのツイン世界貿易センタービルに突撃し、火災や崩壊により約2,800人が死亡し 8,700人が負傷した。別のハイジャック飛行機はバージニア州アーリントン郡にあるペンタゴンを襲撃し、約190人が死亡及び200人が負傷した。また、4機目のハイジャック機は複数の果敢な乗客が航空機の制御を取り戻す努力をしたが、ペンシルベニア州サマセット郡の農村地域に墜落し全員が死亡した。サマセット郡に墜落するまでのハイジャックのエピソードは、機内で勇敢にテロリストに挑戦した複数のメンバーの物語としてドキュメンタリー映画が数年前紹介された。CIAのデーターによると、この3か所での同時多発テロの犯人は19人 のアルカイダ.メンバーであり、被害総額は3 兆ドルである。救済に対応した400人以上の消防士及び法務執行官も死亡する最悪の惨事であった。

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オバマ大統領は11日東部時間午前9:40 頃、バージニア州アーリントンのペンタゴン外側で行われた9/11メモリアル遵守式典で、美しい3,000人の生命を忘れることはないと静かな口調で語った。この中には最も残酷な方法で命を奪われた男女及び最も若かった3歳の子供達が含まれているとし「見知らぬ人々を救うため、自分たちに有害な方法で挑戦した人たちの勇気を称えます」と述べ、15年間米国人を守ってくれた彼らの強さにアメリカの家族として共に感謝を込めて祈りを捧げると表明した。また、15年間でテロリズムの「脅威は進化してきた」と述べ、強力な防御作戦により、頻繁に発生するテロリストの規模は小さいが、攻撃の打撃度は致命的であるとし「テロ攻撃は進化している」と語った。また、表現し難い暴力を犯す憎しみのイデオロギーは、彼らの国の人々に衝動的であるとし、ISILやアルカイダのようなグループは、アメリカのような偉大で強い国を倒すことの困難性を知っていると語った。

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近年、グローバル.テロリズムの脅威は米国よりフランスやトルコなど海外で頻繁に発生している。オバマ政権下で2011年5月2日、パキスタンのアボタバードに潜伏していたアルカイダ組織の創始者であったオサマ.ビンラディンが米国の特殊部隊に殺害されて以来、イエメン及び他の地域で勢力があったアルカイダ組織は著しく弱体化した。これはオバマ大統領の最初の任期中の顕著な成果である。現在、アルカイダ組織の衰退後にその存在が目立つようになった強力なテロリストは、一部アルカイダの派生グループも含まれるISILと呼ばれるイスラム国イラク及びレバントであり、ISISと呼ばれているイスラム 国イラク&シリアのグループである。レバントは古い地理的用語であり、地中海東部にある広大な地域に言及している。オバマ政権のイスラム国との戦いは主にイラク及びシリアで開始されたため、幾つかの報道機関を除き、大多数のメディアはISIS(アイセス)と発音するが、オバマ大統領は一貫してISIL(アイソー)と呼んでいる。ドナルド.トランプは、オバマ大統領がISISと呼ばずにISILと呼んでいるため、「他の人は誰もISIL呼ばないので正確ではない」と批判した。イスラム国はイラクやシリアだけでなく、もっと広範なグローバル地域でテロ活動に従事しているためISILとの呼び方が「もっと正確である」と言われている。イスラム国のテロ活動は多数の分派が中東の広域に拡大しているため、ISILと呼ぶ方が適切であることを指摘している。

ISIS またはISILと呼ばれる世界最強のテロリスト.グループに対する戦争は、オバマ政権下でISILを敗北するため2014年9月10日に広範な連合を結成して以来66か国の有志国が国際的パートナーとして、イラク及びシリアで米国主導の空爆作戦を展開してきた。ISILを「徐々に劣化し破壊する」ための努力において、同盟国の協力体制は強化され、同時に人道的援助も拡大してきた。一方、特にシリアでの問題は益々複雑化している。ロシアは昨年9月後半からシリアで空爆を開始し、シリアにロシア海軍、戦闘機、戦車及びその他の軍事装備を転送した。その後ロシアはその空爆作戦でISISをターゲットにしていると述べているが、米国及び幾つかの同盟国は、ロシアが自国の同盟国であるシリア政府に対して戦っている反乱軍を襲撃したと報告した。シリアでのISIS戦略が困難になっている理由の一つは、シリアの反政府グループが多数存在することである。ISISグループもその中に含まれているため、誰が誰を攻撃しているのか不透明になっている。特に、ロシアは米国が味方しているクルド人兵に対しても攻撃しているため、益々問題を複雑化している。

ロシアの大統領ウラジーミル.プーチンに一貫して傾注しているトランプは、シリアでロシアが実施している状況さえ正確に認識していないのではないかと言われている。いずれにしても、米国及び同盟国はイラクとシリアで引き続き、多数のISILの建物やタンカーを破壊し、主なリーダーを含む多数のメンバーは死亡したため、数ヶ月前からイスラム国は攻撃態勢を維持することよりむしろ擁護態勢であるようだ。占領した土地の多くを失ったが、極めて頭脳集団である彼らは有害な教義、戦術、その他の画像を拡大するためサイバー.スペースを使用し、西洋、中東全域、及び東南アジアでグローバル過激派を拡大する努力を続けている。テロリストによるインターネット利用の懸念について、トランプはテロリストにネット使用を禁止すると述べたが、連邦政府はグーグル及びソーシャル.メディアに対して、彼らのアクセス停止を強制する権利はない。15年後の今日、陸、海、空の交通を含む安全保障は著しく向上し、米国は安全な国になったが、ISIL又はISISによるサイバー攻撃の能力は引き続き有力である。米当局及びテロ対策専門家は、ソーシャル.メディアを利用する自爆テロ及び テロリストに対する資金提供とグローバル組織活動を閉鎖することが最も困難であると述べている。技術の向上と共に進化する現在のテロリストは、医学の向上に伴い進化する病原菌に似ている。

 

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