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副大統領指名者の討論会は、バージニア州ファームビルのロングウッド大学で今夜東部時間午後9時から開催される。通常副大統領の討論会は無視されがちであるが、今年の副大統領指名者の討論会は歴史的に幾つかの観点から重要である。共和党大統領指名者であるドナルド.トランプの副大統領指名者はインディアナ州の現役知事マイク.ペンスであり、民主党大統領指名者ヒラリー.クリントンのランニング.メイトは現在米国上院議員であるティム.ケインである。タイミングの悪い昨日、ペンスは連邦控訴裁判所3人の保守派判事に満場一致で彼の難民政策は不法であると判定された。

トランプは現在一部漏れた納税申告書により、恥辱的な窮地に立たされているため、彼の右腕となるべきペンス (後部又は右)がどのような人物であるか、彼の強さ、懸命な判断力、外交政策の知識、及びトランンプに不足する気質をカバーできる素養があるかどうかを試される。一方、州議員及びバージニア州知事の経験があるケインはクリントンの補佐的役目を果たす上で、重大な課題について認識し、どれだけ機敏に対応する能力があるかを国民は判断するチャンスである。両氏はいずれも歴史的に不人気の大統領指名者のランニング.メイトであり、ほぼ全ての政策で異なるイデオロギー を保持している。いずれも庶民的で雄弁家であるが、今夜の討論会は彼らの大統領指名者の政策、気質、記録、透明性などを擁護することが最も重要な争点になると予測されている。

しかし、元ミス.ユニバースを攻撃するため真夜のツイートによる異常な行動、納税回避、 トランプ財団の停止命令を受けたトランプの問題は、ペンスが90分の論争で一掃できる事は不可能なほど共和党を弱体化している。しかもペンスは3日、控訴裁判所によりシリアからの難民受け入れ拒否は1980年の米国難民法に違犯していると却下された。ペンスは、連邦政府から難民援助資金の配分を受理していながら、難民を彼の州に受け入れるためそのお金を利用することを拒否したため、人権団体に告訴された。ペンスはシリアからの難民受け入れは、テロリストが難民に混入し、米国に移住する危険性があることが拒絶の理由であると説明した。しかし、3人の判事はそのような証拠を提示することはなく、推測にすぎないためシリアからの難民を拒否することは国籍を理由に人種差別することであるとして、彼の主張を満場一致で却下した。面白いことに、この共和党判事3人のうち一人の判事ダイアン.サイクスはトランプの最高裁指名リストに挙がっている人物である。

一方、ケインは州レベルで議員及び知事時代に公民権運動の人道的活躍をしたことで知られている。300年の奴隷制度の歴史があるバージニア州で、今夜討論会が開催されるファームビルは1960年代、公民権運動の中心地になったところである。現在、多様民族文化が目立つバージニア州は2008年の大統領選でバラク.オバマを支持した時、ケインは同州の知事であった。また、彼の妻アンの父は1970年から4年間共和党61代目のバージニア州知事アブネルL. ホルトンである。ホルトンは州政府に黒人や女性の雇用を増加させ、教育プログラム、環境問題、地域社会の精神衛生などリベラルな政策を促進した最初の進歩的な共和党知事であった。従って、女性や黒人など人種及び社会問題の課題では、地域及び人口動態的にどちらの副大統領指名者に有利であるか容易に推測可能である。

26日のクリントン対トランプの討論会では、特にトランプが人種問題に関心が薄い点で、両氏の間でその課題の論議は希薄であったため、両氏はこれらの課題を補う可能性がある。また、成功したビジネスマンであることをアピールして始まったトランプのキャンペーンは、事実上多数のビジネス倒産により税金回避をしていた事が判明した。これは「10月の驚き」と呼ばれ、トランプに対する 無党派有権者の態度が変わっている側面もあるため、ケインにとって、その角度からペンスを攻撃する材料になるかもしれない。一方、ペンスはトランプと同様、クリントンが国務長官時代、個人メール.サーバーを利用した件で長期的な調査の結果、FBIディレクターがクリントンに対する告訴の必要性を却下したことへの不満を表明し、ケインを攻撃する可能性がある。今年の副大統領の討論会は彼らの大統領指名者について口論する場面が多いかもしれない。従って、副大統領指名者の討論会はやはり、クリントン及びトランプの話題に集中するはずである。ペンス及びケインに対する予測される最も重要な質問は、歴史的に異様な大統領選で彼らが副大統領としての立場をどのように把握しているかどうかである。

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