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自己破滅の結果であるにも関わらず、トランプは共和党に対する攻撃を展開しているが、彼の共和党に対する復讐行為はヒラリー.クリントンに著しく有利であり、民主党に圧勝する機会を与えている。今日、共和党戦略家の一人はクリントンを支持表明し、トランプに辞退を求めるか又は不支持を表明する共和党が増加した。トランプの支持率は極端に下がり、第三党が押し上げられていると同時に、ヒラリーとトランプは横ばいになっている共和党州もある。最後の土壇場で両党指名候補者の票が一部の地域で割れる危険性があることを示唆しているが、7 日以降、クリントンはほぼ全ての接戦州でリードし、10の世論調査機関の全国支持率平均は全てクリントンが勝利している。

しかし、油断できない側面もある今年の大統領選では両党の指名候補者の他に3人の候補者が挑戦しているため、幾つかの州で票割れする可能性がある。例えば伝統的な共和党州であるユタではトランプとクリントンの支持率がいずれも26%である。これは、従来保守州であった州でもクリントンにチャンスがあることを示唆している。しかし、8月に立候補を宣言した元CIAの捜査員であるエバン.マクモレンは同州で22%の支持率である。リバタリアンのゲリー.ジョンソンは常に最大9%の一桁台であるが同州では14%である。グリーン党から立候補しているジル.スタインの全国平均支持率は2〜3%で常にほとんど5%以下である。これらの3人は、土壇場でトランプ及びクリントンの票を奪う可能性があるため、特に両党指名候補者の安定した有権者による投票参加は重要な鍵である。

12日のNYタイムスによると、伝統的に共和党州のジョージアとアリゾナ州はクリントンが勝利する「現実的なターゲット」になっている。匿名を条件に同紙に語った共和党の世論調査関係者は「トランプ氏がジョージアを失う悲惨なリスクがある」ことを発見した。また、クリントンは強力なスーパーパックの組織が後援しているため、上院議会の競争でもターゲット州で広告の放送を開始する可能性もある。議会民主党メンバーは彼女の勝利が確実なバージニアやコロラド州にも引き続き資金を導入することで、再選に直面している民主党議員を押し上げる努力を展開している。11日クリントンは、2000年の大統領選でフロリダの投票を再集計した結果、ジョージW.ブッシュに敗戦した気候変動の先駆者であるアル.ゴアとフロリダで合同キャンペーンを行い、マルコ.ルビオを批判した。ほぼ全ての科学者は気候変動の危機を警告しているが、ルビオは「私は科学者ではありません」と述べ、科学を否定している気候変動否定論者であると指摘した。上院議会の再選に直面しているルビオは、接戦州のフロリダでクリントン.キャンペーンのターゲットになっている。

壊滅的な敗北を懸念している共和党は、トランプに起因する破壊のダメージを解消し、党内統一に向けた戦略がない状態である。トランプは、昨日フォックス.ニュースのキャスターであるビル.オライリーとのインタビューで「事実は、私たちがサポートを得るべきだと思うが、我々はポール.ライアンのような連中からの支持を得ることはありません」と語った。このようなことはいつも起きていると指摘し「私は彼の支持は欲しくありません。彼の支持を気にしません」と明言した。しかし、7日の性的暴行に関するビデオが暴露されて以来、36人の議員及び知事はトランプの不支持を表明または彼の辞退を求めた。2日後、その数は急増した。USA Todayが公表したリストによると、元大統領候補者であったオハイオ州知事のジョン.ケイシック及びカリー.フィオリーナ、元カリフォルニア州知事アーノルド.シュワッネッガーを含む54人 がトランプを放棄したようである。

一方、クリントン不支持を表明する民主党議員は存在しないが、むしろ共和党の支持者が増加している。12日、フロリダ州共和党の選挙戦略家であるマック.スティパノヴィッチはクリントン支持を表明した。彼は2000年のフロリダでの再集計に関与したことで知られている。頻繁に有権者にメールを送り、寄付、支持、投票の呼びかけを実施している民主党陣営に比較し、トランプは共和党を卑下し始めているため「党の士気をくじき、または彼を放棄した共和党に投票することを拒否するためトランプの熱烈な支持者を導くことで、共和党有権者の投票参加を低下させる深遠な結果になる」可能性がある。この状況は7日後、無党派州で影響が現れ、両党が集中している接戦州14のうち13州は全てクリントンがリードしている。

クリントン トランプ
フロリダ + 4.1 ジョージア + 2.5
ペンシルベニア + 7.5
オハイオ + 2.7
ノース.キャロライナ + 3.2
コロラド + 7.1
ミシガン + 9.3
バージニア + 8.9
ウィスコンシン + 8.3
ミネソタ + 8.3
ネバダ + 4.7
ニューハンプシャー + 8.3
アリゾナ + 0.5
ニュージャージ + 13.8

更に、10月3日から11日までの10機関の全国世論調査は、驚くことに全てクリントンがリードしている。CNNの共和党戦略家は、このような状況にトランプは「終わった」とコメントしている。

調査機関 調査日 クリントン トランプ マージン
Insights West 10/10 – 10/11 42 37 Clinton +5
asmussen 10/7 – 10/11 43 39 Clinton +4
Politico/M. Consult 10/10 46 41 Clinton +5
NBC News/Wall.SJ. 10/8 – 10/10 46 37 Clinton +9
Ipsos/Reuters 10/6 – 10/10 44 37 Clinton +7
UPI/CVoter 10/4 – 10/10 50 44 Clinton +6
Public Religion Research 10/5 – 10/9 49 38 Clinton +11
NBC News/SurveyMonkey 10/3 – 10/9 51 44 Clinton +7
Politico/Morning Consult 10/8 45 41 Clinton +4
YouGov/Economist 10/7 – 10/8 44 38 Clinton +6