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ヒラリー.クリントンのキャンペーンにリンクする民主党全国委員会のハックされた多数のEメールが先日公表されたが、特に現在目立ったインパクトはないようだ。その中で注目されている一部のメールはウォール街での複数の講演抜粋記録であり、その一部はクリントンがウォール街の中心的存在であり、米国民は何らかの不正システムに苛立っていることを認識していたことも明確にした。また、現在不正慣行スキャンダルで注目されている大手銀行のケースは、クリントンがその講演で規制の必要性を主張したことが的確であったことを示唆している。

ウキリークスが8日に公表したEメールはクリントン.キャンペーンの議長ジョン.ポデスタに結合しているもので、ほとんどが一般的なニュース.レターである。注目を浴びている一部のメールは、2013年及び2014年の期間にクリントンがウォール街の金融機関に講演料を受けたスピーチの抜粋である。それらのスピーチの中で、クリントンは政治及び経済システムに抜け穴がある不正体制について指摘した。例えば、金融危機の原因と解決については銀行や投資会社を問題視することより、むしろ金融機関をパートナーとして、政治及び経済のリーダーを含むあらゆる角度から共に取り込む必要があることを語っている。2014年のゴールドマン.サックス及び世界24か国に拠点がある最大手の資産運用会社ブラックロック合同イベントでの講演で中産階級の葛藤を除去することには「程遠い」状況であることを指摘した。また、 政治及び経済システムに「不正手段があるとの懸念や怒りの感情が米国民に増大していることを感じている」と語り「堅実な中産階級を育むことを忘れていない」と述べている。

クリントンは2014年のドイツ銀行での講演で経済構造に不正システムがあるとの認識は、国民を含む全てにとって問題であると述べ、そのようなシステムを必ず明白にする必要があると指摘した。上院議員時代、「金融界で生計を立てていた多くの有能な原則に基づいた人々と協力したが、彼らが高い基準を保持するため働いた。私は彼らを代表し、彼らが繁栄し続けていることを確認したが、利益のある抜け穴を閉じ、最高経営責任者(CEO)の給与が急騰していることに対処することを呼び起こした」と述べている。クリントンは同年ドイツ銀行でのスピーチでも、不正慣行が発生しやすい抜け穴があるとの同じテーマーをアピールしている。銀行が平然と不正を行えるシステムがあることは、最近のウェルズ.ファーゴのスキャンダルもその一例かもしれない。

同銀行は5,300人の従業員が虚偽の口座を作成していたことで、歴史的に長い業績の信用を覆している。チェッキング.アカウントを開設した顧客の許可なしにクレジット.カードを発行し、またはセイビング.アカウントを開設したそのような不正による業務件数は約200万である。ABCニュースが調査したタイムラインによると、この慣行は2011年5月から2015年7月までの期間であり、今年9月8日消費者金融保護局(CFPB)が同行の不正行為を発見し、ロサンゼルス市検事と通貨監督庁(OCC)が 1.85億ドルの罰金を課した。同日、この業務に関与した約1%に匹敵する労働者の5,300人は解雇され、 謝罪声明を公表した。この不正は「従業員販売目標プログラム」に基づき上層部からの命令を受けて、強制された職員が関与したものである。

ロサンゼルス市弁護士は「売上目標を達成し、銀行のインセンティブ報酬プログラム下での金融報酬を獲得するため、従業員は顧客の許可または知識なしに口座を開設し資金を調達していた」と主張した。9月14日、米連邦捜査局(FBI)とニューヨーク及びカリフォルニア州の連邦検察官は銀行の不正行為を調査し、刑事告発の可能性があると公表した。9月16日から下院金融サービス委員会は監視及び調査を実施する目的で公聴会を開催した。その聴聞会の初期段階で、金融法律の専門家であるマサチューセッツ州上院議員エリザベス.ウォーレンはウェルズ.ファーゴのCEOであるジョン.スタンフに対して、辞職および刑事告発に直面しなければならないと指摘した。解雇された複数の従業員は9月下旬、強制辞職におい込まれたことを理由にウェルズ.ファーゴを告訴した。

同銀行が顧客に無断で新たに作成した口座の資金は、顧客が従来保持していた口座の中から一部の資金を移動させ、その後そのお金を従来の口座に戻し、新たに作成した口座を閉じるなどの操作が行われていた。従って、スキャンダルが発覚した後、顧客は初めてこの不正に気付き、多くの顧客はウェルズ.ファーゴから離れた。複数の最大手銀行を利用している顧客の一人として、早々に銀行と取引を停止することには慎重である必要があると言える。特に、近年米国の銀行は、日本の銀行が発行するような通帳を提供しないため、長年問題なく取引関係を維持し、住宅ローンの支払い及びクレジット.カードの決済記録が良好である場合、その記録を失う可能性が高くなるため、クレジット記録の信用性を失う危険性がある。今後別の家を購入する計画がある人は、銀行に倒産の危険性がある場合を除き、その新たな家を購入するまで取引を続ける方が賢明である。ウェルズ.ファーゴに対する1.85億ドルの罰金は莫大なスケールでないため倒産の懸念はないと言われている。

尚、公表されたEメールの信ぴょう性について、ポデスタは、その内容をすべて確認していないため、全て本物であるかどうか不明であると述べている。一部のメディアは、クリントンが金融機関に対して厳しい規制を課すと公約しているため、公表された講演の抜粋は幾分ウォール街に親密的であると否定的にコメントしている。しかし、支払いを受ける講演で、金融機関を批判するスピーカーは現実的に存在しないこと、彼女の金融機関に対する規制の公約は2015年の立候補宣言後であることなどが考慮されていないことに気づく。また、公表された メールの一部は、クリントンが自由な貿易を支持していたことを示唆しているが、この政策については本人自身が立場の変化の理由を語り、既に知られているため、多大なインパクトはない。15日ウキリークスは更に新たなEメールを公表したが、現在メディアは今日までに9人がトランプに性的暴行を受けたと主張し、本名で次々に登場する女性に対して、引き続き守備体制であるトランプに注目している。

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