アメリカの最新課題 Contemporary American Issues © 2016 Yuko’s Blog. All Rights Reserved.  

Image result for Trump's son-in-law and Trump

ドナルド.トランプは競争から 引き下がることを公式に表明していないが、既に敗北を認識し、競争に勝利するための努力を心理的に停止した可能性がある。しかも、特に選挙システム及びメディアに不正があるとして、様々な角度から根拠のない妄想による陰謀説を唱えることで、推定敗北の原因を自身に向けることより、外部に責任を転嫁している風潮がある。トランプ.キャンペーンを取材している主要メディアの複数の記者は、トランプが勝利を諦めたと感じている。加えて、トランプの家族はトランプが敗北した場合、選挙後の準備を始めている。

トランプの集会を取材しているニューヨーク.タイムスの記者チャールス.ブロウは 17日、選挙結果が予測しやすい状況になっている今日、トランプは「終わりが近いことを確信」し、実質的に競争に勝利する努力を止めた様子があり、彼の集会は怒りに満ちた「悲惨な空気」がある。しかし、それは「勝利の可能性が減少するにつれて、彼の絶望は益々拡大している」からであると分析した。ワシントン.ポストの記者クリス.シリザは 16日、トランプは「もう大統領のキャンペーンを実行していない。その代わり「拡大した復讐の企てに関与している」か又は、最後まで「怨言の政治を追求しているだけである」と述べている。

7日最悪の恥を暴露されたハリウッド関連のビデオ会話公開後、トランプは政策に集中することで選挙に勝利するための努力を放棄した印象がある。クリントンを「投獄する」との極端な発言が目立ち、呆れるほど様々な「陰謀説」を唱えている。彼が自ら大統領選に推定敗北する様々な理由を語り、それは選挙の不正システムがあり、メディアはクリントン寄りであるとの怒りを表明することで彼の支持者の怒りを扇動している傾向が益々強くなっている。つまり、トランプは本人が予測していると思われる選挙敗北の原因を他に転換しているようである。集会では頻繁に 「選挙に不正システム」があると主張し 「多くの投票場で大規模な不正投票がある」と言っているため、多数のニュース.キャスターは「証拠もなくそのような発言をする大統領候補者は前代未聞である」と批判している。

自暴自棄になっているトランプは彼の選挙を奪うため、 民主党の有権者が死亡した人々のIDを利用し、同じ人間が数回投票する可能性があるため、投票場を監視するよう彼の支持者を扇動している。この異常な扇動は事実、幾つかの地域で選挙を物騒な状況にしている。14 日、バージニア州フルバナ郡の民主党米国下院議員候補者ジェーン.デッマーの選挙事務所の外に銃器を露出した二人の男性が12時間立っていたことがCBS19に報告された。いずれもトランプ支持者であり、身元を明かしたダニエル.パークスは「民主党ヒラリー.クリントンの大統領選に抗議した」と語った。根拠のない選挙不正を扇動することで、トランプの発言を全て信じる彼の支持者が何をするか予測不可能な懸念も表明されている。

このような状況を懸念している下院議長ポール.ライアンは15日 「我々の民主主義は選挙結果の確信に依存し、州はそれぞれ整合性を持ちこの選挙を実行します」と述べ、選挙結果を拒否するトランプの先制攻撃を批判した。トランプのランニング.メイトであるマイク.ペンスは16日、誰が勝利したとしても「絶対に選挙の結果を受け入れます」とコメントした。 一方、何があってもトランプの支持者は彼に忠実である。17日のワシントン.ポスト /ABCニュースの世論調査によると、68%の国民はトランプが女性に性的暴行を加えたことを事実であると信じ、信じていない人はわずか14%である。63%の投票登録者は11年前のビデオの公表が投票に変化をもたらすことはないと答えている。有権者はそのようなことを気にしていないようであるが、トランプは、そのようなスキャンダルを暴露したメディアもクリントンを支援していると批判し、メディアに公表した女性も攻撃している。アトランテック誌は、自らの墓穴を掘るトランプの態度について、人生で自身の失敗を第三者のせいにすることは「人間の本性」かもしれないが、偶然ではなく、トランプはこの達人であるとコメントしている。

トランプの敗北を予期しているのは彼のキャンペーンを取材するメディアだけではない。長い間、キャンペーンの影で援助してきたトランプの娘イバンカの夫、またはトランプの義理の息子である ジャレッド.クシュナー(写真左)は11月の大統領選挙後、トランプにテレビ.ネットワークを開始させるためメディア業界トップのディール.メーカーと非公式に会った。17日の ファイナンシャル.タイムスによると、トランプの選挙に多大な影響力のあるクシュナー及び彼の多大な協力を得てきたトランプは、来月クリントンに敗北した場合、彼らのキャンペーンで「湧いたポピュリスト運動を活用する方法を考えている」ため、実業家であり新聞社New York Observerの所有者であるクシュナーはその一部の努力として銀行家と会ったが、テレビ.ネットワークの開始に関する詳細な情報については不明である。

トランプは彼が選挙に推定敗北する理由について、クリントンに味方するメディア、討論会の進行役を務めるモデレーター、クリントンのEメール問題で彼女を告訴しなかったFBIを含め、ほぼ全てキャンペーンで彼が直面している出来事はクリントンを勝利させるためであると主張している。特に選挙システムに大規模な不正があるとの主張は「陰謀説」であると批判されている。いずれにしても、トランプが勝利する努力を放棄した様子は素人の目にも明らかである。トランプ陣営は、彼が大統領候補者らしく 政策に集中し、少なくともレベルの高いスピーチに専念するための努力を促し、スピーチ.ライターの原稿に基づくテレプロンプターを利用することを勧めているが、トランプは彼らの意思に従っていない。14日ノース.キャロライナでの集会でトランプはスピーチの途中、テレプロンプターが壊れていると主張し、それを分解する瞬間があった。彼は、集会の参加者に「実際、テレプロンプターなしのスピーチが好きだ」と述べ、彼の支持者に同意を求めた。また、壊れたテレプロンプターを設置した組織に支払いをする必要はないと述べ、その後、5分間で少なとも10の話題を展開した。しかし、政策課題は支離滅裂に錯綜し、彼の性的暴行を公表している女性に対する嘲り、メディア及びクリントンに対する怒りの批判に集中した。

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。