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今夜東部時間午後9時から、ネバダ州ラスベガスのネバダ大学で大統領指名者最後の討論会が開催される。フォックス.ニュースの主催によるモデレーターはベテランのクリス.ウォレスが担当する。最初の討論会に比較してテレビ視聴者数は200万人前後であると予測されている。討論の主要分野は少なくとも6つあり、幾つかの特定課題が提起されると予測されている。 一部の質問課題は、議会共和党がクリントン勝利を認識している状況を明白に反映すると思われる。

トランプが勝利しなくてはならないほぼ全州での世論調査で、彼は大幅に支持を失っているため、クリントンは伝統的に幾つかの赤州(共和党州)を青州(民主党)に転換することが可能である。例えば、アリゾナ州は長年共和党州であるが、CNNによると19日に公表されたアリゾナ共和国公共政策及びアリゾナ州立大学のモリソン研究所の共同調査では、トランプの支持率38%に比較してクリントンは43%で5%ポイントもリードした。加えて、7日の性的暴行を自慢するトランプの会話が公表された翌日から18日までに調査された11機関の世論調査はトランプが2%ポイント有利であることを示唆した1機関の調査結果を除き、クリントンは他10機関で最大10%から最小3%ポイントの範囲で平均6.6%リードしている。更に当選確率及び選挙人数を見ると、ほぼ全ての主要メディアが指摘している通り、トランプは残された3週間で現状を逆転することはほとんど不可能な状況である。

分析機関 クリントン トランプ
当選確率 選挙人数 当選確率 選挙人数
N.Yタイムス 92% 272 8% 163
Five Thirty Eight 86.3% 342 13.7% 195
Real Clear Politics 256 170

選挙人合計数は538であるが、残りの数値は未決定である。当選には270の選挙人数を獲得する必要がある。

討論会前のクリントン及びトランプの競争状況は、明らかにトランプの敗北を予測しやすい状況である。しかし、トランプは選挙結果が判明する前からスケープゴートとして、「莫大な不正投票」があると主張し「盗まれた選挙」になるとの妄想を唱えている。19日のN.Yタイムスによると、ロヨラ法律学校の教授による調査で2000年から2014年に行われた米国の選挙で10億の投票数のうち不正投票が発見された数は31件である。特に不正投票の見解に関し、トランプは彼の家族及びキャンペーン陣営を含む彼の周りの人々とほとんど波長が合っていない。彼のキャンペーン.マネジャーであるケリアーン.コンウェイは今日、MSNBCのインタビューで11月8日に「広範な不正投票が発生すると思いますか?」と聞かれ、即座に「いいえ、不正があるとは思いません」と答え、過去に幾つかの場所で幾つかの不正投票があったことは知っているがトランプが述べているようなスケールの不正があるとは思わないと明白に答えた。また、トランプの娘イバンカは「いつものように、父は選挙の結果を受け入れます」と擁護した。

今夜の討論会も陰険な雰囲気になる瞬間があると予測されている。クリントンは日曜日、討論会の準備をしたと言われている。一方、トランプはベンガジ事件の一部の被害者の家族、オバマ大統領の異母兄弟の男性などをゲストとして招待すると予測されている。異母兄弟の男性をトランプのゲストとして迎えることに多大なメリットがあるとは考えにくいが、ケニア生まれで、カダフィ及びテロリスト.グループのハマスを支持していること、反イスラエル主義者であることなど、全てオバマ大統領に逆行する人物が異母兄弟であるという点が顕著である。しかし、それがどのようにクリントンを攻撃する材料になり、トランプは何を目的としてそのような人物を招待するのか不明である。また、少なくとも9人の女性が実際、トランプに性的暴行を受けたと主張しているため、その問題に関する質問から逸れるため、再度ビル.クリントンの過去の女性問題を持ち出す可能性があると予測されている。

また、クリントンの勝利がほぼ確実になっている数週間前から、多数の共和党議員は「クリントン政権」下で指名される全ての最高裁を引き続き阻止することを論議している。オバマ大統領は3月16日共和党最高裁判事アントニン.スカリアの後継者として中道派のメリック.ガーランド判事を指名したが、上院共和党は7か月以上、この指名を放棄することに成功している。数日前、アリゾナ出身のベテラン米国上院議員ジョン.マケインは保守派のラジオ.トーク番組に出演し、引き続きクリントン指名による最高裁の任命プロセスを妨害すると語った。しかし、トランプによるスカリア後継者の指名を期待することは最早無意味になっているため、両氏はそのような観点からの質問を受ける可能性がある。この課題の論争は、議会共和党がクリントンの勝利を明白に意識していることを示唆している。

他に、負債、経済、移民問題、外交政策などの課題が提起され、最後の討論会も喧騒的になると予測されている。過去二回の討論会は、両候補者に関連性がある課題、現在起きていること、トランプが主張している論争的課題が提起されたため、今夜の討論会でも「不正投票」を含む彼の主張は質問に利用される可能性が高い。モデレーター役を担う同局のウォレスは民主党であるが、両候補者に対して平等に圧力をかけることで知られている。

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