アメリカの最新課題 Contemporary American Issues © 2016 Yuko’s Blog. All Rights Reserved.  

Image result for images of Hillary on Oct 24, 2016

ドナルド.トランプの支持率は11月8日までに回復不可能であると予測されている。一方、主な接戦州でもほぼ制覇しているヒラリー.クリントンは、彼女の当選を目指しているだけではなく、再選に直面している他の民主党候補者を支援している。しかも、伝統的な共和党州の投票も獲得する積極的な戦略を展開している。2012年の大統領選挙では伝統的な投票より、不在者投票を含む早期投票が既に定着している。クリントン.キャンペーンの戦略は早期投票を推進しているため、一部の接戦州で民主党の投票登録数は今年共和党を超過した。

昨日、アフリカ系アメリカ人の多いノース.キャロライナ州ローリーで、今日ニューハンプシャー州マンチェスターでエリザベスウォーレンと合同キャンペーンを実施したクリントンは早期投票を呼びかけた。また、共和党がコントロールするノース.キャロライナ州で民主党の知事に投票するよう促している。同州では現役共和党の上院議員リチャード.バリと民主党州下院議員のデボラ.ロスが対抗している。2013年1月から現役共和党知事であるパット.マクローリィは同州で、誕生証明に記載された性別に基づいて公衆トイレの使用を許可する論争的な法律を推進したが、再選に直面し、両党からの候補者が彼に挑戦している。トランプは彼自身の競争及び共和党のブランドも破壊しているため、彼の敗北と共に共和党は両院で多数の議席を失うことが予測されている。一方クリントンは、上院議会で民主党が支配するための大勝利を有権者にアピールすることが可能な強い立場であることを複数の共和党戦略家が認めている。

例えば、ジョージW.ブッシュの大統領選でキャンペーンの主要戦略家であった カール.ローブは、昨日フォックス.ニュースのインタビューで「トランプはもはやクリントンに勝利する見込みがない」と述べた。これは現在共和党を脅かしている一因である。特に、ノース.キャリライナ、フロリダ、ネバダ、ペンシルベニア、ニューハンプシャーの現役上院議員は民主党の挑戦者に敗北する可能性がある。一時トランプの支持を受けたニューハンプシャーの共和党米国上院議員ケリー.アヨットは民主党のライバルである現役知事のマギー.ハッサンに最近の世論調査で8%ポイントもリードされている。ハッサンは同州で人気のある女性知事である。

また、クリントンのキャンペーンは、マイケル.ブルンバーグを含む強力な銃規制の提唱者も銃規制を訴え、憲法修正第2条を弱体化しない常識的なバックグランド.チェックをアピールしている。23日、共和党寄りのアリゾナ州ツーサンで、元女性民主党議員で銃の被害者であるガブリエル.ギフォーズと夫の元宇宙飛行士マーク.ケリーは、クリントンへの投票を促すキャンペーンに参加した。ガブリエルは頭部を銃で撃たれた元女性議員であるが、現在まだ歩行に問題があり、話すことは厳しいと述べながらもはっきりした語調で「ヒラリーはタフです。彼女は勇敢です。彼女は私たちの家族を安全にするため戦います。クリントンは「ホワイトハウスで銃のロビーに立ち上がります。ですから、私はヒラリーに投票します」と述べた。ケリーは「 銃法への責任ある変化は、私のような銃所有者の権利も尊重します」と述べた。

クリントンはキャンペーンの戦略で早期投票を促している。現在30州以上で早期投票が実施されているが、500万人以上の有権者は不在およびメールでの投票を済ませた。21日のピュー.リサーチによると、11月の投票日に投票する伝統的投票はもはやトレンドではなく、早期投票は近年定着している。2012年、オレゴン州では推定100%、ワシントン州では99%、コロラド州82% ネバダ州70%、アリゾナ州66%、テキサス州66%、ノース.キャロライナ州61%、モンタナ州59%、ニューメキシコ州59%、テネシー州59%は不在投票、早期投票、郵便投票のいずれかの方法で早期投票した。今年は特に幾つかの接戦州、例えばネバダ、アリゾナ、ノース.キャロライナで2012年に比較して民主党の有権者の早期投票率は向上した。

更に、接戦州の一つであるフロリダで、クリントン.キャンペーンのデイレクターであるシモネ.ウォードは24日、民主党のキャンペーン計画は共和党より勝っていることを報告した。クリントンは早期投票を促しているため、投票登録数が増加し、共和党の206,000に比較し、民主党有権者は259,000増加した。これは民主党に7ポイント利点があるという。2012年から新たな有権者は約692,000増加し、共和党有権者の追加数593,000を超過した。この傾向は今後も続く可能性があると報告している。9月10日から10月19日までに実施された11の主な接戦州の世論調査の支持平均は、トランプ勝利の可能性が激減したことを示唆した。その中で彼が楽勝する可能性のある州はアイオワだけであり、両候補者が極端に接近している州はオハイオである。

接戦州 クリントン トランプ
コロラド 45.0 38.6
フロリダ 46.8 43.4
アイオワ 39.8 44.6
ミシガン 46.4 37.6
ネバダ 45.8 42.2
ニューハンプシャー 45.8 39.2
ノースキャロライナ 47.4 43.8
オハイオ 45.0 46.2
ペンシルベニア 48.4 41.2
バージニア 47.2 35.6
ウィスコンシン 46.4 41.4

現在、民主党は上院及び下院議会でも多数の議席を取り戻す可能性があると予測されている。クリントンの顕著な利点は、オバマ大統領及びミッシェル夫人を含む多数のVIPがキャンペーンを支援してことだけではない。早期投票及び投票登録の増加を推進し、地域の問題に即した陣営を派遣していることなど幾つかの点で優れた戦略を展開している。また、既に明白な敗北が予測されるペンシルベニア州で集会を持つトランプに比較して、クリントンは保守派の多い勝利可能なフロリダ、ネバダ、ノース.キャロライナに力を入れている。更に、トランプ陣営はトップのメンバーが数回入れ替わり、選挙キャンペーンで素人が多い点でもマイナス要素がある。

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。