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Image result for images of Clinton with Beyonce on Nov. 4, 2016                                                                        By AP

米国政治史上最も極分的で論争的な大統領選は二日後に幕を閉じるが、最後の週末、驚くことにクリントンの勝利の鍵を握るヒスパニック系アメリカの早期投票率は2012年の投票率を大幅に超過し、歴史的な展開になっている。これはドナルド.トランプにとってマイナスであることを示唆し、ヒラリー.クリントンは支持率を回復しているため、敗北を予測し始めたトランプは 選挙システムに不正があると再度アピールしている。トランプの妻メラニアは移民法に反し、無許可で労働していたことが報告された。また、ネバダ州のトランプの会場では騒ぎがあり喧騒的で異常な選挙状況を反映している。クリントン陣営にとって、紆余曲折的な吉報はFBIディレクターのジェイムス.コミがクリントンのメール調査は完了したと報告したことである。

早期投票したヒスパニック系の数は2012年より大幅に増えた。例えば、フロリダ州では2012年には10%以下であったが、今年は約14%に増加した。ほとんどの接戦州では早期投票したヒスパニック系は圧倒的にクリントンに投票した可能性があると言われている。ヒスパニック系の早期投票が歴史的に高いことはクリントン勝利の鍵である。サウス.キャロライナ州の米国上院議員リンジィ.グレイアムは、ヒスパニック系の投票を増加させている要因はトランプであると述べ、この特定の人種の有権者は得にトランプに対抗する動機があることを暗示した。従って、まだ接戦の懸念はあるものの、トランプは無党派州で最も多いフロリダ29の選挙人を失う可能性が高いため、彼の勝利は困難であると予測されている。ヒスパニックの爆発的な投票参加が要因で、全国の平均支持率はクリントンが再度2%ポイント前後取り戻している。今日公表されたABCニュース/ワシントン.ポストの調査はクリントンの支持率は48% でトランプの43%を安全圏でリードした。トランプは引き続き気質を疑う発言が多いことが一因であると言われている。肯定的な気質面での評価はクリントンが58%で、トランプの32%より遥かに高い。

両党の候補者は可能な限り、多数の激戦州での集会を実施している。4日夜、オハイオ州クリーブランドで開催されたコンサートで、ジェイ.Zとビヤンセはクリントンを支援したため、ステージに上がり投票を訴える機会があった。クリントンは「私は誰もが彼らの神から与えられた可能性を満たすことができる大統領になりたいです」と群衆に語った。5日夜、ペンシルベニア州フィラデルフィアで開催されたシンガソング.ライターのケイティ.ペリーはコンサートにクリントンを招待した。超党派を超えた視聴者が参加するコンサートでキャンペーン効果を発揮している。集会で多くのセレブ、若い世代に人気のあるバーニー.サンダース及びオバマ大統領の援助を受けているクリントンは、家族だけが援助しているトランプに比較して多大な有利性がある。

一方、彼の妻メラニアは労働許可なしに10回モデルの仕事をしていたことが報告されたため、トランプにはマイナス要素である。APの調査によると、彼女は1996年8月27日にスロベニアから観光ビザで入国し、1996年10月18日にH1-Bの労働許可を取得した。しかし、その前の9月10日から10月15日までの期間に10回のモデル契約から約20,000ドルを受けていた。トランプと結婚後2001年3月にグリーンカードを取得し、2006年に米国市民になった。観光ビザは通常3か月間であるため、2001年3月にグリーンカードを取得するまでのある一定期間に何回労働許可を更新したかは不明であるが、少なくともある一定の期間非合法の仕事に従事していたことは事実である。彼女は移民法に違反したことはないと主張していたため、彼女の移民状況に疑問を抱いていた一部のメディアは早くから調査を開始していた。

トランプは、5日ノース.キャロライナでキャンペーンを実施し、彼の子供達は引き続き別の地域でキャンペーンを援助している。また、同日夜トランプはネバダ州リノで集会を開催したが、スピーチ中に突然「彼は銃を持っている」との怒号が上がり、即時シークレット.サービスはトランプをエスコートしステージから移動したが、彼はまもなくステージに戻った。群衆に混在していた一人の男性は「共和党はトランプに反対」のサインを掲げていたため、彼の周りにいた複数の男性は彼を摑んだ。その瞬間騒ぎになり、サインを持った男性は外に連れ出された。彼は銃を保持していなかったため、その場で解放されたことがその後に判明した事実である。トランプは彼の集会で抗議者を見ると「追いだせ」と命令し、彼の支持者の一部は言論の自由を表明する平和的な抗議者を頻繁にアタックしている。

同州幾つかの地域では早期投票を4日に終え、最後の早期投票を5日に終えた州もある。昨夜ネバダ州のクラーク群では予想以上に大勢の有権者が長い列を作った。クラーク群の投票場の閉鎖時間は午後7時であったが、この地域では10時まで延長された。経費削減または投票制限の一環として、投票場を閉鎖する地域もあるため、幾分遠方から投票に参加することを余儀なくされた人々はクラーク群にも集中した。7時前に到着した人々は投票する権利があるため、選挙管理事務所による時間調整または延長は合法的である。トランプはそのような事実を無視し、民主党が主に投票するクラーク群で、閉鎖時間後も数時間開けたままであったと支持者に語り「これは不正システムです。我々はそれを打破します」と述べた。民主党を優勢にするための不正が行われているとアピールしているが、6日ABC のThis Week のインタビューに応じた民主党キャンーペーン議長のジョン.ポデスタは閉鎖時間前に並んでいた人々が多い状況下での調整は正常であると指摘した。また、トランプは「彼が敗北すると全てが不正である」と主張する人物であると語った。

選挙寸前の紆余曲折を思わせるヘッドライン.ニュースはFBIの最高責任者であるジェイムス.コミが28日、別件の捜査からクリントンのEメール調査に関連のある新たなメールが発見されたと議会に報告したことである。その後わずか8日間で両候補者の競争は急速に接近したが、今日コミは二回目のメールを議会に送り、全てのEメールを確認した結果、何も問題はなかった為、7月の無起訴決定に変化はないと通知した。法務執行当局は、新たに発見されたほぼ全てのメールは過去に調査済みのメールと重複であったことを明白にした。28日、7月の決定に変化はないと確信していたクリントン陣営は、全てが終わったことを「とても嬉しい」と表明した。トランプは集会でクリントンを犯罪者扱いし、彼女が大統領に選出されても、途方も無い犯罪で彼女は弾劾されると述べていたが、過去複数の国務長官及び他の高官も個人メール.サーバーを利用していたため、それ自体は犯罪ではない。

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