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Image result for Images of Trump with NYT on Nov. 22, 2016

来年次期大統領に就任する可能性が高いドナルド.トランプは、NY.タイムスの編集及び記者関係者とのインタビューで、彼の支持者に選挙キャンペーン中アピールしていた国内外政策を含む多数の課題を変えることを示唆する発言をした。その一因は、彼が出会った政府関係者または退職した首脳陣と会話する機会が増えているため、影響を受けたことを示唆している。一方、引き続き彼の利害相反と倫理問題は論争的であることを示唆した。また、トランプは多様性を意識した官僚指名に努力しているが、全ての官僚の任命は最終的に上院議会の投票により決定される。

共和党主流派に対抗することが彼のキャンペーンの趣旨であったが、23日トランプは、キャンペーン期間に彼を批判したインド系アメリカ人のサウス.キャロライナ州現役知事ニキ.ヘイレイを国連大使として指名した。彼女は外交政策の経験はないが、温厚的な側面もある共和党主流派で、彼女の家族はインドからの移民である。また、トランプは2003年から2005年までミシガン州議会の共和党議長であり、現在教育活動家である白人女性ベッツィ.ディヴォスを教育省長官に指名した。彼女は公立学校を民営化することを提唱しているが、性別及び人種的にも多様性を意識した選択である。上院議会の約50%は大統領選前まで反トランプ派であり、元大統領候補者の一人であったリバタリアンのランド.ポール及びテッド.クルーズは、元ニューヨーク市長のルディ.ジュリアニに対する国務長官の指名をブロックする挑戦の構えを見せている。

22日のインタビュー直後に報道したニューヨーク.タイムスによると、トランプはヒラリー.クリントンが使用していた個人サーバーから彼女は33,000のEメールを削除したため安全保障にリスクのある行動であったとして、彼女を告訴するため特別検事を任命すると彼の支持者に公約した。しかし、彼は「私は先に進みたいです。後退したくはありません。私は本当にクリントンを傷つけたくありません 」と語った。既にFBIは数年間の調査に基づき、クリントンに対する犯罪容疑を否定している。既に終決した問題を掘り起こし、告訴を追求することが大統領の職務ではないと一般的に認識されている。共和党議会調査員会のメンバーもトランプが11月9日に勝利して以来、彼女に対する攻撃をほぼ停止した。この顕著な変化はクリントンのEメール騒ぎが如何に彼女の勝利を阻止するための党派的戦略であったかを明白にしている。

トランプはテロリストに対する対処において、特に水攻めやその他の拷問の有益性について、「私はそれが決して有益であると見たことはない」と語った。彼は引退した海兵隊米中央軍司令部の将軍ジェームス.マーティスと会話した後、拷問に対する考え方が変わったことを示唆した。マーティスは、トランプにテロ容疑者を拷問するという一般の見解について「テロ容疑者との信頼関係を構築し、協力するテロ容疑者に報酬する」ことの重要性を強調したという。気候変動の取り組みについては、就任最初の100日間でパリ協定を放棄し、国連の地球温暖化プログラムである二酸化炭素排出量の制限を撤廃するとの過激な政策をアピールしていたが、国際気候変動条約について「私はそれを非常によく見ています。私はそれに心を開いています。清浄な空気と水晶のように透明な水は非常に重要です」と語り、人間の活動とグローバル的気温上昇には「何らかの関連性」があると表明した。

トランプに対する懸念の一部は利益相反の問題である。トランプは大統領である彼のブランドには箔がつくと考えているようである。NY.タイムスとのインタビューで彼は、ビジネス帝国とホワイトハウスとの間に境界を設ける義務はなく、トランプ.ブランドは「今まで以上に魅力的なブランドです」と語った。利益相反と倫理問題について質問された彼は「法律は完全に私の側にあります」と宣言し、「大統領は利益相反を持つことはできません」と述べ「不動産保有であるため、事業を売却することは極めて困難です」と語った。また彼は、倫理問題の懸念に取り組むため「何かをしたい」と言い、子供たちにビジネスの管理を引き渡したと語った。しかし、近代政治史において、全ての大統領及び政府関係者はブラインド.トラストと呼ばれる方法で、資産を独立した管理下に置くかまたは資産を売却することが一般的であるが、トランプはまだ如何なる方法にも対処していないことが判明した。

また、トランプは彼の家族、特に彼の義理の息子であるジャレッド.クシュナーを彼の顧問として採用したい意向があるため反ネポティズム法についてどのように思っているかを聞かれ、違反になるようなことは「したくない」と述べたが、ユダヤ人であると見られているクシュナーはイスラエル人とパレスチナ人の間の長年にわたる紛争を和解させるため「非常に役に立つ可能性がある」と述べた。また、トランプは反イスラム、反メキシコ人、反女性の論争的なアピールを全面に打ち出したにも関わらず勝利し、ホワイトハウスの職員主任として、白人至上主義、人種差別主義、反ユダヤ主義者のアルト.ライト運動 の先導者と言われているスティーブン.バノンを指名したことについてもNY.タイムスは疑問を提供した。トランプは、バノンはそのような人種差別者ではないと擁護し、アルト.ライト運動に距離を置くことでそのイメージを否定し「私はそのグループに活気を与えたいとは思っていません。私はグループを否定します」と述べた。

22日のNY.タイムスとのインタビューで、最も驚いた事は気候変動に関するトランプの立場の変化である。彼は選挙キャンペーン中、地球温暖化の概念は「米国の製造業を非競争的にするため中国人が創造した作り事である」と述べていたため、メディア及び政治評論家はこの極端な変化に唖然としている。また、利益相反の問題は最も論争的である。なぜなら、彼はオバマ政権との移行手続きを怠る一方で、既に多数のビジネス関係者と会っているからである。トランプは彼が投資していない外国のホテルまたは建物にトランプの名称をリースすることでトランプのブランド名を売るビジネスを運営している。最近トランプが会った3人のモンバイからのビジネスマンはそのようなビジネス関係者であると言われている。また、米国政府が所有し、トランプがリースしているホワイトハウス から近距離内に最近改造されたホテルにセールス上の目的で100人の外交官を招待した。トランプは22日のインタビューで、利益相反と倫理に関して、米国大統領職を何よりも優先する印象を与えなかったため、民主党全国委員会の委員長アダム.ホッジは「トランプ氏はワシントンの富裕層の文化に反対し、沼を排出すると公約したが、今日彼はそのルールは彼には当てはまらないと明言し、彼は家族の富を拡大するため大統領執務室を使うつもりである」と批判した。

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