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2015年の寿命は2014年に比較して低下し、総体的な寿命は1993年以来初めて低下した。 一方、米国の死亡数は2014年に比較して86,000人以上増加した。折しも、上院議会は下院議会が昨年通過した健康措置法案を久しぶりに通過した。オバマ大統領は上院で圧倒的に支持された画期的法案を強く後押ししていた。疾病対策予防センター(CDC )が昨日公表した2015年の米国の死亡率と題する複数の学者による研究結果の概要は下記の通りである。

(1) 2015年の米国人口の平均寿命は78.8歳であり、2014年から0.1減少した。男性の平均寿命は2014年の76.5歳から2015年には76.3歳に変化し、0.2低下した。女性の寿命は2014年に81.3歳であったが、2015年には81.2歳で 0.1低下した。

(2)年齢調整された死亡率は1.2%増加し、2015年に10万人当たり733.1人で、2014年の724.6人より増えた。黒人男性の場合、2015年に10万人当たり1,070.1人で、2014年の1,060.3人より増加した。黒人女性の死亡数は、2015年に10万人当たり731.0人で、2014年の731.2人よりわずかに上昇した。白人男性の場合、2015年に10万人当たり881.3人で、2014年の872.3人より増加した。白人女性の死亡数も2015年に10万人当たり644.1人で、2014年の638.8人より増加した。

(3) 2015年の米国在住者の合計死亡者数は2,712,630人であり、2014年より86,212人増加した。2015年の主要死因10 は2014年と同じである。10の主要死因は高い順から、① 心臓病、② 癌、③ 慢性的な呼吸器疾患、④ 意図しない負傷、⑤ 心臓発作、⑥ アルツハイマー、⑦ 糖尿病、⑧ インフルエンザと肺炎、⑨ 腎臓病、⑩ 自殺である。最も高い心臓病は2015年に10万人当たり168.5人で、2014年の167.0人から増加した。次に高い癌は2015年に10万人当たり158.5人で、2014年の161.2人から減少した。三番目に高い死因である慢性的な呼吸器疾患は2015年に10万人当たり41.6人で、2014年の40.5人から増加した。

(4) 2015年の1歳未満の子供の合計死亡数は23,455人であり、2014年に比較し240人が増加した。2015年の幼児死亡数は生誕10万人当たり 589.5人であり、2014年と大きな変化はない。2015年の幼児死亡の10の主要因は、2014年と同じである。その中で最大5つの主要因は ① 先天性奇形、② 低出生体重、③ 突然の幼児死亡症候群、④ 母体の合併症、⑤ 意図しない負傷である。

米国の寿命率が低下する一方で、死亡率は増加しているとの暗いニュースに並行して、議会両院は予期せぬ画期的な健康法案を通過したため、オバマ大統領による早々の署名が期待されている。上院議会は、下院議会が通過した医療法案を94対5の圧倒的票差で通過した。この法案は昨年5月19日にミシガン州米国下院共和党議員であり、下院エネルギー商業委員会の委員長であるフレッド.アプトンに紹介され、改正後同年7月10日に通過した。7日のニューヨーク.タイムスによると、21世紀の治療法と呼ぶ複雑なこの法案は「疾病研究のための資金を増加し、精神保健システムの弱点に対処し、薬物や医療機器の規制制度を大きく変える」ことを目的にしている。複雑な問題があるため、一部のアメリカ人家族には何も利益を与えないとして、複数の民主党議員及び消費者団体は反対したが、「強く支持したオバマ大統領の勝利である」と言われている。病気治療の研究に一部の資金が提供されるこの法案通過の「最大の勝利者は両党に寄付している製薬業界」である。また、この法案の措置は精神病や慢性疾患、生物医学研究者、妊娠中の女性、糖尿病の子供、オピオイド中毒患者、いじめられている子供、重病の人に有益である。

CDCの研究によると、癌は引き続き米国の高い死亡率の要因であるが、副大統領ジョー.バイデンは昨年10月脳腫瘍で死亡した子息を失った後、癌治療研究への投資を訴えた。約1年後、それは現実になりつつある。一方、下院議長ポール.ライアンを含む一部の共和党は代替え案もなく、次期トランプ政権下で、アフォーダブル.ケア.アクト(ACA)またはオバマケアを撤廃する計画を公表している。彼らはまずオバマケアを撤廃し、その代替え案を発見するまで半年から3年間待つか、または代替え案が成立した後に撤廃するかどうか、意見が異なっている。しかし、遅かれ早かれ、オバマケアを撤廃すると強く主張している。2年前のACAの平均支持率は40%以下であったが、現在50%まで増加した。過去に60回以上撤廃を試み、成功しなかった主要因は代替え案がなかったためである。ACAの人気が急増する前に再度撤廃に挑戦している彼らは、まだオバマケア以上に良好な代替え案を提供していない。CDCの報告後、上院少数派の民主党リーダーであるチャック.シューマーは「代替え案がなく撤廃した場合、彼らはその責任を負う」と述べ、更に寿命を低下させ死亡率を増加させる要因になると指摘した。

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