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巧妙なビジネス慣行

2006年、トランプ、イバンカ、ドナルド.ジュニアはバハ半島にある静かなメキシコ漁業村に世界級のウォータ.フロント.マンション建設の広告ビデオを公表した。イバンカはそのビデオで最も信頼されている彼女の父ドナルドJ.トランプが開発業者であり、パートナーと共に建設するトランプ組織は非常に堅調であるとアピールし、サンディエゴに隣接するトランプ.オーシャンリ.ゾートは「素晴らしい投資」ですと宣伝した。また、イバンカ自身も「そのアパートを購入します」と語った。多数の人々は独占優先予約契約に$5,000の頭金を支払った。その支払いは、後日購入しない決定をした場合「払い戻し可能」であるとの条件であった。その後、独占優先予約契約をした三人の顧客は、購入するかどうかの決定にわずか5分間を提供されただけであり、購入契約書を読む時間さえないとの苦情を表明した、しかし、彼らは$200,000の小切手を支払い、契約書に署名した。後日、彼らは「熱烈に期待する新しい海辺の家に生涯の預金を投資した」と語った。約200人が購入契約し2006年には2,200万ドルが支払われた。

2007年6月、購入者は建設が始まるとの通知を受けた。数ヶ月後の10月、住宅ローンによるウォール街崩壊の余波で不況に陥った初期、バハの不動産プロジェクトの開発は遅れているが、投資は健全であるため不況はトランプ.オーシャン.リゾートには適応しないとのイバンカのデスクからのメッセージが通知された。2007年12月、ニュースレターは、建築サイトに地理的問題があることを報告した。2008年3月、購入契約者は「建設ローンが認可され資金はすぐ調達されるため、工事はすぐに開始される」との電話または手紙を受けた。これは9か月前に工事が始まったと連絡を受けた後のことである。著者は「彼が使った言葉はこれらの宣伝、売り込み、ニュースレターの更新において、全てトランプが建築業者であり、開発者であったという印象を作り出した」と 説明している。

2008年12月23日、トランプ及びトランプ組織はトランプ.オーシャン.リゾートの開発業者でもなく、投資のパートナーでもなかった事実が判明した。彼らは単にトランプの名前を使用するライセンスを受けていただけである。証券詐欺、過失詐称、会計詐欺、及び不公平なビジネス慣行のケースで裁判となった。カリフォルニア州での判例の証言陳述書は、実際の開発業者が前払い手数料を支払う条件で、トランプのトレード名を使用する認可をトランプから受けただけであったことを明らかにした。トランプは「ドナルド.トランプがそのリゾートを開発している」と購入の見込み客に話すことを事実上の開発業者に認可した。被害者の訴訟リスト合計13の関係者の中でトランプ組織はトップに挙げられた。トランプは、リゾートの購入者に対して「どのような義務も負っていない。悪いことは何もしていない」と主張した。トランプの弁護士は、実際の開発業者はプロジェクトを完成するための十分な資金が不足していたと判事に語った。全ての購入契約者は、最終的に弁護士費用及び他のコストに加えて、彼らが支払った合計$2,200万の払い戻しを受けた。

トランプは単に名前を使用することを認可しているだけで、彼自身が所有、運営、開発、または売却していない「トランプ」名の建物は多数ある。ウキ.タワー、国際トランプ.ホテル、フロリダ大西洋沿岸のタワー.フォート.ローダーデールなどもその例である。バハ詐欺訴訟と同様のケースはフロリダのタンパ高層ビル、大西洋沿岸にあるフォート.ローダーデール.アパート.プロジェクトを含めて複数ある。名前使用契約には前払い金が支払われる為、そのようなライセンスを増やし利益を得ることがトランプ組織の重要なビジネスである。タンパでの裁判で、トランプは14の建物は完全にトランプ名の使用だけのビジネスであると証言した。開発の時点で、トランプのブランド名は不動産の価値があると信じて購入契約した人々がその事実を知った後、契約金を返済してほしいとの理由から告訴する判例が多い。著者によると、トランプは「開発をしているとの言葉は我々が開発業者であることを意味しない」と主張した。

2016年大統領選:独裁者としてのビジョン

著者ジョンストンは、あとがきのほぼ最後に2016年の大統領選で、非常に多くのアメリカ人が「チェックとバランスを無視した展望の公的声明になぜ興奮したかを自身に問いかける必要がある」と述べ、キャンペーン中トランプが公約した多くの課題は大統領の権限を超えていると指摘した。トランプは大統領としての権限には制限がある事実に関係なく、以下の事を全て実施すると明白にしていると述べている。それらは ① 一方的に納税者のお金を使う、② 外国製品に関税を課す、③ 企業がどこに投資するかを指示する、④ 憲法で禁止されている拷問及び無実の市民の殺害を含め、不法の命令に兵士が従うことを期待する、 ⑤ 議会に法律を制定するよう命令する、⑥ 裁判官の命令に服従しない。これらは全て大統領が独断で実施できる事ではないと指摘している。大多数の国民は、多くの点で「トランプが大統領としてではなく、独裁者としてのビジョン」を掲げていると見ていると述べた。

更に著者は、選挙キャンペーンでトランプは米国に深い問題があることを有権者にアピールしたことは成功の一因であると述べた。参加者数ではトランプの集会より規模が大きかったバーニー.サンダースは不公平を訴えたが、両氏は「どちらもアメリカがもっと公平で、もっと正当であり、もっと広範に社会が繁栄する政策提言を出していない」と指摘した。また「クリントンには技能があるが、不運にも何十年もの行動にもかかわらず、それが彼女の政治上の議題であったかどうか全く明確ではない」と述べた。つまり、ヒラリーは労働者階級のために奉仕した長年の実績があったが、2016年の選挙ではそれを強く訴えていないと評価した。

著者紹介と著作の目次

デビッド.ケイ.ジョンストンは最終章の末尾に「これらのページに記載されている多くのエピソードが示している通り、トランプは自分が選択すること及びその原因結果から逃れることに驚くほど機敏である」と述べている。また、あとがきで、直接的なトランプに関する知識、調査記者として約50年間で集めた数千枚の書類、トランプの行動の事実的側面に焦点を置き、有権者に伝えることが目的で書いた本であると述べている。また、誰も彼の性格を完全に知ることはできないが、彼の行動に基づき検討し評価することはできると述べている。従って、トランプの「お金の執着と富の飾り」また、ほとんど知られていないトランプの複雑な犯罪者との関係、詐欺師、暴徒、暴力団、主な麻薬密売人、道徳的に芳しくない人物について焦点を当てたと記載している。

ジョンストンはこの著作でドナルド.トランプとの生きた交流を様々な角度から描写している。30年間、直接トランプと身近に交流し、警察官、秘書及び事務員、証人、麻薬密売人、娼婦、スパイ、専門家、ビジネス経営者、政府、非営利団体の様々な人々とインタビューし、実際に目撃し、聞き、調査に基づく事実を公開している。情報を得るための調査には常にリスクがあったため、信頼されることを最も心がけたと述べている。著者は、勤勉家であり、富より名誉を尊重する模範的な人物である。彼は、ニューヨーク.タイムスの幾つかのベストセラー作品の著者、調査記者&編集者(IRE)の代表者、及びUSA Todayを含む複数のコラムニストである。また、彼はサンフランシスコ州立大学、シカゴ大学、ミシガン州立大学で税金、会計、経済、ビジネス、法律など幅広く学んだ。トランプとの交流で個人的に税および財務関係のアドバイスをし、感謝されたこともあると述べている。2009年からシラキュース大学法学部、及びホイットマン.スクール.マネージメント.スクールで講師の特権を保持しているため、実際に教鞭を取っているジヤーナリストである。

当ブログが参考資料として利用した電子書籍キンドル版のThe Making of Donald Trump序文で始まり、1. 家族歴、2. 家族の価値、3. 個人的価値観、4.病弱の子供、5. 友達作り、6. トランプの最も重要な取引、7. 偉大な訴訟、8. 慈悲を示唆、9. ポーランド旅団、10. 感覚と純資産、11. 政府はトランプを救済、12. ゴルフと税金、13. 所得税、14. 空箱、15. ハーバードより良好、16. トランプの慈善 、17. 想像上の友人、18. 想像上の愛人、19. 作り話の維持、20. 名誉募集、21. あれは誰? 22. メキシコ訪問、23. トランプは鯨を浜に引き上げる、24. 最大の敗北者、最後にあとがきで構成されている。

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