アメリカの最新課題 Contemporary American Issues © 2017 Yuko’s Blog. All Rights Reserved.  

Image result for images of Obama and Abe meet at Pearl Harbor on Dec. 27, 2016

今年は真珠湾攻撃から75周年を迎えた。安倍晋三首相は26日にホノルルを訪問し、27日には、米国政府が政権交代する前にハワイで休暇中のオバマ大統領と共に真珠湾を訪問した。既に3人の歴代首相が真珠湾を訪問しているため阿部氏の決定は初めてではないが、阿部氏による真珠湾の訪問は幾つかの有意義な理由により歴史的なイベントである。

75年前、第二次世界大戦の米国参加を弱体化するための主要な戦略であった真珠湾攻撃で約24,000の米国兵士が死亡した。最悪の敵同士であった二国間は75年後、最も強力な同盟国となり、2009年44代大統領に就任したオバマ氏は、今年5月広島を訪問した米国初の大統領となった。アジア諸国は北朝鮮の核脅威に晒され、東シナ海にある尖閣諸島の領土紛争に直面しているため、オバマ氏は8年間日本との連帯を深めてきた。阿部氏は昨日、真珠湾に近いヒッカム米軍基地に到着し、今日真珠湾を訪問した。阿部氏はドナルド.トランプが次期大統領に選出された後ニューヨークに立ち寄り、トランプとの会談を行った。日本が米国の軍事力に依存するなら、もっと多く支払うことを望んでいるトランプに対して、阿部氏は「相互に信頼があるなら二国間の同盟は生存するでしょう」と語ったと言われている。

Image result for images of Abe and Obama are visiting Pearl Harbor on Dec. 27, 2016

Image result for images of Obama and Abe meet at Pearl Harbor on Dec. 27, 2016

26日ホノルルで開催された夕食会で阿部氏はハワイ知事デイビッド.イージーと並びパイナップル形のウクレレを手に笑顔を見せた。首相の真珠湾訪問の目的は、① 1941年12月7日の攻撃に対する和解である。また、② 爆撃により海底に沈んだUSSアリゾナの船体上に建てられた記念碑で被害者に対する同情と敬意を表明するためである。更に、③ 次期大統領トランプが就任する前に個人的にオバマ氏に会うため、及びホノルルにある愛媛丸記念館を訪問するためである。27日 記念碑を訪問した阿部氏は、オバマ氏と並んで1941年の攻撃で死亡した人々の名前が記された壁の前に立ち、短い祈りの黙祷の儀式に参加した。また、花びらを水に投げた後、両氏はスピーチを披露した。しかし、阿部氏は真珠湾攻撃に対する謝罪は彼の訪問の目的ではない。阿部氏は2001年に米海軍潜水艦USSグリーンビル が日本の漁船に追突し、この事故で死亡した日本人の慰霊碑を訪問し祈りを捧げた。CNNニュースによると、ハワイ知事及び駐日米国大使キャロライン.ケネディも両国リーダーの記念碑訪問に加わった。

Image result for images of Obama and Abe meet at Pearl Harbor on Dec. 27, 2016

Image result for images of Obama and Abe meet at Pearl Harbor on Dec. 27, 2016

阿部氏はオバマ氏と共に真珠湾を訪問する最初の首相であるが、日本の首相として訪問する最初の首相ではない。歴史的には1950年代に既に3人の首相が訪問しているため、4番目の首相ということになる。1951年にサンフランシスコ条約に調印した帰国途中にハワイに立ち寄り、密かに真珠湾を訪問した最初の首相は吉田茂である。次に1956年に鳩山一郎がホノルルの米国太平洋司令部を訪問した。次に1957年、阿部氏の祖父である岸本信介は幾つかの戦争で戦死した米兵が葬られている太平洋国立記念墓地を訪問した。しかし、現在の日本政府は歴代の首相が真珠湾を訪問したことを認識していない。テンプル大学現代アジア研究所のディレクターは鳩山及び岸首相の訪問を記憶していないと表明した。当時、3人の首相による真珠湾訪問は熾烈な反対を含めて、政治的に論争的な性質があったため、公表を控えたようである。彼の祖父が真珠湾を訪問したことを知っていないと思われる安倍晋三首相は、祖父が日本憲法の平和維持条項を改正する事に反対した彼の祖父の努力を満たす希望があるという。

Image result for images of Obama and Abe meet at Pearl Harbor on Dec. 27, 2016

両国のリーダーは良好な日米関係を構築してきたため、特に中国の軍事拡大および北朝鮮の核脅威に直面している現在、益々強い両国同盟関係を望んでいるが、次期トランプ政権下による政策および日本に対する主張はオバマ氏と多大な差異がある。オバマ氏は核兵器のない世界を目指しているが、次期大統領は、米国核能力の拡大および核兵器競争を奨励している。オバマ政権は、相互援助の性質がある同盟関係に値札は付いていないと主張しているが、次期大統領は、米国はほとんど無料で日本を保護しているとの誤認識から、その保護を維持したいのであれば日本は米国にもっと支払うべきであると主張している。従って、さほど日本に対して親日的ではない新政権下での日米関係には何らかの変化があると懸念されている。トランプ次期大統領の日本に対する方針は、軍事力を強化したい意向のある阿部氏にその動機を強化する一因になると思われるが、TPPに反対している次期大統領は阿部氏の目標を挫く可能性がある。

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。