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2016年も残すところ数日であるが、今年は異様な社会的現象が目立った年である。最も顕著な社会的異常現象は偽造ニュース及び白人主義、人種差別、偏見の正常化が挙げられる。特に選挙後、殺人のような極端な例を含め、憎悪及び人種差別に基づく嫌がらせや脅迫が急増したと報告されている。

近年、ソーシャル.メディアの利用が普及したことは顕著な社会現象である。例年に比較して最も注目されたことは、フェイスブック、ツィツター及び他のソーシャル.メディア及びウェッブサイトでの偽造ニュースの拡大である。今年最も悪質で卑劣なソーシャル.メディアでの偽造ニュースは選挙中、政敵である民主党大統領候補者のヒラリー.クリントンの政治生命を破壊するため、共和党大統領候補者ドナルド.トランプを支援することで自己プロモーションを図ったマイケル.フリン親子が注目されたことである。また、ウェッブサイトの偽造ニュースは意図的に詐欺及び不正情報を公開している。これはユーモアが主流である風刺ニュースとは質が全く異なっていることに留意する必要がある。12月6日のニューヨーク.タイムスによると、虚偽ニュースは昨年までさほど影響はなかったが、今年11月の大統領選で虚偽ニュースが多大な影響を与えた。虚偽ニュースは「益々狡猾」になり、実際のニュースを含むすべての報道に対する真実を知る上で読者を混乱させ、政治的な右翼及び左翼の分極化を促進し、更に人々は彼らの「右または左の立場にもっと固執するようになった」と専門家は指摘した。今年の選挙キャンペーンほど米国がひどく分裂した国であることを浮き彫りにした前例はない。

1950年及び1960年代の公民権運動以来、今年初めて白人至上主義を平然と主張するグループが台頭した。それらは主にアルト.ライト運動と白人ナショナリスト運動である。トランプが次期大統領に選出された10日後の週末、白人ナショナリストはワシントンD.Cにある大学で集会を開催し、ナチ.スタイルの敬礼でトランプを賞賛した。60年以上、表面化することはなかったこの白人ナショナリスト運動を率先した人物はリチャード.スペンサー(上部写真)である。アルト.ライトは数年前から台頭している主流保守派の運動であり、白人アイデンティティーを強調している。支持者はソーシャル.メディアを通して結束しているが、少数のメンバーは平然と姓名を公表している。アルト.ライト及び白人ナショナリスト運動はいずれもほぼ同様の目標を掲げているが、アルト.ライト運動には公式な組織は存在しない。白人ナショナリストは先月中旬の集会でトランプの勝利を賞賛した。トランプは勝利後、アルト.ライトの政綱を掲げているオンライン.ニュース.ブログ、ブライトバートの元CEOスティーブン.バノンをホワイトハイスの主任戦略家として選択した。従って、過去に人種差別の前例があるトランプに対する疑問は白人至上主義者であるのかとの一般的な疑問であるが、トランプはこのような白人至上主義運動を支持していないとツイートしたことがある。

しかし、トランプが勝利した直後から、米国は公民権運動時代に逆戻りしたように人種差別及び憎悪に基づく行為が増加し、それが正常化していることが報告されている。全ての事件は報告されていないため、正確な事件の数は不明であるが、今月16日に公表した南部貧困法律センター(SPLC)の調査によると、大統領選挙後の11月9日から12月12日までに嫌がらせと脅迫事件は1,094件発生した。この数値は通常半年間で発生しているため、これは「異常に高い数値」であると調査グループは見ている。嫌がらせ及び脅迫事件の動機のトップは反移民(315件)が最も多く、次に反アフリカン.アメリカンまたは黒人(221件)、反イスラム教徒(112件)及び 反LGBT (109件)である。これらの出来事はトランプの政策に直接的な関連性がある。一方、本質的な反白人関連の 6件を含めて、反トランプ関連の嫌がらせ及び脅迫事件はわずか26件である。移民及び黒人に対する事件は圧倒的に目立っている。

そのような幾つかの事例の一つに50年以上禁句になっている黒人に対する「ニガー」の表現が再度利用されていることである。特に未成年の黒人はその犠牲になりやすい。マサチューセッツ州のある地域で、夕方暗くなり始めたため、近所の歩道を自転車で帰宅を急いでいた14歳の少年は、歩道の真ん中を歩いていた男性に「ヘイ、ニガー、この次は自転車から降りろ」と言われた。少年の家族は、近所の誰かがそのような差別用語を使ったことに怒り、悲しんでいると報告した。フロリダの公園で2人のイスラム教徒の女性は猥褻なジェスチャーをした男性に遭遇した。その男性は、イスラム教徒は非人間的であり「トランプ大統領は彼のために仕事をした」と発言したが、二人の女性は争いを避けてその場を離れたと報告した。また、唖然とする殺人事件が発生した。11月23日のニューヨーク.ディリー.ニュースによると、ウェスト.バージニア州チャールストンの1ドル均一ストアーの外側で15歳の黒人少年ジェイムス.ミーンは白人の中年男性、ウィリアム.プリアム62歳に事故でぶっかったため「ゴミ」と呼ばれ殺害された。刑事告発によると、憎悪犯罪として報告された事件で、白人男性は少年の腹部を二回射ち、死体を放置し、自宅に戻り、夕食を取り、その後友人宅で過ごしていたことが判明した。この白人男性は、黒人少年を人間とは思っていない態度であったことを示唆した。

また、SPLCは白人民族主義者(47)、KKK(7)、反ユダヤ人(3)関連のポスターとチラシの分配があったことが報告されたため、追跡したところ、選挙後最初の月曜日(11月14日)にそれぞれ別件の合計57が分配されたことを報告した。大学キャンパスを見学しているスペンサー及び他の白人のナショナリスト達は、トランプの「勝利後に確信を高め」ており、メディアによる「前代未聞の報道」が注目されている。SPLCによると、これらの事件の74%はアルト.ライト運動と白人ナショナリスト運動の推進者が拡大を望んでいるキャンパスで発生した。大統領選前まで世間が知ることのなかった白人ナショナリストの代表者であるスペンサーは、特に反ユダヤ主義者であるため、懸念が拡大し注目されている。今日28日のウォッチドッグによると、このグループはトランプの勝利はアルト.ライト運動と白人ナショナリスト運動の勝利であるとして祝ったことを報告した。スペンサーはクリスマス.イブの日、彼の支持者にEメールを送り「2016年は我々の画期的な年でした。それはドナルド.トランプの年だけではありませんでした。それはアルト.ライトの年でした」と宣言するメッセージを送った。

政治的に分極化するほど、必然的に憎悪犯罪も増えるが、黒人及び移民に対する嫌がらせ及び脅迫は、選挙後に急増した。選挙後から目立つようになった脅威的で異様な社会的現象はトランプ政権下で、人種差別及び偏見による嫌がらせ及び憎悪犯罪が増加することを意味するのかどうか、その疑問と懸念が表明されている。

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