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6日午後、次期大統領ドナルド.トランプは前日上院議会情報委員会の公聴会で両党議員らの質問を受けた米国諜報部のディレクターであるジェイムス.クラッパー、FBIのディレクターであるジェイムス.コミ及び他の著名なリーダーらに会い、ロシアのハッキングに関する調査の要旨説明を受けた。その後、トランプ.チームは米国諜報部に敬意を表明する一般的なトランプの声明文を公表した。トランプの声明文は何を示唆し、米国諜報部が公開した報告書の主要点は何を意味しているのか?

6日の米国諜報部リーダーとの会合はトランプが要請したものであり、その後公表された彼の声明文は主要点が無視されているが 「今日の午後、諜報地域社会の指導者と建設的な会合及び会話をしました。 私はこの地域社会の男性及び女性によるこの大国に対する仕事と奉仕に多大な敬意を払います」と述べている。また「ロシア、中国、その他の国々、外部団体、及び人々は、民主党全国委員会(DNC)を含む政府機関、企業、組織のサイバー.インフラの侵入を試みたが、投票機には何の改ざんもなかったという事実を含めて、選挙結果には全く影響がなかった。共和党全国委員会(RNC)をハックしようとする試みはあったが、RNCは強力なハッキング防御を持ち、ハッカーたちは失敗した。政府、組織、団体、企業のいずれであろうと、我々は積極的に戦いサイバー攻撃を阻止する必要がある。私は、就任してから90日以内に私に計画を与えるチームを任命する。アメリカを安全に保つために私たちが使用する方法、ツール、及び戦術は私たちを傷つけようとする人々に利益をもたらす公的な議論であってはならない。今日から2週間で私は就任宣誓を行い、アメリカの安全と安全保障は私の最優先課題になる」と宣言した。

この声明文はトランプ次期大統領が書いたものかまたは彼のチームの代表者が草稿したものであるのか不明であるが、これまで米国諜報部が強調している主要点には触れていない。従って、トランプ.チームが公表した声明文はロシアが彼の勝利を援助するための努力があったとの諜報部のコンセンサスを受け入れなかったことを示唆した。トランプが勝利した後、キャンペーンをハッキングしたことを知っている個人を含むロシア政府の高官はトランプの勝利を祝い、お互いにその結果を祝ったことをモスクワの通信を監視した米国の諜報機関は明白にしている。その米国諜報局は6日 最近の米国選挙におけるロシアの活動と意向評価の背景:分析プロセスとサイバー事件の属性と題する報告書を一般に公開した。25ページの報告書は、機密文書の非機密部分であり、このレポートには諜報部の情報を収集及び発信した中央情報局(CIA)、連邦捜査局(FBI)、および国家安全保障局(NSA)の3つの機関が草稿及び調整した分析評価が含まれている。

その概要は ⑴ ロシア大統領ウラジミール.プーチンは2016年の米国大統領選で民主党大統領候補者ヒラリー.クリントンの勝利の可能性を認識していたが、明らかにクリントンより次期大統領トランプを好んでいた。⑵ 2015年7月、ロシアの情報機関は民主党全国委員会(DNC)へのアクセスを獲得し、ネットワークを構築し2016年6月までそのアクセスを維持した。トランプの勝利を援助する目的で選挙キャンペーンに「影響を与えるため」個人的にハッキングを「命令」した。「ロシアの目標は、米国の民主的プロセスに対する国民の信念を害し、次期大統領トランプを援助することを願っていたプーチンとロシア政府は、国務長官クリントンの信用を傷つけ、公然と彼女を不利な立場に置くことで、クリントンを誹謗し、選出性及び潜在的な大統領になる可能性を害すること」であった。⑶ 国土安全保障省(DHS)は、ロシアの演出者が侵入または標的にしたシステムのタイプは投票集計に関与していないと述べた。

⑷ モスクワは、プーチンが指令した米国大統領選挙をターゲットにした選挙プロセスを含め、キャンペーンから学んだ教訓を米国の同盟国及び世界中に影響を与えるため将来応用する意図があった。⑸ プーチンは、大統領選挙でトランプがロシアと協力する方針を公表したことを明らかにし、親クレムリン派の人物は、シリアとウクライナに対するロシア側のトランプの友好的姿勢を高く評価した。また、プーチンはロシアに対して攻撃的な発言をした国務長官クリントンとトランプのロシアに対するアプローチを公然と対比した。⑹ モスクワは、イスラム国家(ISISまたはISIL)に対する国際的テロリズム連合を達成する手段として、トランプの当選がロシアに有利であると見ていた。⑺ 9月初旬、プーチンはDNCのデーターがウキリークスに公開されていることを公的に語り、漏洩の源を突き止めること呼びかけ、ロシアの国家レベルでの関与を否定した。プーチンの公然たる見解はロシアの利益に大きな損害を与えずに、ロシアの目標を比較的容易に達成することができるという信念があったため、クレムリンと情報機関がサイバー対応の開示業務を引き続き検討することを示唆した。

この報告書は、米国大統領選に影響を及ぶすためのロシアの努力はその規模が前代未聞であることを説明している。米国の諜報地域社会は、ロシアの政府機関の積極的な戦略、米国選挙のプロパガンダ、ロシアの国営メディア、第三者の仲介業者、有料ソーシャル.メディアのユーザー、サイバー活動などの秘密情報操作を融合させたロシアのメッセージなど、ほぼ全てをモニターし、その記録に基づいていることを示唆した。また トランプの当選を強く願ったプーチンは、2011年からヒラリーク.リントンを公的に批判しており、彼女の選挙当選を阻害する「個人的動機が一部あった」ことを伝えている。プーチンは多数の政治的理由に基づき、トランプの勝利がロシアにとって有利であると見ていたことを示唆した。更に、報告書はロシア政府がDNC及び民主党選挙キャンペーンの議長ジョン.ポデスタのメールから得た資料をウキリークスに供給したことを明白にした。

一方、トランプは声明文に「RNCをハックしようとする試みはあったが、RNCは強力なハッキング防御があったため、成功しなかった」と述べているが、報告書はそのようなことを記載していない。また、トランプは選挙投票数に改ざんはなかったため「選挙結果には全く影響がなかった」と述べているが、ロシアは国家レベルで民主党のメールに侵入し、虚偽の情報も含め、ソーシャル.メデイア及びウキリークスを通して、有権者に影響を与えたことを無視している。トランプは引き続き、2016年の大統領選でロシアが彼の当選を援助するため、プーチンが前代未聞の努力をしたことを認めたくない態度であることを示唆した。従って、これは党派的問題ではなくグローバル的サイバー.セキュリティの問題として、次期大統領トランプはロシアのサイバー攻撃と戦うことを明白にするべきであると指摘されている。

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