アメリカの最新課題 Contemporary American Issues © 2016 Yuko’s Blog. All Rights Reserved.  

Related image

ドナルド.トランプの大統領就任が間近に迫っている週末、次々に奇妙なニュースが報道された。元英国諜報部員の調査はトランプの主張に反し、彼がロシア政府とのビジネスを求めて頻繁にロシアを訪問したことを示唆した。トランプの顧問マイケル.フリンは2015年12月にプーチン及びロシア政府関係者と連携があった証拠が公開された。更に驚くことに、フリン及び元大統領候補者の一人はロシアの国営テレビ10周年記念に参加し、プーチンと同席していたことが判明。先週連続的に開催された公聴会のある時点で、C-SPANはそのロシアの国営テレビに頻繁に中断された。トランプとロシアに関連する不可解な情報に関して、幾つかの疑問が提起されている状況下で、複数の世論調査機関は大多数の米国民がロシアを「脅威」と感じていることを公表した。またトランプは、就任初日から近代政治史上最低支持率の大統領になることを示唆した。

トランプは元軍人であったマイケル.フリンをホワイトハウスの国家安全保障大統領の顧問に指名した。ホワイトハウスの顧問の指名には公聴会での承認プロセスを必要としないが、フリンはトランプが11月勝利後ほぼ最初に指名された人物である。また、ソーシャル.メディアを通して、クリントン陣営が児童買春に関与しているとの驚異的な虚偽ニュースを推進したことでも知られている。ロシアによる米国大統領選の妨害に対して、オバマ政権が制裁を課した12月29日フリンは、米国駐在のロシア大使セルゲイ.キスリャックとテキスト.メッセージ及び電話を通して数回連絡を取っていた。12日トランプの次期スポークスマンであるショーン.スパイサーはこの事実を認めた。 29日の会話は20日の大統領就任式にロシア大使が招待されたことも含まれている。13日のABCニュースによると、フリン及び大使の両名はトランプの就任後の1月23日にカザフスタンのアスタナでシリア政策に関する会談を行う予定についても協議した。スパイサーは、フリンとキスリヤクの会話はロシアのプーチンとトランプ大統領間の電話での交渉に焦点を当て「電話の開始とそのスケジュールに関してロジスティックな情報を交換した」と記者団に語った。報道関係者はキスリヤクとの接触を図ったがコメントを避けていると報告されている。

公聴会は最初の予定を大幅に拡大し、9人の候補者に対してそれぞれ多種の上院委員会で両党多数の委員会メンバーは厳しい質問を浴びせた。複数の論争的な候補者に対しての聴問会は少なくとも3日連続し、特に民主党議員らは厳しい質問を浴びせた。驚くことに全ての質問者は党派を超え、ロシアが米国の大統領選に多大な影響を与えたことを強調した。委員会は次期大統領トランプが米国諜報当局の情報を認めたことに照らし、特にロシアに対抗するサイバー安全保障の強化に同意するかを聞いた。しかし、ワシントンは聴問会のある時点で停電によるケオスに直面した。12日午後2時半頃、カリフォルニア州の民主党マキシン.ウォーターズ議員は下院議会で米国証券取引委員会の重要性について語っていた時、C-Spanで中継放映されていたそのイベントは、ロシア政府の国営テレビ.ネットワークであるRussia Today(RT)による音楽で中断された状態が約10分間続いたと報道された。同日 C-Spanのテレビ放送関係者は、頻繁に中断されたため、単純な技術的問題かもしれないと解釈したが、上院司法委員会でも停電があり、中央情報局(CIA)長官としてトランプに指名されたカンザス州米国下院議員であるマイク.ポンペオの公聴会は中断され、別の部屋で再開されるという混沌があった。C-Spanは12日に発生した不可解なRTによる中断の調査を開始した

Image result for Images of Putin, Michael Flynn, Jill Stein at the same table with Putin on Dec. 10, 2015

フリンは にウラジミール.プーチンに会った事実があることも判明した。2015年12月10日にモスクワで開催されたロシア政府の国際テレビ RTの10周年記念パーティで、プーチンの左側にフリンが座っている。また、プーチンと同じテーブルに座っているグレーのショールをまとっている女性は、選挙後に接戦3州で投票のリカントを推進したグリーン党の候補者であったジル.スタインであることが確認された。キャンペーン中、幾つかの外国を訪問したスタインは米国ロシア間の協力体制が実現する事を外交政策に掲げていた。一方、トランプは選挙中、前代未聞の親ロシア派であることを示唆する発言を頻繁に繰り返したが、プーチン及びロシアとの交流を否定し続けた。しかし、最近彼は実際プーチンと交流があったことを示唆する情報が公開されたことを受けて、トランプに対する疑惑は徐々に濃厚になっている。

12日ワシントン.ポストは最近のロシア関連のニュースで次の4つの疑惑を提起した。⑴トランプのキャンペーンは「ライバルのヒラリー.クリントンを傷つけ、彼を助けるためにロシアのハッキングを奨励し、ロシアは彼を支配しているのか? 」トランプは11日の記者会見で、キャンペーン中「彼または彼の顧問がロシアとコンタクトを取ったことがあるか」との質問には答えず、誰も聞かない質問に対して「ロシアにはローンはない」と語ったことが逆に不審を与えた。トランプの子息の一人は 、ロシアからお金が流れていると過去に語ったことがある。⑵ 「オバマ政権は諜報当局の情報を山積みしながら、ロシアのハッキングに対処することをなぜ長く待ったのか?」 8月に民主党陣営がハックされた後、9月に議会トップのリーダー8人はハッキングについて詳細な説明を受け、その後、FBIは元英国情報部員クリストファー.スティールの文書を入手した。

⑶ 「今後の米ロシア関係について、トランプ.チームはロシア関係者とどのような話し合いをしたのか?」 トランプは記者会見で、プーチンが彼を好んでいることは「資産であり債務ではない」と述べた。しかし、彼が就任するまで、すべての政策を彼が先導しているような言動は法律違反であるため、トランプは「彼が大統領になるまで、オバマに米国.ロシア政策を管理させる必要がある」とWPは指摘した。つまり、彼の顧問であるフリンは、オバマ政権がロシアに対する制裁として35人のロシア外交官を追放した日にロシア大使キスリャックと連絡を取った事実は1799年1月30日に制定されたローガン法に違反している。この連邦法は権限のない市民が米国との紛争を起こしている外国政府との交渉を禁じているが、トランプはロシアの制裁を解くことを暗示している。⑷ 「ロシアの諜報機関は、米国が気付いている事実以上に微妙な行動を犯した可能性があるか?」 つまり、スティールの文書はロシアがトランプを操り人形として利用するため、トランプの個人情報を握り、それを脅迫として利用する可能性があることを示唆した。従って、なぜトランプは米国の制裁を解禁するロシアの利益援助に積極的なのかとの疑問が提起されている。

最近の世論調査は、民主主義の崩壊を懸念する人々が増えていることを示唆している。ロシアに2012年から 2014年まで駐在した元米国人大使で政治学者のマイケル.マクフォールは15日CNNのホスト、ジェイク.タッパーとのインタビューで、就任前の次期大統領の顧問が外国の外交官、特にロシアと連絡を取ることは通常ありえないと述べた。1月9日から12日に調査され、13日に公表されたロイターの世論調査によると、民主党の84%、共和党の82%を含むアメリカ成人の82% は、ロシアは米国に対して総体的に「脅威」であると表現している。これは2015年3月の76%から上昇した。このような現状に並行して、トランプの支持率はかなり減少した。1月10日に公表されたクイニピアックの世論調査はオバマ氏の支持率は55%まで上昇したが、トランプは平均的に45%前後から37% まで減少した。13日公表されたギャロップの調査によると、トランプの支持率は12月の48%から44% に減少し、不支持率は51%である。ちょうど同じ時期の過去の記録によると、オバマ氏の2009年1月就任前の支持率は83%、ジョージW.ブッシュの2001年1月就任前の支持率は61%、ビルクリントンの1993年1月就任前の支持率は68%であり、トランプは近代大統領で就任時に最低の支持率であると言われている。

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。