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昨日のスーパー.ボールは例年より幾分政治化した傾向があったが、最も注目されているコマーシャルの一つは、大統領令の移民禁止に対するエモーショナルで感動的なメッセージである。それが非現実的な感情論だと一笑する人もいるかもしれない。しかし統計によると、少なくとも米国入国を禁止された7か国からのテロリスト数は、他の注目すべき幾つかの国に比較すると非常に少ないため、むしろこの大統領令は非現実的であることを示唆している。加えて、CIAの最新記録によると、トランプ大統領が一時的に禁止した7か国は全て圧倒的にイスラム教徒が占めている。明らかにイスラム教徒に対する差別政策であることを示唆している。

昨日のスーパー.ボールで最も紹介されたコマーシャルの一つは「私たちは貴方が誰であっても、あなたが何処から来ていても、誰を愛していても、またはどのような宗教を崇拝していようと、私たちは皆同類です。貴方がもっと受け入れるほど、世界はもっと美しくなります」とのメッセージであった。We believe no matter who you are, where you from, who you love, or who you worship, we all belong. The world is more beautiful the more you accept —Airbnb Super Bowl Commercial 2017. 大統領令の公表後、世界にも波動した平和的なプロテストのメッセージの根底にあったものはこれと同じである。

トランプ大統領はキャンペーン中「イスラム教徒の入国を一時的に停止する」と公約していた。その公約は論争的な提案として批判され喧々囂々であったが、就任後も公約したことは実行する姿勢を支持者にアピールしている。トランプは、元ニューヨーク市長のルディ.ジュリアニに「イスラム教徒を合法的に禁止するためにはどうすればいいか」と相談した。キャンペーン中、トランプの支援者であったジュリアニは大統領令を擁護した。彼は、禁止の理由について「宗教的根拠」ではなく「我々にとって危険な国」つまり、世界の領域で「危険な国」からの旅行者を禁止するのであれば「完全に法的であり、完全に賢明である」と述べた。つまり、禁止された7か国は危険性の高い地域である「実質的な証拠」があると語った。しかし、1月31日に公表されたニュース.ウィークの調査によると、1975年から2015年までの40年間にイラク、イラン、イエメン、シリア、スーダン、ソマリア、リビアからの外国人が米国でテロ攻撃またはテロを企てたため起訴されたテロリストはわずか17人 である。この大統領令で最も厳しい待遇を受けたシリアからのテロリスト数はゼロである。

外国人テロリストの誕生国、1975〜2015年

テロリスト 殺人 テロリスト
アフガニスタン 3 0 1.90 0
アルジェリア 4 0 2.6 0
アルメニア 6 1 3.90 0
オーストラリア 1 0 0.60 0
バングラデシュ 2 0 1.3 0
ボスニア 1 0 0.60 0
クロアチア 9 1 5.80 0
キューバ 11 3 7.10 0.1
ドミニカ共和国 1 0 0.60 0
エジプト 11 162 7.10 5.4
エチオピア 1 0 0.60 0
フランス 1 0 0.60 0
ガーナ 1 0 0.60 0
ガイアナ 2 0 1.3 0
ハイチ 3 0 1.90 0
インド 2 0 1.3 0
イラン 6 0 3.90 0
イラク 2 0 1.3 0
日本 1 0 0.60 0
ヨルダン 4 0 2.6 0
カザフスタン 1 0 0.60 0
コソボ 2 0 1.3 0
クエート 2 6 1.3 0.2
キルギス 2 3 1.3 0.1
レバノン 4 159 2.6 5.2
リビア 0 0 0 0
マケドニア 3 0 1.90 0
メキシコ 1 0 0.60 0
モロッコ 3 0 1.90 0
ネイジェリア 1 0 0.60 0
パキスタン 14 3 9.1 0.1
パレスチナ 5 2 3.2 0.1
サウジアラビア 19 2.37 12.3 78.30
セルビア 2 0 1.3 0
ソマリア 2 0 1.3 0
韓国 1 0 0.60 0
ダン 6 0 3.90 0
シリア 0 0 0 0
タイワン 1 1 0.60 0
トルコ 1 0 0.60 0
アラブ首長国連邦 2 314 1.3 10.4
英国 3 0 1.90 0
ウズベキスタン 3 0 1.90 0
ベトナム 1 0 0.60 0
イエメン 1 0 0.60 0

この統計によると、サウジアラビア、パキスタン、キューバ、エジプト、クロアチアの5カ国は最も危険な国である。従って、イランとスーダンを除く他5か国の選択は検討違いであることを示唆した。更に、トランプは入国禁止の対象になった7か国は最も危険な国であると主張し、ジュリアニは「宗教が土台ではない」と繰り返し主張しているが、CIA The World Factbook の記録によると、以下の7か国はほぼ全て圧倒的にイスラム教徒の人口層で占めている。

イラク:公式なイスラム教徒は99%(シーア派60%〜65%、スンニ派32%〜37%)である。他にキリスト教0.8%、ヒンズー教0.1%以下、仏教0.1%以下、ユダヤ教0.1%以下、民俗宗教0.1%以下である。⑵ イラン:公式イスラム教徒は99.4%(シーア派90〜95%、スンニ派5〜10%)である。その他(ゾロアスター、ユダヤ、キリスト教を含む)0.3%、不特定は0.4%である。⑶ リビア:公式イスラム教徒は96.6%(ほぼ全てスンニ派)を占め、キリスト教2.7%、仏教0.3%、ヒンズー教0.1%以下、ユダヤ教0.1%以下、民俗宗教0.1%以下で構成されている。⑷ ソマリア:暫定的な連邦憲章によると、ソマリアはほとんどスンニ派のイスラム教徒で占めている。⑸ ダン:ほとんどスンニ派のイスラム教徒で占め、キリスト教徒は極少数派である。⑹ シリア:公式イスラム教徒は87%(スンニ派74%、シーア派13% )であり、他にキリスト教10%、極少数派のユダヤ教で構成されている。⑺ イエメン:公式イスラム教徒は99.1%(スンニ派は推定65%、シーア派35%)である。他0.9%(ユダヤ系、バハイ族、ヒンズー教系、キリスト教系)で、圧倒的にイスラム教徒の国である。

上院司法委員会の民主党少数派議長であるパトリック.リーヒィは今日「トランプはイスラム教徒をほしくない」と述べた。これは、この大統領令に反対しているほぼ全ての人々の声を代表している。

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