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大統領の日の祝日である20日前後から、ドナルド.トランプ大統領の法外な主張の後始末をするため、副大統領マイク.ペンスはヨーロッパを旅行し、国防総省長官のジェームス.マティスはイラクを訪問した。先月ホワイトハウスを訪問したイギリスの首相テレサ.メイはトランプ氏を英国に招待すると述べたが、英国議会はトランプ氏を招待するべきかどうか前代未聞の白熱する論議を展開した。トランプ氏の言動の異様性に加えて、大統領職に不適格であると警告されたその要因は日々具現化している。大統領が仕事を遂行できないと判断された場合、副大統領は憲法修正第25条4項に基づき、代行大統領として大統領の仕事を継承することが可能である。つまり、トランプ氏にとって最大の敵になり得る人物は副大統領ペンスである。

トランプ氏は一ヶ月前、CIA本部で米国はイラク戦争中、石油を取り上げるべきであったが、いずれ機会はあるだろうと述べた。加えて、イラクはイスラム教徒国7か国からの移民禁止の大統領令の対象国であったため、両国間の外交関係は既に疎遠になっている。イラクのバグダッドを訪問した国防総省のマティス長官は20日、一般的にガスと石油は支払いを通して得るものであり、それは今後も変わらないとし「私たちは誰かのオイルを取り上げるためイラクにいるわけではない」と記者団の前で語った。トランプ氏の別の論争的な外交政策は北大西洋条約機構(NATO)及び欧州連合(EU)を孤立させる要因になっている。彼は 、NATOは「時代遅れ」であり、国際貿易取引をキャンセルすると述べた。一方、彼はロシアのプーチンに対して親愛を表現しているため、ヨーロッパに不安を与えている。ペンス副大統領はその懸念を緩和するため、同じく20日ベルギーの首都ブリュッセルを訪問した。彼はブリュッセルで開催された会合で「欧州連合との継続的協力とパートナーシップに対する米国の強い忠誠を表明します」と述べた。会場の一人は、誰の言っていることを聞くべきかを尋ね「貴方の言っていることを聞くべきですか、それともトランプ氏ですか」と質問した。この時カメラはペンス氏が笑顔を見せた瞬間を捉えた。

一方、1 月27日ホワイトハウスを訪問した英国首相テレサ.メイは、エリザベス女王の許可を得ず米国を訪問したと言われている。加えて、彼女はトランプを招待しているため、ロンドンでは週末、トランプ訪問を激しく反対するプロテストが開催された。折しも、英国議会はトランプ氏を招待するべきかどうか白熱した論議を展開した。労働党のポール.フリン氏はトランプは「幼稚で悪い性格の子供のように振舞っています」と述べた。スコットランド国民党のアレックス.サモンドは、メイ首相による自発的なトランプ招待について「愚かな招待である」と批判した。保守派党のナイジェル.エヴァンは「トランプが選出されました。彼は米国の大統領なので乗り越えなさい」と議会メンバーを説得する口調で反論した。米国は最も親密な同盟国の一つとして、英国と長い間良好な友好関係を維持しているため、米国大統領の訪問に反対するデモ抗議及び招待の是非について英国議会が論議することは前代未聞である。

トランプの側近はロシアと頻繁に接触があったことが暴露されたため、ホワイトハウスは混沌たる状況である。週末トランプ政権のトップ.リーダーが海外を旅行している最中、トランプ氏は ノース.キャロライナのボーイング工場を訪問し集会でのスピーチを披露した。翌日にはフロリダでキャンペーン.スタイルの集会を行い、わずか就任 一ヶ月後にキャンペーン.モードに戻ったことに不可解な印象を与えた。トランプは、先週解雇したホワイトハウス安全保障顧問の後継候補者3人中、最終的に2名が拒否したため、更に3人の新たな候補者を加えた4人と面会し、米軍司令官ハーバート.マクマスターを選択したことを20日に公表した。いずれにしても、毎日虚偽発言を繰り返していること、同盟国に脅威を与えていること、安全保障の意識がないこと、就任直後マー.ラ.アゴ.クラブの年会費を二倍に上げた例を含む利益相反の証拠が提示されていること、移動、旅行、複数の場所での護衛費による納税者の負担は記録を破っているなど、大半の有権者にとって失望的な状況である。就任一週間後から、明らさまに腐敗を具現化しているトランプ大統領に対する弾劾を望む声は続いている。トランプ氏の大統領としての機能を麻痺させる唯一の方法は憲法修正第25条の4項である。

憲法修正第25条は大統領及び副大統領の継承について規定している。第1項は大統領が死亡または弾劾及び辞職に追い込まれた場合、副大統領が大統領に就任することを許可している。1963年11月ジョンF.ケネディが暗殺された直後、副大統領であったリンドン.ジョンソンは急遽大統領就任の宣誓を行ったことが歴史上の一例である。第2項は副大統領が死亡または重篤な病気により任務を果たすことが不可能な場合、大統領は他の候補者を指名し、両院の議員らは投票結果に基づき承認することを認めている。憲法修正第25条で最も注目に値する箇所は第4項である。副大統領は大統領が大統領執務室の権限と任務を果たしていないか又は放棄していると判断した場合、議会に手紙を送ることが可能である。ペンス副大統領が手紙を書く場合、2/3の閣僚メンバーの署名を必要とする。その後、議会両院はペンスを代行大統領(Acting President)として認めるため投票を行う必要がある。トランプ氏がこの行動を拒否した場合、その拒否を克服するため議会両院は投票を行い、いずれも2/3の投票を獲得する必要がある。ほぼ精神異常であるとの疑惑が持たれたリチャード.ニクソンは弾劾に直面する可能性があった1974年8月、自ら辞職を表明したため、憲法修正第25条第4項の適応を免れた。

現時点でペンス氏が議会に手紙を書いた場合、恐らく上院議会多数派リーダーのミッチ.マコーネル及び下院議長のポール.ライアンはトランプの狂気的な支持者の潜在的危険性を考慮しながら、トランプとペンスのどちらが彼らの議題の法案を多く制定できるかを検討するはずである。副大統領ペンスはトランプ大統領にとって最も油断出来ない敵であると同時に大半の民主党にとっても危険な存在である。なぜなら、ペンスは財政及び社会保守派であり、ほぼ全ての極右派的法案に署名する可能性がある。最も腐敗が目立つトランプ氏に対する展望は完全に不透明であるが、少なくとも社会保障やメディケイドを保持するとキャンペーンで公約したため、その公約が録画されているビデオを繰り返し放映することで、トランプ氏に圧力をかけることは可能であるため、幾分プラスの側面を見ている大半の民主党は時期的にトランプに対する弾劾を認めていない。

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