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昨夜複数の主要メディアは、トランプ政権下の司法長官ジェフ.セッションズはキヤンペーン中、ロシアの外交官と二回接触があった事実を公表した。彼は選挙期間中、米国上院議員であり、トランプ陣営の世話役を務め、ドナルド.トランプ氏に司法長官として指名され、2月9日上院で承認された人物である。上院司法委員会の公聴会での誓約下でロシアと接触したことはないと虚偽の証言をしたセッションズに対して、民主党指導者層は彼に辞職を求め、複数の共和党主要メンバーは、少なくともロシア関連の調査から辞退する必要があると主張した。加えて、今日更に驚きの関連事実が判明した。

ニューヨーク.タイムスは昨夜、セッションズが2008年からロシア連邦駐米大使であるセルゲイ.キスリャク(左)と昨年2回会談したと報告した。NYタイムスによると、ロシアの関係者及びプーチン大統領側近の他の関係者とトランプ氏の側近がヨーロッパの都市で会合を持った情報を英国及びオランダを含む米国の同盟国が提供した。3人の元米国当局者に提供された機密情報は匿名を要請されたものである。オバマ政権は、ロシア政府による選挙の干渉は今後も再度発生し、将来他のヨーロッパ同盟国にも拡大することを懸念していた。なぜなら、オバマ政権下の米国諜報当局はロシア関係者の通信を傍受し、そのうちの幾つかはクレムリン内でトランプの関係者との接触について話し合っていた情報が含まれている。昨夜、ワシントン.ポストの複数の記者もセッションズは昨年2回ロシア大使のキスリャクと会った件に関する同様の情報を提供した。

セッションズ は1月の議会聴聞会で「ロシアとコミュニケーションを取っていない」と証言した為、事実と矛盾している点で、なぜ彼は虚偽の証言をする必要があったのかと疑問視されている。セッションズは昨年の選挙期間中、トランプ陣営の世話役となり熱心なキャンペーンの後援者であった。現役議員が主要党の大統領候補者の世話役として奉仕する例は近代政治史上見られない傾向である。議員である限り、ロシアの外交官と接触があったこと自体は犯罪ではないが、公聴会の宣誓下で虚偽の証言をすることは偽証罪に問われる可能性が十分ある。今朝、両院民主党リーダーはキャピタル.ヒルで記者会見を行いセッションズの辞職を要請した。下院少数派リーダーのナンシー.ペロシは、セッションズがキスリャクとの接触について「宣誓下で嘘をついた」と批判し、米国最重要機関の司法省をリードする資格はないとして、セッションズの辞職を要求した。また、上院議会の少数派リーダーであるチャック.シューマーはトランプ陣営の仲間であったセッションズ自身がトランプの側近とロシアとの接触について、政治的及び財務的な側面から調査を担当することは不適切であるとし、独立した特別検察官に調査を依頼することを要請した。

今日記者会見で久ぶりに姿を見せた下院議長ポール.ライアンは防衛費の予算法案を間もなく紹介すると述べたが、セッションズのこの問題を提起しなかったため「セッションズは辞職するべきか」との質問を受けた。ライアンは「我々はロシアが我々の選挙に影響を与えたことを知っている」が、「ロシアの選挙干渉にトランプ陣営が関与または働いたとの証拠はない」と述べ、我々は「常に多数の大使に会うこともある」と述べた。また、ライアンは多数の大使にあったが誰にあったか全ての人物については覚えていないと語った。しかし、公聴会での偽証についてセッションズは「自分自身を拒否すべきであるか」との質問に対して、調査から辞退することに同意した。下院多数派リーダーのケビン.マッカーシは本人が適切であると判断した場合、調査を辞退すべきであると語った。下院監視委員会の議長ジェイソン.シャフェツはセッションズが「声明を明確にし、調査から辞退するべきだと思う」と記者団に語った。彼の委員会がこの問題を調査するかどうかについて質問され「検討していることがあります」と述べた。 米国上院議員スーザン.コリンズ及びロブ.ポートマンを含む少なくとも8人の共和党は同様にロシア関連の進行中の調査からセッションズが辞退するべきであると主張した。

このような反応を受けたセッションズは今日東部時間午後3時頃、司法省の事務所から緊急記者会見を行い「彼らは私がキャンペーンに関与したので、キャンペーンの調査に関与するべきではないと言いました」と語った。つまり、ロシアが米国の選挙プロセスに関与した件に関する調査も含めて、2016年のキャンペーンに関する如何なる調査からも身を引くと公表した。また「振り返ってみると、私はゆっくり答えるべきでしたが、ロシアの役人と数回会ったと言いました。それは大使だったでしょう」と述べた。セッションズがキスリャク大使と会った時期は共和党全国大会が開催された7月及び別の機会は9月である。今日の記者会見で、彼は1991年にロシアを旅行した時のこと、テロリズム、ウクライナについて話したと語った。驚くことに、セッションズの記者会見直後、ホワイトハウス(WH)は、先日解雇された元安全保障顧問のマイケル.フリンがトランプ氏の顧問及びイバンカの夫ジャレッド.クシュナーを伴いキスリャク大使と昨年12月、少なくとも20分間トランプ.タワーで会ったことをNYタイムスに明確にした。

トランプ陣営内部の人間が調査を担うこと自体が最初から腐敗体制であったため、民主党と一部の共和党は、セッションズが辞職するか又は調査から辞退することを即時に要求した。セッションズは記者会見で辞職を表明しなかったが、調査を辞退することは「正しく公正」であると述べた。WHはキスリャクとは電話またはテキスト.メッセージで連絡していただけであると主張していたため、WHが今日まで隠していた事実を明らかにしたことは驚きである。トランプ陣営とロシア接触の疑惑の真相は今後も徐々に明らかになることを示唆した。前代未聞の秘密と腐敗に満ちたトランプ政権とロシアの米国選挙の干渉との関連性を探る唯一の鍵はトランプ氏が頑なに公表を拒否している納税申告書である。いずれ、秘密の告白人によってトランプ氏の納税申告書が公表される可能性がある。その納税申告書から重大な問題が発見されるまで、恐らく両院共和党の多数派リーダーは、可能な限りトランプ氏が彼らの議題に署名するまで、トランプ氏を弾劾することはないと思われる。

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