アメリカの最新課題 Contemporary American Issues © 2017 Yuko’s Blog. All Rights Reserved.  

Image result for Images of House intelligence committee on March 20, 2017

今日下院上院委員会は、情報当局の二人の顕著な権威者に対する5時間以上の公聴会を開催した。それらの主要課題は二つの犯罪ケースの調査に焦点を当てている。その一つは、今月初旬トランプ大統領がバラク.オバマ前大統領にトランプ.タワーをワイヤータッピング(盗聴)されたとツイートを通して主張したことである。FBIディレクターのジェイムス.コミ及び国家安全保障庁(NSA)のマイケルS.ロジャース両氏は盗聴の件に関し、公式にトランプ氏の主張が事実に反することを示唆する証言をしたため、トランプ氏は面目を失う結果となった。二つ目は選挙期間中、ロシアが民主党陣営の電子メールをハッキングした事件で、トランプ陣営とロシア政府との結びつきを調査している件に関して、何らかの共謀があったかどうかを捜査中であることを明白にしたことである。

トランプ氏は16日前4つのツイートを連続的に投稿し、オバマ前大統領がトランプ.タワーをワイヤータッピングしたと主張した。ウォーターゲイト事件を引用し、オバマ氏を「病的な男性」と呼んだ。この激しい攻撃は犯罪に関連する重大な発言であるため、その後顕著な論争的問題に発展した。両党の情報委員会、元ホワイトハウスの情報関係者、超党派の議会リーダーは 「そのような証拠はない」と反応した。FBIのディレクター、ジェイムス.コミは今月5日、司法省に対してトランプ氏の主張に公然と反論するよう要請することで非間接的にその事実を否定した。翌日、オバマ政権下で国家情報部の元ディレクターであったジェイムス.クラッパーはABCニュースのインタビューで「キャンペーン中、トランプ.タワーに対する盗聴はなかった」と語った。ホワイトハウスの報道官ション.スパイサーは記者会見でトランプ氏を頻繁に擁護し、記者団との間で白熱した質疑応答を展開する事態が続いた。10日、トランプ氏の主張に証拠がなかった場合、オバマ氏に謝罪するべきであるかとの記者からの質問も提起された。トランプは最近、英国の情報機関が盗聴に関与したと主張し始めた。また17日、ドイツのアンゲラ.メルケル首相との記者会見で「多分、ワイヤータッピングについては以前の政権によって、少なくとも共通するものがあると思います」と述べたため、トランプ氏は物的証拠を提示せず、その信念に固執していることを示唆した。

しかし、情報関係者は大統領にはそのような権利はなく、「証拠はない」と公的に言明している。コミは20日、FBIを慎重に調査したが「このようなツイートを支持する情報はありません」と証言した。また、そのツイートの性質を分析することはしないが「 私が言えることは、我々にはそのツイートを支持する情報がないと言う事です」と繰り返し強調した。更に、コミ氏は「米国で電子上の監視を指揮することが可能な人物は存在しません」と述べ、大統領が盗聴を命令することは出来ないと明言した。また、裁判官に申請手続きを通して要請した後、裁判官が命令しない限り、ワイヤータッピングの実行は不可能であると指摘した。ロジャースは、 NSAは英国情報局が盗聴に関与する発言は「ナンセンス」であると述べ、トランプを盗聴するよう英国に依頼したことはないと証言した。

ロシアとトランプ陣営の結びつきに関し、情報当局は1月、ロシアは米国の選挙に介入しただけでなくヒラリー.クリントンの選挙を害し、トランプを勝利させる努力をしたとの公開情報を提供した。今日、下院情報委員会メンバーの質問に対して、コミ及びロジャース両氏はいずれも現在調査中であり、調査が終わる時期も含めてタイムラインを明白にすることも機密情報について公的に論議することもできないと語った。コミはトランプ陣営とロシア政府との間に調整があったかどうか、及び「犯罪を犯しているかどうか」の観点から調べているとし「一般の国民が関心を持っている」為、異常な状況下で調査する事は適切であると語った。昨年7月後半からロシアが米国の選挙に介入した調査を開始したと述べ、ロシアの介入があった事は事実であり、2020年の大統領選挙にも影響を与える可能性があるため、引き続き調査を進展させる事は正当であると語った。コミは、ロシアのハッカーらによって得た「教訓の一つは混乱と内輪もめを齎した事に成功した事である」と述べた。また「私たちは、トランプ陣営とロシア間の結びつきの本質を調査しています」と語ったが、その結論は述べていない。ロジャースは「彼らがこのレベルの活動を維持することを完全に予期している」と述べ、ロシアはヨーロッパの選挙もハッキングしていると語った。

今年2月突然解雇されたマイケル.フリンは、ホワイトハウスの国家安全保障アドバイザーであった。選挙期間中、ロシアと接触があったトランプ陣営の最も論争的な人物である。米国情報局は、米国外国諜報監視裁判所(FISC)の許可を必要としないレベルで、ロシアを含む全ての米国駐在大使をモニターしている為、フリンがトランプの就任前に米国駐在のロシア大使セルゲイ.キスリャクと電話での会話が数回あり、ロシアに対する制裁解禁について議論したことを知っていた。フリンは副大統領マイク.ペンスに対してキスリャクとロシア制裁に関する会話をしなかったとの虚偽の報告をしたことをメディアによって暴露された約3週間後に解雇された。米国情報部は明らかにフリンを犯罪容疑の対象から追跡していたが、メディアに報告されたことで情報が漏れたことが判明した。情報を漏らすことは FISC法に違反するため犯罪行為である。従って、委員会は情報関係者がオバマ大統領及びオバマ政権下の司法省長官と情報を共有したかどうかをコミに質問した。コミは公聴会で個人の名前を表明することはなく、フリンが犯罪捜査の対象になっていることを語ることもなかった。また、情報当局が前大統領及びトランプ氏と会話した内容について公表することは出来ないと答えた。また、オバマ政権及びトランプ政権下の上層部はそのような情報にアクセスすることが可能であると述べた。ロジャースは、米国市民が外国政府と電話で対応したフリンのケースに関して、米国に対する犯罪行為または潜在的な脅威がある場合、米国民が「知る必要のある基準」については開示すると述べた。

オバマ前大統領に対するワイヤータッピングのトランプ主張について、コミは 慎重に言葉を選び、オバマ氏及びオバマ政権はトランプ氏に対して盗聴行為をしていないとの結論を下した。従って、大統領に対する信頼性の低下に繋がると言われているが、民主党は「トランプ氏はオバマ大統領に謝罪するべきである」と指摘した。ホワイトハウスはコミとロジャースの公的証言後も防護的態度であり、まだ諦める様子はない。情報当局はロシアとトランプ陣営のリンクの可能性に関して、米国とロシアの個人に対する犯罪捜査、及びロシアによって米国情報局の情報が盗まれ、ロシアにコントロールされている疑いが持たれているウキリークスを通して暴露されることを阻止するための二つの観点からの捜査を進めている。ロシアが米国の選挙にハックングした事実、及びトランプ陣営の多数の人物がロシア政府と接触があったことは既に判明している。しかし、トランプ氏を勝利させるため、ロシア政府とトランプ陣営は何らかの共謀を企てたかどうかについては、その可能性を検証している段階であり、今日決定的な結論には至っていない。20日開催された聴問会の結果について、党派的に意見が分かれている。一部の共和党メンバーは、トランプ陣営が彼らの選挙を有利にするためロシアと何らかの共謀をしたという証拠はないと断定的である。これに対し、なぜ情報当局はその可能性があることを暗示し、引き続き調査を進めると言っているのかとの反論が提起された。一方、民主党メンバーは党派的問題ではないと指摘し、ロシアは同盟国の選挙にも影響を与えている為、ロシアとトランプ陣営のリンクに関する捜査を引き続き徹底するべきであると述べている。また、トランプ氏が納税申告書を開示しない限り、真実を理解することは困難であると述べているメンバーもいる。

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。