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先週、トランプ大統領の最初の主要課題であったオバマケアの撤廃と代替え案は議会が投票に失敗したため、トランプ氏はその目標を達することが不可能であった。しかし先に進む意欲を示し 、今週アメリカ.イノベーション(革新)ホワイトハウス局構想について公表する予定である。ファミリー.ビジネスと呼ばれているトランプ氏の政府によるビジネス運営構想とその政府変革の目的は何か? それは実現可能な構想か?

アメリカ.イノベーションホワイトハウス局The White House Office of American Innovation)構想は基本的に政府をビジネス的に運営することである。27日のワシントン.ポスト(W.P)によると、業界からのアイデアを通して「連邦官僚制を改革」することであるが、幾つかの「政府機能を民営化」することも含まれる。トランプ氏は2月28日、合同議会セッションで初めてスピーチを行い、インフラ投資に資金を提供するよう要請した。彼の予算案にはこの1兆ドルも含まれているが、単に道路、鉄道、橋などの建設及び改修だけを意味していない。トランプ氏のインフラ構造にはそのイノベーションが含まれており、特に技術とデータに重点を置いているという。トランプ氏は既にアップル社の最高経営責任者(CEO)テイム.クック、マイクロソフトの創設者ビル.ゲイツを含む100人以上のハイテク関連指導者との会合を開催した。

アメリカ.イノベーションホワイトハウス局は民間部門のアイデアを収集するためウェスト.ウィング内に事務所を構え、トランプ氏の義理の息子ジャレッド.クシュナーがリードする。36歳のクシュナーは元不動産会社およびメディアのCEOであるが、トランプ氏の就任後主なアドバイザーとして大統領職の決定、国内外の政策、中国、メキシコ、カナダ、中東関係の外交官として活躍している。クシュナーはW.Pとのインタビューで「政府は卓越していなくてはならない」と述べ「政府はアメリカの大企業のように運営されるべきです。私たちの希望は、我々が成功し市民である顧客の効率化を達成できることです」と語った。彼のオフィスには「ワシントンに新鮮な思案を提供する」元経営幹部が派遣される。クシュナーは、彼が関与するホワイトハウスのメンバーはほとんど政治的経験がないものの、ビジネス経験が豊富であることを自慢しているという。例えば、国家経済会議委員長で経済担当大統領補佐官のゲイリー.コーンを含む幾人かの戦略、経済、及び技術顧問で構成されている。加えて、イバンカ.トランプは先週ホワイトハウスのウェスト.ウィングに移動し、公的な役職を保持しない立場でイノベーション局と協力しながら、人材開発及び提唱的な活動に従事する。

関連企業の代表者の中には「クシュナーの野望は素晴らしいです」と評価する人もいる。少なくとも、退役軍人問題の再考に集中することから開始し、全てのアメリカ人にブロードバンド.インターネット.サービスの提供も含むトランプ氏の1兆ドル規模のインフラストラクチャー計画下でテクノロジーの近代化、全ての連邦政府部門のデータのインフラ整備、労働力訓練プログラムの改造、変革プロジェクトの開発などを目指している。また、局はキャンペーンでトランプが強調していたオピオイド乱用と戦うことにも焦点を当てている。トランプ氏はこの薬物の問題に取り組む議長として、ニュージャージー州知事クリス.クリスティを採用する計画を今週末に公表する予定である。

アメリカ.イノベーション構想に関する詳細な内容はほとんど不明であるが、トランプ氏の野望は政府をビジネスのように運営することである。これは特に珍しい発想ではないが、政府がビジネス的に運営された歴史はない。1960年代初期、ニューヨーク州の知事ネルソン.ロックフェラーは、州政府は大企業のように運営する必要があると述べた。1981年ケンタッキー州知事ジョン.ブラウンは民間企業のように州政府を運営する戦略を見直していた。1992年大統領選のキャンペーンでロス.ペロットは、政府はビジネスのように行動することができるとアピールした。その発想の主な強調点は時間及びコストを含む効率性である。ビジネスはその効率性に基づいて利益を追求するが、政府は利益を追求しない。例えば、運転免許証を発行する場合、市民は地元の限られた政府事務所に赴くため、通常長い列に並ぶことも多く非効率的である。この業務を民営化した場合、多数の場所で運転免許証を取得することが可能になるが、客はその効率性を求めるためビジネスは競合的になる反面、その効率性に対して代価が伴う。また、10年以上前から郵便局を民営化する提案もある。現在、手紙の普通郵便は全米一律47セントで郵送可能であるが民営化された場合、その料金はもっと増加すると言われている。従って、国民にとって経済的な効率性がないため、反対者が多くこの実現化は困難である。

ビジネスはあくまでも効率が基本であるが、政府は独裁を防ぐための憲法に基づきチェックとバランスを強調し、安定性を国民に提供することであり、利益ではない。イノベーション構想はトランプ氏のインフラ計画の一環として、1兆ドルの予算を議会に要求している。この予算を議会が認可するかどうか不明であるが、トランプ氏の目的は株主に利益を配分することであり、政府の極端な縮小である。例えば、この最初の計画は退役軍人省を民営化することで、退役軍人病院を民間企業に引き渡すことである。また、トランプ氏は連邦政府が所有する土地を州に戻すことも提案している。これは州に自由裁量権を与えることで、州が石油、ガス、炭鉱などの掘削業者に土地を売却することで企業に利益を配分することを目指している。また、インフラ計画において、民間企業とパートナーシップを結ぶことにより、高速道路建設も民間企業に委託し、最終的にその企業が道路を所有することで、国民はもっと高い道路使用料金を支払う結果になる。国民を「顧客」と呼んだクシュナーがホワイトハウスに入り、最近イバンカも倫理基準を破り夫に続いた。従って「ファミリー.ビジネス」の野望を抱いているとの危機を懸念しているキャスターもいる。しかし、クシュナーは2016年のキャンペーン中、西洋からの経済制裁を受けているロシア銀行の幹部に会ったことが判明したため、議会委員会の聴問会で証言する予定になっている。

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