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カリフォルニア大学サンフランシスコのベニオフ小児病院の小児内分泌専門医ロバート.ルスティグ医師は、砂糖が脳を含む人体に及ぼす様々な影響について説明し、幾つかのアドバイスを提供している。また、ハーバード大学の進化生物学教授スコット.エドワーズは砂糖と脳 の機能には密接な関連性があるとし、その重要性について述べている。また、砂糖の摂取は必須である反面、砂糖の形態と細胞の老化との間に相関関係があることを示唆している。

28日のタイム誌によると、ルスティグ医師は、砂糖が脳と体に及ぼす8つの側面から説明している。⑴ 貴方の脳は苦しむ: 果物に天然存在するフルクトースは高フルクトース.コーン.シロップ(HFCS)及びテーブル.シュガーであるグルコースとの成分であり、脳の一部に肯定的に反応する。しかし動物実験では、時間の経過とともに、フルクトース特にHFCSを詰め込んだ食事は、習得及び記憶を困難にすることを示唆した。頭脳明瞭な状態を長時間維持するためには、砂糖が含まれていなくても美味しいスナックを続けるようアドバイスした。⑵ もっと食べたくなる: フルクトースは満腹感を妨げる可能性があることを研究は明らかにしている。結局その余分なクッキーは渇望を抑えることはできないかもしれない。加えて、⑶ 肌の老化を促進:過剰な砂糖摂取はコラーゲンの修復を妨げる。タンパク質を重視した食事は膨らみのある肌を保つが、甘い食品は皮膚の弾力性を低下し、早期のしわの原因になる。甘口の人は、砂糖が含まれたおやつの代わりにフルーツを楽しむべきであるとアドバイスしている。専門家は、毎日2〜4食分の天然の砂糖源を食べることには問題はないと述べている。

余分な砂糖は脂肪として貯蔵:肝臓は砂糖を代謝し、エネルギーに利用するための自然な能力を備えているが、残ったフルクトースは肝臓で脂肪に変換され、肥満、二型糖尿病、心血管疾患のリスクを高めるとルスティグ博士は説明している。⑸ 貴方の細胞は急激な対価を支払う:ルスティグ博士は、フルクトースが細胞の通常の酸化過程を加速させると述べている。その結果、タンパク質、組織、および器官は損傷を受けることがあり、肝疾患、腎不全および白内障を含む健康状態のリスクは上昇する。⑹ 常習化する:砂糖の摂取は、それをもっと必要とする神経伝達物質であるドーパミンの放出につながる。ルスティグ博士は「ドーパミン.レセプター.ニューロンが過度に刺激されると、結合するレセプターの数が減少するため、同じ満足感を得るためもっと多量の砂糖が欲しくなる」と説明した。

食べる重圧はストレスを生む:研究によると、甘いものは短期間でストレス.ホルモン.コルチゾールのレベルを下げるが、甘い精製炭水化物を食べ続けると、体を内側から圧迫するインスリン抵抗性のリスクが高まる。ルスティグ博士は、穏やかさを見つけるには運動で汗を流すことがストレスに対する最善の治療である。気分が良くなり、コルチゾールは減少すると述べている。⑻ エネルギーの急高下:白いパンやパスタのような精製された炭水化物は、即時血流中のグルコースを上昇させるため、しばらくの間、余分なエネルギーを感じるかもしれない。しかし、この短期的修正は、最終的に体力が消耗した時、実際には後で機能が鈍くなる。甘いものを食べる代わりに、食事の間に新鮮な果実や野菜と一緒にタンパク質が豊富なギリシャ.ヨーグルトのようなスナックは、血糖値を安定させエネルギーを長く保つことに役立つ。

エドワーズ教授の砂糖と脳 によると、砂糖の一形態であるグルコースは、体内のすべての細胞にとって主要なエネルギー源である。脳は神経細胞、又はニューロンに非常に豊富であるため、身体の全砂糖エネルギーの半分を使っており、エネルギーを最も必要とする臓器である。思考、記憶、学習などの脳機能はグルコース.レベルと密接に関連しており、脳がこの燃料源をいかに効率的に使用するかが重要である。例えば、脳に十分なグルコースがない場合、脳の化学的メッセンジャーである神経伝達物質は産生されず、ニューロン間の通信が崩壊する。加えて、低血糖は、血液中の低グルコース.レベルによって引き起こされる糖尿病の一般的な合併症であり、脳機能のためのエネルギー喪失の原因になり、注意力および認知機能の低下につながる。つまり「脳は砂糖に依存している」とベス.イスラエル.ディーコネス.メディカル.センターのベラ.ノバク博士の言葉を引用した。

しかし、脳にはグルコースが必要であるが、このエネルギー源の多くは悪いことかもしれないと指摘した。カリフォルニア大学ロサンゼルス校の研究者による2012年の動物実験の研究は、砂糖の形態であるフルクトース摂取と細胞の老化との間に正の相関関係があることを示している。 2009年のモントリオール大学とボストン大学の科学者チームも同じく動物実験で、過剰なグルコース消費は記憶や認知障害に結びついていることを発見した。グルコースおよび他の形態の砂糖が脳に及ぼす影響は、高血グルコース値が長期間持続する疾患群である糖尿病において最も深刻である。一型糖尿病は、免疫系がインスリンを産生する膵臓の細胞を破壊する疾患 である。二型糖尿病は、食事やその他の環境要因によって引き起こされ、細胞はインスリンによって圧倒され、適切に応答しない状態でインスリン抵抗性になる病気である。一型及び二型の長期糖尿病は脳及び脳のニューロンに多くの影響を与え、特に二型糖尿病は脳の老化を加速させると述べている。

多くの人々は甘いものが好きである。頭脳を使いながら長時間座って過ごす傾向のある人にとって、ティー.タイムに砂糖少なめの菓子は心理的な利点であることも否定できない。米国人に肥満が多い理由は、一般的に砂糖を多量に含む食品を食べていることが一因かも知れない。なるべく砂糖量の多い食品類を避けることと、砂糖の適切な摂取量を知ることが、コントロールの一歩であると思う。アメリカ心臓協会によると、カロリーの摂取量によって異なるが、ほとんどの女性にとって、1日あたり約100カロリーで 6ティー.スプーン(24g)である。男性の場合、1日あたり約150カロリーで9ティー.スプーン(36g)である。果物の天然シュガーはこの摂取量に含まれないが、専門家がお菓子の代わりに果物を勧める理由が納得できる。

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