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トランプ陣営とロシアとの結ぶつきを調査している下院情報委員会で、共和党委員長の前例に見られない不可解な動きがあった10日前から混乱が続き、下院情報委員会の調査は完全に機能不全に陥っている。その状況を受け、上院情報委員会は30日初日の公聴会を開催した。上院委員会の代表者らは、ホワイトハウス複数の関係者にも証言を要請する意向があり、超党派の徹底した調査を推進する決意を表明した。ホワイトハウスの安全保障顧問であり、2月に辞職に追い込まれたマイケル.フリンは弁護士を通して、イミュニティ条件(議会が彼を告訴しないことを公約する)を引き換えに、ほぼ全ての出来事を証言すると昨日公表したが、今日上院情報委員会はその条件の受け入れを拒否した。

トランプ移行チームの一人であったカリフォルニア州米国共和党下院議員デビン. ヌニェズは2月、トランプ陣営とロシアとの繋がりを調査するため設置された下院情報委員会の委員長として下院議長のポール.ライアンに指名された。彼は軍隊及び情報関係の経験は全くない。彼は頻繁に調査の必要性を否定し「現時点では何もない」と繰り返し報告していた。また、議会及び一般国民がトランプ氏に納税申告書の開示を求めていることに対して、その必要性を否定し、フリンがロシアの外交官と接触があったことで2月13日に解雇された後も、彼を調査する必要はないと主張していた。証拠を発見するための調査を推進することより、むしろトランプ大統領を擁護している態度が疑われ始めた矢先の3月22日、事実その動きがあったことが判明した。

ヌニェズは21日夕方、正体不明の人物から電話を受け「トランプと彼のチームとの間のコミュニケーションについて情報当局が偶然ある情報を収集した」と述べた。しかし彼は委員長として、その情報源及びどのような情報であるかを最初に彼の下院情報委員会のメンバーに報告するべきであったが、最初にホワイトハウスに行き、トランプ氏に情報を伝えた後、ホワイトハウスの外側で待っていた記者団に報告する異常な行動を展開した。完全に無視された委員会副委員長であるカリフォルニア州米国民主党下院議員アダム.シフ及び他の民主党委員会メンバーは、ヌニェズ委員長が調査を先導せず、トランプ氏を擁護している行動を取っているため、もはや下院情報委員会の調査を遂行することは困難な状況になっているとして、ヌニェズを批判した。民主党委員会関係者はヌニェズが委員長を辞退するか、または独立した機関に調査を要請することを求めている。シフは詳細を語っていないが、トランプを勝利させるため、ロシアとトランプ陣営との間に共謀があったかどうかを調査している経過で「状況証拠以上のものがある」と語り、独立した真剣な調査が必要であると主張した。

しかし、ヌニェズに情報を提供した人物はホワイトハウス内の2人の職員であることを最初にニューヨーク.タイムスが30日報告した。一人は国家安全保障理事会の諜報担当上級ディレクターで30歳のエズラ.コーエン.ワトニック、別の一人はホワイトハウス弁護士事務所の国家安全保障問題に取り組む弁護士であり、以前ヌニェズの弁護士であったマイケル.エリスである。「いずれも法律違反として非難されていないが、彼らは情報を使ってトランプ政権の政治的目標を推進しようとした」と見られている。コーエンは元国防情報局の役員であり、トランプ移行チームに所属し、元国家安全保障顧問のマイケル.フリンを通して、ホワイトハウスの職員になった人物である。コーエンはフリンの後継者となったH.Rマクマスターから3月解雇される危機に直面したが、ジャレッド.クシュナー及びトランプの戦略主任であるスティーブン.バノンの介入後に「生き残った」ため、トランプ氏がオバマ前大統領にトランプ.タワーをワイヤータッピング(盗聴)されたと主張し、論争的になっていた頃、その盗聴に関する「証拠を収集し正当化する」ため、外国人職員の傍受が詳述された機密情報報告書の検討を開始した。また、盗聴に関する情報の報告が米国スパイ機関でどのくらい共有されているかを見直すことも彼の別の目的であった。コーエンはその後、国家安全保障理事会(NSC)に警告し、NSCの拠点があるアイゼンハワー.エグゼクティブ局が所在するビルの4階で報告書を検討していた。ヌニェズは、21日ホワイトハウスの地面で秘密の人物と会い、彼が入手した情報はロシアとは関係ないと翌日議会での記者会見で報告した後、ホワイトハウスに戻りトランプ氏に報告した。アダム.シフは昨日「資料の源を隠すように企画されているのであれば、それはホワイトハウスが何をしているのかについて深遠な疑問を提起している」と述べたが、その後ヌニェズが見た同じ資料を検討するための招待を受け入れたと報告した。

この混沌たる状況下で、28日上院情報委員会の委員長でノース.キャロライナ州共和党上院議員リチャード.バー及び彼のパートナー であるバージニア州民主党上院議員マーク.ウォーナー両氏は29日の記者会見で30日最初の公聴会を開催するにあたり、上院情報委員会は下院情報委員会に見られたような党派的行動を避け、超党派の調査に努力すると公約した。また、この委員会は、2016年の選挙で紙一重の接戦地であったウィスコンシンやペンシルベニア州などでヒラリー.クリントンに対する虚偽ニュースの報道が促進された証拠があるかどうかも調査すると述べている。フリン、クシュナー、キャンペーン最初の議長であったポール.マナフォート、その他のトランプ陣営の関係者に公聴会を通して質問する予定であり、上院議会複数のメンバーは、トランプ氏の財務的絡みを探るため、クシュナーに対してはロシア銀行との関連性が特に調査の対象になると予測している。更に、公聴会に召喚されている人物は調査対象者だけでなく、オバマ政権下で司法省の副長官であり、移行期間に長官代理を勤めたサリー.エイツなど、調査に協力する情報当局関係者も含まれている。ホワイトハウスはエイツの証言を阻止する動きがあると報告された後、当局はこれを否定した。

トランプ氏の義子息クシュナーは、ウクライナの侵略後西洋諸国からの制裁に課されているロシア銀行の幹部と昨年12月に会ったことが報告された。そのロシア銀行は VERの略字で呼ばれるロシア政府所有のモスクワに本拠を構える銀行である。なぜ、クシュナーはロシア政府関連銀行の幹部と会う必要があったのかとの疑惑が提起されているため、議会委員会の公聴会で証言することを要請された。彼は証言に同意したことが28日に判明したが、彼の公聴会の日程は現在不明である。加えて、一部のメディアはフリンの弁護士の書類を入手し、その弁護士は「フリンは確かに語る話がある」と述べたことを伝えている。フリンには多数の情報があることを示唆した。個人的にイミュニティ条件を交換に証言することを要請したが、今日上院委員会はその要請を拒否した。NBCニュースによると、委員会はまだ「広範に暫定的」であるためイミュニティは「現時点ではテーブル上にありません」と拒否した。フリンには証言の命令を拒否する権利はないが、弁護士の公的発言及び書類の公開はフリンが公的に証言することに積極的である印象を与えた。

結論として、下院情報委員会の委員長であるヌニェズはトランプ氏の移行チームの一人であるため、FBIの調査対象になった人物である。彼はトランプ氏を保護している印象を与えていることに加えて、公聴会スケジュールを全てキャンセルしているため、現在調査委員会の機能は停止している。一方、昨日から開催された上院情報委員会は、下院の調査とは無関係に孤立した調査を進めることを公約した。米国上院共和党議員ジョン.マケインは3月12日「このムカデからもっと沢山の靴が落ちます」と現状を沢山の脚を持つムカデに比喩し、トランプとロシアの結びつきについて、更に新たな情報の公開があることを予言した。調査機能を備えた複数の主流メディアによって、次から次に新たな情報が報告されている事実があるため、更にもっと様々な新情報が暴露される可能性がある。

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