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今年最も目立っている社会的現象は反ユダヤ主義であり、ユダヤ人地域社会は記録的な暴力に直面している。約1年前、ケンタッキー州でのドナルド.トランプ氏の集会で、トランプ氏の支持者に殴られた抗議活動家は訴訟を提起した。昨日、同州の裁判官はトランプ政権の弁護士に対して、この訴訟棄却の要請を拒否した。トランプ氏の言葉は暴力を誘発すると言われているが、その様な大統領の誕生と新たな形態の反ユダヤ主義の台頭は無関係ではないようである。なぜ今、反ユダヤ主義が台頭しているのか?

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多数のユダヤ人地域社会センター(JCC)の墓地は ナチス.ドイツの国章(卍)を塗装または墓石を倒すなどの破壊行為が次から次に報告された。4月1日のニューヨーク.タイムス(NYT)によると、しばらくJCCに対する爆破の脅しが続いていたが、3月23日十代の男性が逮捕された。また、シナゴーグと呼ばれるユダヤ教の全米の会堂は今年3ヶ月間で 、少なくとも4つが爆破された。また同じ期間、破壊行為、死の脅し、侵入を含めてシナゴーグに対する暴力は合計35箇所で発生した。これは2016年の同時期の19件より遥かに多い。ニューヨーク市で黒人の男性が白人至上主義者に殺害される事件が発生した。先週バージニア州のパキスタン系の家族、及びオレゴン州のイラン系難民の家は破損により外観を損なう被害を受けた事件が報告された。2月カンザスのあるバーで、白人男性は二人の男性に対して、彼らがこの国に非合法で入国したかどうかを知る必要があると迫り、拳銃で脅し、その一人を殺害した。3月ワシントン州でマスクを被った男性はシーク教徒に発砲し、彼の国に帰れと繰り返し脅したと報告された。NYTは「トランプ氏のアメリカで様々な人種偏見が絡み合い、反ユダヤ主義」が到来していると指摘した。 反ユダヤ主義の暴力が増えているため、爆破の脅しに対して、速やかに行動を取るようトランプ政権に送る手紙に100人全ての上院議員は先日署名した。

昨年11月トランプ氏大統領選の勝利直後から、人種差別による暴力が増加している異様な社会現象が報告されている。その傾向は今年も目立ち、特に反ユダヤ主義の暴力が記録的に増えている。南部貧困法律センター(SPLC)によると、ホワイトハウスで最も影響力のある政策戦略家のステーブン.バノンは現在もトランプ氏の情報源の一つである オンライン.ニュースのブライトバートの元CEOであり、そのサイトのコメントの言葉と最も攻撃的で極右過激派のオンラインを比較すると、例えば少数民族に対する暴力を提唱するツィッター.ユーザーが使用する言語は「公然と親ナチス」である。3年間バノン下で益々類似性がある明確な傾向があるという。バノンは2016年8月中旬トランプ.キャンペーンに参加するためブライトバートを辞職したが、編集上の焦点は彼が設定した状態が維持されている。SPLCは幾つかの主要メディアの記事を引用し、バノンは「反ユダヤ主義の感情を含めて、アルト.ライト運動の白人ナショナリストに特有の言語を益々反映するコメントを養成している」と述べている。

全米のJCCに対する爆弾の脅しは1月中26州で48回及びカナダ地方の1領域で約60回の爆弾脅威があったとJCCは報告した。白人至上主義グループのK .K. K、白人国家主義 、反イスラム教徒、反ユダヤ主義などほぼ全てのグループはトランプ氏の支持者であることを表明している。これらのグループはトランプ氏が彼らを代表する大統領であると思っている傾向がある。それを行動で表明した人物は、トランプ氏の勝利後に台頭したナチス.スタイル及び反ユダヤ主義をアピールする白人ナショナリスト運動のリーダーであるリチャード.スペンサーである。JCCで反ユダヤ主義による破壊行為や脅迫が増えている要因はトランプ氏が無言であることも一因である。事実、複数の記者は政府がどのように対処するべきかと聞いたが、トランプ氏は返答せず「私は最も反ユダヤ主義ではない人間である」と答え、306人の選挙人数を獲得したと話題を変えるなど、関心を示さない印象を与えた。夫のジャレッド.クシュナーがユダヤ人であることからユダヤ教に改心したと言われているイバンカ.トランプは、その後「アメリカは宗教的寛容の原則に基づいて築かれた国であり、私たちは礼拝堂と宗教施設を守る必要があります」とツイートでのメッセージを送った。

トランプ氏の言葉を選択しない発言にも一部責任があると言われている。2016年3月同州ルイビルでのキャンペーン集会で、トランプ氏は抗議者に対して論争的な表現があったことが注目された。4月2日のワシントン.ポストによると、その集会では「彼らをここから追い出せ」と繰り返し言ったと抗議者は述べている。また、抗議者はトランプ一部の支持者に強引に押し出され、殴られたと証言した。トランプ氏の弁護士は「彼は支持者に暴力を強制したつもりはないと議論し、言論の自由を根拠に訴訟を棄却することを求めた」が、ケンタッキー州の連邦判事デビットJ.ヘイルは「暴力を誘発する発言は憲法修正第一条によって保護されていない」ため抗議者の傷害はトランプの言葉の「直接的かつ近似的な結果」であると指摘し、多くの証拠があると判定した。ヘイル判事は、抗議者に対して暴力を誘発するようなトランプ氏に対する訴訟の棄却を要請する彼の弁護士の努力に対抗した。

ヘイル判事は2014年12月バラク.オバマ大統領にケンタッキー州西部地区連邦地方裁判所に指名された民主党判事であるが、ケンタッキー州ルイビルの抗議者に対する激しい暴力行為において、トランプを非難する訴訟の棄却を求めたトランプ側の弁護士の要請を2017年4月1日公式に却下した。反ユダヤ主義の台頭は最近の新たな人種差別の形態であるが、グローバル的な宗教の根の深さも反映している。ユダヤ人に対する毛嫌いは、銀行、メディア、ハリウッドの成功者は全てユダヤ人で占領されているとの誤認識に基づく嫉妬と偏見が要因である。現在の脅威的な反ユダヤ主義は過去の時代の風潮と異なっている。米国の反ユダヤ主義は経済大恐慌と世界大戦において最も緊迫感と不安に陥っていた1940年代にピークに達した。先月末から米国の風潮に危機感を募らせている学生達は全米各地の大学で、パレスチナ占領とイスラエルの「アパルトヘイト政権」を含む全ての形態の人種差別を公式に非難することをトランプ政権に対して求める運動を展開している。

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