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シリアで違法の化学兵器が利用され、多数の子供を含む市民が死亡した事件を受けて、トランプ大統領は即時に対応した。昨日、トランプ政権は軍事行使を考慮していると伝えられたが、昨夜、多数の巡航ミサイルが発射された数時間後にトランプ氏が認可したと報告された。東部時間午後11時頃、トランプ氏はフロリダ州にある彼のリゾート.ホテルに中国の大統領夫妻を招待している最中、非常に短いスピーチを行い、ミサイル発射を命令したと報告した。シリアの内戦中、初めて直接的且つ決定的な報復を行使したトランプ政権に対して、中国やロシアは即時反応している。この軍事行動には幾つかの重要な疑問が残ることを示唆している。

7日のロイターによると、59のトマホーク巡航ミサイル(下図)が地中海にある米軍基地から東部時間午後9時前、シリアの空軍基地をターゲットにして発射された。トランプ大統領の複数の顧問はシリアの大統領バシャール.アサドが背後にいるとアドバイスしたため、トランプ氏は報復のオプション.リストを提供するよう要請していた。トランプ氏の軍事顧問は、化学攻撃を開始するためシリア空軍基地が使われていること、及び彼らはそれを実行したSukhoi-22ジェットを追跡したことを知っていたと語った。また、6日午後遅くまで、米国合同参謀本部のメンバーはペンタゴンで軍事攻撃の計画を確定するための会合を開いた。トランプ氏は昨夜マー.ア.ラゴで中国の大統領習近平との首脳会談を行った。7日のワシントン.ポスト(WP)によると、習近平は北朝鮮の核兵器計画の干渉、将来の米中貿易に関する交渉、南シナ海及び台湾の問題など多数の課題について論議するため訪米している。両氏は握手しながら写真を撮り「友情を宣言」し笑顔を浮かべた。トランプ氏の「存在が完全に影を落としている」時、主要な外交政策のコースを変え、突然議会の承認を得ることなく、早急な軍事行動を遂行したが、それが「人気を得ることにはならない」と言われている。しかし、インタビューに応じている複数の共和党議員はトランプ氏の決定を支持しているようである。

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トランプ氏は昨夜東部時間午後11時頃、マー.ア.ラゴで短いスピーチを行い、ミサイル発射の選択は化学兵器を利用したアサド政権に対する処罰であるとし「重要な国家安全保障の利益」のためであると表明した。また「全ての文明国は、シリアでの殺戮及び流血を終えることを求めている我々に参加することを要求する」と語った。中国大統領の訪米は絶妙なタイミングである。なぜなら、米国は中国に対して北朝鮮の核兵器の野望を抑制することを望んでいる為、北朝鮮の核の脅威に対して中国が何もしない場合、米国は行動に出る可能性があることを示唆している。シリアで内戦が続いている6年間で米国は初めて、直接的且つ決定的な行動を取ったが、WPによると、中国は米軍がシリアで一方的行動を取ることを望んでいない。北京は長い間、多国間のアプローチを望んでいるが、残酷な長期的戦争中、国連安全保障理事会のシリア決議に対する拒否権をロシアと共に繰り返し使用した。その例には、2016年12月、シリアの都市アレッポでの7日間の休戦計画、及び化学兵器の使用に対する制裁措置の要請が含まれている。中国外務省の広報官ホア.チュンディングは、7日の記者会見で、中国が「政治的解決」を支持し、シリアが更に悪化する状況を防ぐことが緊急であると述べた。

トランプ氏の報復行為は彼の意思に反して、ロシア大統領ウラジミール.プーチンとの関係にも影を落とす結果になると予測されている。7日のニューヨーク.タイムスによると「クレムリンはトランプの軍事行使を非難し、ロシア軍は偶発的な紛争を避けるため考案された航空作戦の情報共有に関する合意を延期する」と述べた。トランプ政権当局はロシアに対し、アメリカの反応を早めたシリアの民間人に対する化学兵器攻撃の責任を負うことを提案している時、プーチン大統領の事務所はシリアに対するミサイル攻撃がロシアとアメリカの関係に「重大な打撃」を与えたとコメントした。ミサイル攻撃はロシアとアメリカ軍の近接作戦に潜在的な危険性があることを示し、アメリカの軍事計画家は直接紛争を回避するため行動した。アサド政権支援のため配備された100人未満のロシア軍は、米軍が標的にしたシリア空軍基地に駐留していたと考えられていた。米国関係者は、現地に駐留していたロシア軍は、巡航ミサイルが発射されることを事前に60〜90分前に知らされたが、シェルターに避難または逃げるべきかアドバイスされなかったと述べた。しかし、シリアの化学兵器所持に関する疑問は明白になった。2013年、オバマ前大統領が軍事行動を取る前に、ロシアはシリアの化学兵器を除去すると公約したが、昨夜国務長官レックス.ティラーソンは「明らかに、その公約を達成する責任を果たしていなかったようである」と述べた。彼は「ロシアは共謀しているか、またはロシアはその合意が終わった時点で、その公約を達成するには無能であった」と述べた。

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今日、シリアではこのミサイル攻撃によって4人の子供を含めて合計9人の市民が死亡したと報告されている。化学兵器が使用された4日悲痛な表情の男性が車内で抱いていた双子の幼児は死亡したことが地元のニュースの画像を通して報道された。この男性は妻もサリンガスで死亡し、子供達を埋葬するため墓地に向かう途中であった。墓前で泣き崩れているその男性は、生後9か月の双子と妻を奪われた底深い悲しみを描写している。その姿を見た時、言葉にならない心境に迫られた。このような残酷な行動を取る指導者は許せないが、これに対するトランプ氏が命令したミサイル発射で、更に幼い子供4人を殺す結果になった報復行為をどのように正当化できるだろうか? これは将来、化学兵器を撲滅するためのメッセージなのか?又は米国は行動に出ることを世界に示す強力な合図なのか? アサドの運命を変える結果になるのだろうか? 議会の承認を得ない行政の一方的決定は、万一の場合、どのように正当化できるのか? シリアに駐留する米軍兵士が危険に晒される要素にはならないだろうか?国連大使ニキ.ヘイリーは今日、米国は昨夜「非常措置を講じたが、更に準備を進めている。それが必要ではないことを願っている」と述べが、これは何を意味しているのか?など様々な疑問が残る。

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