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ホワイトハウスの戦略家であるスティーブン.バノンは、トランプ大統領が就任した時から大統領の周辺で最も影響力のある人物であると言われていた。しかし、現在も最も多数の任務を背負い、トランプ氏の内側で目立ってきた人物はトランプ氏の義子息36歳のジャレッド.クシュナーである。実質的には彼が大統領の役目を果たしているように見られている重要な存在になっている。トランプ氏は、 5日国家安全保障理事会(NSC)閣僚レベルの座席からバノンを除去した。先月下旬、ホワイトハウス(WH)に移動したイバンカも父をアドバイスする役目を担うと報告された。トランプ氏のお気に入りはクシュナーとイバンカであるが、特にクシュナーとバノンは頻繁に衝突しているため、彼の頭痛の種であると言われている。そのような状況下で、バノンは辞職するとの噂があり、トランプ氏はWH内の人事整理を考慮していると言われていた。昨日両氏はお互いの相違を乗り越える努力をする事に合意したが、WH の「内戦」が終わるかどうか不明である。

WHで最も多数の任務を抱え、大統領より多忙な印象を与えている人物はクシュナーである。彼は3日から数日間、非公式にイラクを訪問した。中東諸国の海兵隊将軍及び合同参謀本部長のジョセフ.ダンフォードは大統領の上級顧問であるクシュナー及び国土安全保障省の対テロリズムのアシスタントであるトーマス.ボッサートを伴い、イラクの指導者及び米国上級顧問に会い、イラクとシリアでのイスラム国家との戦いについて最新情報を得るため米軍に会った。これはボッサート及びクシュナーにとって、初めてのイラク訪問であるが、大統領を代表しての訪問であると伝えられた。クシュナーは政府関係の経験及び知識はないが、トランプ政権の中東和平の使者としての役割も担っている。加えて、彼は上級顧問及び外交官としての役目も担っている。例えば、国境に壁を建設する政策にあたり、メキシコ外務大臣との交渉も行っている。また、アメリカ.イノベーション.ホワイトハウス局の責任者でもあり、トランプ氏の右腕として、ほぼ全ての政策課題のアドバイスを行っている。1月トランプ氏の顧問としてWHに入った時、彼は大統領首席補佐官ラインス.プリーバス及び政策戦略家のバノンと密接な連携を取りながら、トランプを援助する立場であった。クシュナーが台頭している最近、トランプ氏はプリーバス及びバノンを解雇することを考慮しているとの噂もある。

8日のCNNによると、クシュナーの台頭は大統領及びその周辺からバノンを更に分離している。匿名の情報筋は、5日NSCからバノンが除去された背景にはクシュナー台頭の「唯一の兆候」があると語った。WHの国家安全保障顧問であるH.Rマクマスターは、バノンをNSCから取り除く方法を探すため数週間努力してきたが、最終的にそれが実現した背景にはクシュナーの影響があったからである。その匿名者によると、WHでの「バノンの立場が危険に晒されていることは明らかである」と述べた。トランプの腹心は「バノンは間もなく居なくなるでしょう」と予測した。WHのスポークスマンは、バノンが辞職するかもしれないとの憶測及び噂を否定したが、最近バノンと話をした人物によると、バノンは「トランプの彼の家族に対する強い忠誠心を考えれば、クシュナー、トランプの娘イバンカ、及び他の穏健派のメンバーによる「堅固に身を固めた戦いには勝利できないことを感じる」と語った。

事実、トランプ氏の義子息と娘の影響力は多大である。ニューヨーク.タイムスによると、安全保障理事会からバノンを除去した背後の人物は、先月解雇された国家安全保障顧問マイケル.フリンの後継者であるマクマスターである。バノンは、安全保障理事会の席から除去されることに抵抗し、辞職すると脅していたと言われていた。しかし、WHの関係者によると、トランプ氏の娘と義息子を含む他の顧問は医療保険と移民の課題が後退していることに不満を訴えているため、益々バノンは彼らと口論するようになり、幾つかの会合を顕しく欠席するようになったため、NSCの座席を失ってしまった。バノンはマイケル.フリンを監視する意味でNSCの席を与えられたが、複数の関係者はフリンが解雇された後、バノンが留まる必要はなくなったと述べている。

トランプ氏は、バノン及びクシュナー両氏に「この問題を解決しなさい」と警告したと言われている。8日のロイターによると、バノンとクシュナーは政策及びイデオロギーの違いによる衝突を避け「大統領のメッセージから逸脱した内戦を止め、相違を乗り越える」ことに合意した。しかし、クシュナー及びイバンカは 大統領をもっと「主流派の立場に引きいれる努力をしているが、バノンはその主流派を嫌悪している熱心なナショナリストである。バノンはステーブン.ミラーと共に、論争的なイスラム諸国7カ国から120日間の移民入国制限プログラムによる大統領令を推進した人物である。同じくクシュナーも政治的経験はないが、過去にフランクリン.ルーズベルトを称賛し、ジョンF.ケネディの写真を机に置いているほど、二人の民主党大統領を尊敬している。クシュナーは彼自身を「ユダヤ人のケネディ」と呼んでいる。2月初旬、ニューヨーク.タイムスは「生涯民主党であるクシュナー」と独立派のイバンカは「リベラルな社会サークル」とも交流があり「長い間L.G.B.Tを支持してきた」為「オバマ時代のL.G.B.T保護をスクラップする可能性がある大統領令の提案を抹殺した」と報告した。

イバンカは数ヶ月前、WHで何らかの仕事を得る可能性があるかを聞かれた時「大統領の娘」に留まると答えたが、彼女は先月「父の耳と目になる」為、非公式な役割を果たすことを表明した。共和党大統領の娘として「主流派」の観点から、父にアドバイスすると推測されているが、ビジネス志向も強く、政治の関心も高いクシュナー及びイバンカは、税制改革を含む利益相反に関連のある全ての政策に関与するべきではない。反ネポティズム法規から、大統領の家族がWHでの政治に参加することも、政治家として未経験の大統領を同じく政治的経験のない実の娘と義子息がアドバイスすることも前代未聞である。いずれにしても、社会的にはリベラル傾向のあるクシュナー及びイバンカとバノンとの間で今後も対立が続いたとしても不思議ではない。

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