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Image result for images of Gorsuch and White House on April. 10, 2017

10日東部時間午前11時頃、ホワイトハウスのローズ.ガーデンでニール.ゴーサッチは、トランプ大統領とともに米国最高裁判事の就任式を終えた。早速、今週から幾つかの判例でゴーサッチが重要な役割を果たす可能性があると予測されている。通常、官僚及び裁判官はほとんど、公聴会で両党を納得させるため穏健派の印象を与えるが、一旦承認され宣誓が終わると本質が顕れると言われている。ゴーサッチは公聴会で彼は党派的ではなく、法は人の上にあるため、法律と憲法を重視した判定に集中すると公平性をアピールした。その公言が事実であるかを知る機会は早く到来する幾つかの判例が予測されている。

ゴーサッチは予測通り、前代未聞の伝統的規定を破るニュークリア.オプションを可能にした上院議会での7日の投票で54対 45票の党派ラインで承認された。今日最高裁8人の判事、彼の家族、その他の関係者、記者らが参加した屋外での就任式で米国最高裁の新メンバーとして、アンソニー.ケネディ判事の主導により宣誓した。これにより、最高裁は約14か月前に他界したアントニン.スカリア判事の空席を埋めることで5対4の保守多数派を取り戻したことになる。彼は、元最高裁判所の法律事務を務めた経験のある最初の判事になる。49歳の彼は短いスピーチで、彼自身の印が残っている最高裁でスカリア判事のレガシーを忘れないことを誓い「私が今日受け継いだ席は、非常に偉大な男性に属していたことを忘れないでしょう。私はこの大国の憲法と法律の忠実な奉仕者として、力の限り尽くすことを約束します」と述べた。最初100日間の主な目標の一つを果たしたトランプ氏は、ゴーサッチのスピーチの前に「米国大統領の最も重要な仕事は偉大な人々を最高裁に任命することだと常に聞いていた」と述べ、これを「最初の100日で完了しました」と語った。トランプ氏は、ニュークリア.オプションを利用することを上院多数派リーダーのミッチ.マコーネルに要請していたため、彼の要望通りの措置を講じた彼に「ミッチ、ありがとう」と感謝を表明した。また、ゴーサッチ判事は「個人的な好みではなく、公平かつ客観的な法律に基づいて判例を決定するでしょう」と語った。

トランプ氏及び彼の支持者が期待する幾つかの裁判は来週から公聴会に入る予定である。恐らく、その最初の幾つかの判例はゴーサッチが最高裁を再度党派的に分裂するかまたは新鮮な新風を巻き起こすかどうか重要な役割を果たす可能性がある。10日のBBCによると、ゴーサッチが鍵を握る可能性がある6判例の幾つかは特に注目に値する。例えば ⑴ 教会と州に関する判例で来週から口頭弁論が行われるTrinity Lutheran Church of Columbia v Comer(トリニティ.ルター派教会対コマー)である。ミズーリ州のトリニティ.ルター派教会が運営する学校は、再生タイヤのゴムで遊び場を再生する州のプログラムに参加しようとした。しかし、ミズーリ州天然資源省は、州の憲法は宗教団体の資金援助を禁じていると主張し、この要請を否定した。教会を代表する自由擁護同盟は、その拒否は憲法修正第一条に違反すると主張した。この判例は最高裁での聴聞会が15ヶ月延期された状態になっている。⑵ 宗教の自由に関する判例はMasterpiece Cakeshop v Colorado Civil Rights Commission( マスターピース.ケーキ.ショップ対コロラド市民権委員会)である。宗教上の理由で同性カップルの為にウェディング.ケーキを作ることを拒否したコロラド州ベーカリー店の判例を受け入れるかどうかを今週決定する予定である。下級裁判所は.ケーキ.ショップの所有者がコロラド州の差別禁止法(CADA)に違反していると判定し、その決定はコロラド州控訴裁判所に支持された。ゴーサッチは、オバマ政権下の保健福祉省が直面したBurwell v Hobby Lobby(バーウェル対ホビィ.ロビィ)の判例で、避妊措置を提供することを雇用主に要請しているアフォーダブル.ケア.アクトは宗教上の自由を侵害しているとの判定を支持した。

銃規制の判例Peruta v San Diego(ペルタ対サンディエゴ)で、下級裁判所は憲法修正第2条のみでは、カリフォルニア州の銃所有者に人目につかない銃器を公共場所で携帯する権利を与えていないと判定した。論点は、自宅での自己防衛における銃所有権が公共の場に隠して携帯することにまで及んでいると解釈できるかどうかである。⑷ トランプ氏の大統領令は最高裁での新たな判例として追加される可能性がある。彼の最初の7か国からの旅行禁止令は廃棄されたが、二回目のイスラム教徒6か国から120日間の旅行停止を企画した大統領令はハワイ及びメリーランド州を含む他複数の州で全国に対応する一時差し止め命令を行使した為、トランプ政権は最高裁で戦うと宣言していた。⑸ メキシコ人銃射の判例であるHernandez v Mesa(ヘルナンデス対メサ)は2010年15歳の非武装のメキシコ人少年がメキシコ側の国境で論争後、米国の巡回捜査官によって射殺された。ヘルナンデスの家族は、少年の憲法上の権利を侵害したとして告訴した。最高裁判所は既にこの判決で口頭弁を聞いているが、判事たちは結論に達していない。⑹ 投票権に関する7月のNorth Carolina v North Carolina NAACP(ノース.キャロライナ州対NAACP)の判例で、第4巡回控訴裁判所の裁判官はノース.キャロライナ州の投票改正はほとんど「外科手術精度」でアフリカ系アメリカ人を標的にしていると判決した。この判決は8月に最高裁に上訴されたが、4対4で判事らの意見が分かれていた。

ゴーサッチは意見が二分したこれらの判例で決定を揺るがす可能性が高い。このトランプ氏の最初の最高裁任命による勝利を喜んでいるのは、彼の支持者である。彼の強固な支持者はトランプ氏がキャンペーンでアピールしていた「米国を優先する」政策を強く支持していたが、既に多数の支持者は彼に投票したことの後悔を表明している。更に、4日シリアが化学兵器を利用し、多数の民間人を殺害した事件を受けて、トランプ氏がミサイル攻撃を認可した後、その強固な支持者はトランプ氏が公約を破り外国の内戦に関与し、既に多大な資源を費やしたとして激怒していることが報告されている。一方、他多数の支持者は複数の裁判所が一時停止したイスラム教徒6か国からの旅行停止を命じた大統領令に対する最終的な最高裁での決着を期待している。しかし、トランプ氏も強調したように、ゴーサッチが憲法を遵守することを基本に判定する判事であるなら、複数の法律学者が既に憲法違反であると指摘しているこの移民の旅行禁止令を彼が合憲であると判定するとは信じ難い。

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