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カンザス州4地区の投票では共和党候補者が勝利した為、結局共和党は自党の席を維持した。昨夜行われたジョージア州6地区の選挙では両党合計16人が立候補を宣言していた。注目されていた民主党のジョン.オサァフ(右)は最初から他両党15人を大幅に引き離し、開票率約50%の時点で投票率60%以上を維持し、二番目に高い共和党の女性候補者キャレン.ハンドル(左)の15%を遥かに引き離していた。東部時間深夜、オサァフは投票率50%をわずかに不足した為、6月の決戦に直面した。完全な共和党州で、民主党が驚きの飛躍を見せている状況は何を意味しているだろうか? トランプ大統領さえ共和党有権者に投票を促すなど多大な努力をしたジョージア州6地区の選挙は、幾つかの理由により全国的な注目を集めている。

カンザス州4地区の12日の投票で、共和党候補者ロン.エステスは53%、民主党候補者ジェームス.トンプソンは46%であった。この地区で民主党は下院共和党議席を転覆させることに成功しなかったが、伝統的に共和党州であるこの地区で、票差はわずか7%ポイントであったことが注目に値する。2016年の大統領選ではカンザス州でトランプ約56%に対し、クリントンは 36%で圧倒的にトランプが有利であった。しかし、12日の同区の特別選挙の結果は有権者がわずか3か月で既にトランプに対する意識の変化があることを示唆している。加えて、18日投票が行われたジョージア州6地区で、東部時間午後9時半頃には民主党の候補者オサァフは55%、二番目のハンドルの16%を遥かに超過していた。しかし、開票率約90%に達した東部時間深夜 にはオサァフは48.6%、ハンドルは 19.5%であった。19日午前中のニューヨーク.タイムスの記録によると、100%開票後の投票結果は以下の通りである。公式候補者は共和党11名、民主党5人である。

候補者名 所属党 票数
ジョン.オサァフ 民主党 92,390 48.1%
キャレン.ハンドル 共和党 37,993 19.8
ボブ.グレイ 共和党 20,755 10.8
ダン.ムーディー 共和党 16,994 8.8
ジャドソン.ヒル 共和党 16,848 8.8
その他の合計 7,104 3.7

50%の獲得者が存在しない場合、最高点の二人が決勝戦に進む規定になっている。従って、オサァフは6月に開催されるハンドルとの決勝戦に直面した。ハンドル以外の他の共和党候補者に投票した共和党有権者の票はハンドルに流れる可能性がある為、現時点の数値は非常に接戦になるか又はハンドルが勝利する可能性があることを示唆している。これは今後益々注目される要因である。

加えて1978年以来、下院議会共和党が保持している歴史的傾向がある為、共和党リーダーらは必死である。18日の投票前、トランプを含む共和党は急速に人気を集めているオサァフに必死の対抗をした。18日のCBSニュースによると、トランプは共和党全国委員会が支払ったロボコールに「こんにちは、これはドナルド.トランプ大統領です。ジョージア州外の民主党では何百万ドルも費やしているリベラルな民主党は共和党議会の議席を貴方から奪い去ろうとしています。それをさせてはいけません。明日、ジョージアで議会の特別選挙があります。貴方だけが超リベラルの民主党とナンシー.ペロシのグループ、特にジョン.オサァフを止めることができます」と投票を促した。更に「貴方は明日4月18日に投票に行き、共和党に投票する必要があります。そうすることで、我々は支出を減らし、経済を軌道に乗せ、アメリカを安全に保つことができます。それは既に起こっています。明日、議会の共和党議員に投票する事で、ワシントンのリベラル派が貴方の議会議席、貴方のお金、貴方の安全を奪う事を阻止する唯一の方法があります」とのメッセージを送った。トランプは、オサァフがわずかながら50%に不足した結果を受け「役立って嬉しい」とツイートしたことが今日報告された。下院議長ポール.ライアンも多数の資金を投資し、共和党を援助したようである。

ジョージアも伝統的に共和党州であり、2012年共和党大統領候補者のミット.ロムニーはバラク.オバマを23%ポイントもリードした。しかし、2016年の大統領選ではこの地区でトランプの47%に対してクリントンは46%でほとんど差がなく、有権者の政治的意識に大きな変化が見られた。2017年4月18日の特別選挙では民主党のオサァフは共和党トップのハンドルを約28%ポイント以上引き離し、他3人のライバルをハンドルに加えてもその両氏の開きはわずか0.1%である。これは、トランプに対する支持が弱体化している証拠であり、伝統的に保守州のジョージアの選挙結果は下院共和党を脅かしていると言われている。しかし、オサァフは戦いが困難になる決勝戦を避けるために必要な50%を獲得しなかった為、巻き返しを狙っている民主党がまだ安心できる状況ではない。

6月20日の決勝戦で、オサァフの強敵になる可能性が高いハンドルはジョージア州の元司法長官であり、中絶及びプランズ.ペーレンフッズの融資、同性結婚、市民権の道を開く包括的移民法、及び幹細胞研究に反対し、 オバマケアの撤廃を支持している強固な保守派である。オサァフは議会職員の経歴はあるが、まだ30歳の捜査映画の監督であり、この地区には在住していないハンディがあったにも関わらず、50%に近い投票数を獲得した。彼は今後約二ヶ月間、ほぼ全ての政策で極端に異なるヘンデルと対戦することになるが、ネイト.シルバーHPの分析によると、世論調査と歴史的観点から50対50の接戦になる可能性がある。いずれにしても、民主党が米国下院議席を数席増やしても法案投票にはさほどの影響はないとは言えるが、カンザス及びジョージア州の特別選挙の例はトランプ大統領の人気低下現象が、有権者の政治的思考に変化をもたらし、民主党寄りになっているため2018年の議会選挙で共和党員は困難に直面する可能性があることを示唆している。つまり、民主党は再度台頭している反トランプの風潮を武器として利用することで、圧倒的に共和党多数派の下院議席を2018年に取り戻す機会として捉えている。従って、他の特別選挙を含めて、特にジョージア州6区の特別選挙は圧倒的に注目されている。

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